松阪市森林公園から道なりに下ってくると、すぐ突き当たるT字路にコンビニがある。
実はろくな地図を持たずにやってきたので、手持ちのツーリング雑誌その名もずばり『ツーリングGO!GO!』だけではイマイチ今後のルートが不安。
軽く小腹を満たしつつコンビニの地図で赤目へのルートを再確認。

行き先は名張の赤目四十八滝と決めてあったのだけど、乗船員Kが「途中で青山高原に寄って旨いカレーでランチにしよう!」と言う。
なんでもかなーり昔にこの辺りに仕事で通っていたらしい。
その仕事が終わる頃、親を連れてその辺りをドライブした時に青山高原の山頂レストランで食べたカレーがとてもおいしかったという記憶があるのだと言う。
時間もランチには調度いい頃合になりそう。

そのまま西へ向かって青山高原を目指す。
連休ということもあってか、道はけっこう混んでいる。(渋滞するほどではないが)
ちょっと国道から青山高原へ入る入り口が分かりにくい感じだが、乗船員Kの記憶のお陰で迷うことなく進入できた。
山をぐんぐん登っていくワインディングロードの途中、コーナーの手前の山肌に軽バンが止まっていて、道の反対側で二人の男性が缶ジュースを飲みながらダベッていた。
(?こんな眺めもたいして良くない所で何を見てるんだろう?)
そう不思議に思っていたら前を走っていた乗船員Kがスローダウンし、反対車線の路肩でダベッていた彼らに何か話しかけている。
緑の船も追いついて、彼らがナゼこんなところでダベッていたのかやっと分かる。
彼らの傍でバイク(スズキのガンマ?)が一台側溝に突っ込んでひっくり返っていた。
ライダーは座り込んでいる茶髪ワッフルヘアの若い男の子のようだ。
もう一人はおそらくケータイでSOSを受信、バイクとライダーを救出するために軽バンでやってきた友達なのだろうと察する。
かなりRのきつい下りコーナーを曲がりきれずに突っ込んだとみた。
メットのシールドを上げて「大丈夫?」と聞くと、二人とも「大丈夫っス」と苦笑いして答えた。
ぱっと見たところ大怪我で動けないという状態でもないらしい。
バイクを車に運ぶなら手伝おうか?とゼスチャーするともう一度「大丈夫っス」と苦笑い。
なので、こっちも安心して「気をつけれよ!」と手を振って山頂に向かった我々なのでした。
ほどなくして山頂に到着。
結構観光客が多いのね。
お弁当を広げている家族連れもそこかしこで見かける。
★【室生赤目青山国定公園『青山高原』:青山観光協会HP】
松阪市内では快晴だったが山頂からはやや霞みがかっていて、爽快な眺めとはいえなかったのが残念。(雨よりマシ、嵐よりマシと贅沢は言わないさ)

さて、山頂のレストランは調度お昼時ということもあって混んでいたが、待ち時間はなく座れた。
メニューはいろいろあったが、もちろん「カレー」。

「いっただっきまーす♪」
朝ご飯をちゃんと食べなかったのでお腹ペコペコだったのら~。
しかし、乗船員Kを見ると浮かない顔。
「なんか昔と違うような気がする…。
前は喰った瞬間に“すっげーうめぇ!!”と思ったんだけどなぁ…」(´・ω・`)ショボーン
そうしょんぼりするなよ!思い出なんてそんなもんさっ!

昼食のカレーを食べて終えてすぐに山を下っていくと、青山高原への道路の入り口付近に例の事故ったバイクを積んだ車が止まっていて友人数人がまたダベッていた。
助っ人を増やしたらしくバイクもちゃんと回収できたようだし、ライダーの青年も無事そうだったのでヨカッタよ^^;。(あまりムチャすんなよ!)
ちなみに『ツーリングGO!GO!』はこんな↓雑誌。
![]() | ツーリング GO ! GO ! (ゴーゴー) 2007年 06月号 [雑誌] (2007/04/19) 三栄書房 *詳細を見る |
![]() | 0円マップ北海道 ’07-’08 (2007/04) 三栄書房 *詳細を見る |
![]() | 0円マップ九州 (2007/03) 三栄書房 *詳細を見る |
読者からも「このマンネリ雑誌め」と揶揄されたりしているらしいですが、ライダーたちの口コミ情報がなかなか侮れないのでずるずる読みつづける愛読者も多い(笑)。
ちなみに緑の船は初めてのロングツーリング(といっても約2週間程度)は北海道で、ツーリング用に持っていった地図がその年の『北海道0円マップ』特集号1冊だけ。
ちゃんとした北海道ツーリング地図(昭文社:ツーリングマップル)もありますが「重い」というだけで『0円マップ』をチョイス。
でもお役立ち情報が満載で初めての土地でもけっこうなんとかなりましたよ^^。
あ~、北海道ツーリングにまた行きたくなってきた~。