かなり前にごうぎんの建物(山陰合同銀行松江北支店:旧八束銀行本店)について取り上げた時、本店の方の建物にはとんと興味が…と書いた。
=過去記事参照=
★【松江旅情16 山陰合同銀行】
★【山陰合同銀行本店】
しかし新しいビル社屋を建てただけではなく、ちゃんと本店の旧社屋も残っていたようだ。わーい♪

何が好きって、やはりこの窓の装飾格子だ。
たぶんこれだってもともと基本は防犯のための鉄格子だろうけども、そこをこう唐草風に装飾してあるその無駄の使い方が好き♪

宍道湖の傍に建つ大きな新ビルの裏にあったので、始めはその新ビルに気を取られ気がつかずに通り過ぎてしまっていた。
で、ふと気がついて、「あったんか!? 旧本店!」と声に出してしまった。
旧本店とはいえ完全閉鎖していたわけでもなく、ちゃんと利用されているようだった。
ちょっとほっとした。

当たり前の大きな近代的ビルに挟まれていて何度も通り過ぎていながら、ほとんど最終日に気がついたこのステキ建築は【旧しまね信用金庫本店】昭和元年(1926年)築。
両側にあった生保会社などの大きなビルに挟まれていたためか、はたまたあまりに近くを通りすがっていたせいか全く視界に入ってこなかった建物。
★【現存する全国の主な銀行建築】
★【島根建築図鑑】
★【松江市街】
うぉおおおおおぉう!! ステキ建築の宝庫!!
ある日、道の向かい側の歩道を歩いていて急に目に飛び込んできたのだった。
正面の2階にあるエアコンの室外機が泣かせるけど…。
旧本店ということは…今は使われていないのだろうか?
そう言えばこの時も正面玄関のシャッターは降りている。
それとも今まで気がつかなかっただけ?
駅極近という立地を活かしてもっと何かに使えないものかなぁ…。