松江駅から大通りを左手(東)に進むと「寺町」「和多見町」という一帯があった。

どうやらそこは松江城開府以前から寺院が立ち並んでいたという古い土地らしい。
江戸に入り初代城主堀尾吉晴公(*出雲松江藩第3代藩主)によって10ヶ所以上の寺院が富由(広瀬町)から移行され、石屋、古道具屋、土産物屋などが建ち並び、にぎやかな門前町として栄えていたそうだ。
(看板「寺町の由来」より)

しかし、通りを少し歩いてみたが、個人的にはあまりピンとくるものがなかたというのが正直な感想。
寺院が多いというだけで、イマイチそそる風情がない。
んー、しっかり散策してなかったからかなぁ…。
というか、緑の船は喫茶天国からやって来たせいか、ちょっと歩いて喫茶店が見つからないと「なにゃ、シケた町やなぁ!」と感じてしまうのだった。
対しまして、こちらはカラコロ工房のすぐ近くにあった夜10時まで開いていた喫茶店【珈琲館 京店店】。
「コーヒー」じゃなくて「珈琲」という字が似合うカフェだ。

ちょっと天気のせいで陰気に写ってしまったが、夜になると誘蛾灯に誘われる蛾のようにふらふら~っと寄ってしまいたくなるような佇まいのお店であった。
=珈琲館 京店店=
所在地:松江市末次町本町1
定休日:無休
営業時間:8:00~22:00
正直、こんな田舎で年中無休のしかも夜10時まで開いている珈琲屋(しかもかなりステキな)があるとは!!!とびっくりしてた。(失礼!)
我が喫茶天国でもあまりそんな店はないというのに…っく!
ここの前を通った時にいつもふわっと珈琲のいい香りが漂っていたのを思い出す。
だからという訳ではないが(城下町と門前町の違いとも違うのだが)、個人的にはどうも城下町の界隈の方が好きらしい。


あ、この頃なまだ沈丁花が咲いている季節だったんだっけ。
沈丁花の香りも大好き。