「ん?」

「なんですか、これ?」

「花より…

食べてみたら、…まごうことなくチョコレート。
「う、うーむ。
チョコレートまんとかカスタードまんってのがあるんだからその揚げチョコレート版だと思えば…んがっぐっくっ!」
この後速攻でうどんを食べる緑の船。
寿司ネタにこのチョコレートを使うヤツらの感覚は当分理解できないだろう…。
ソメイヨシノが旺盛に花を咲かせるのは樹齢20~50年くらいまでなのだそうだ。
50年以降は手入れをしていかないと花盛も衰えていく。
100年咲きつづける桜は本当に珍しいと言う。
どこかにあったように、桜と人の人生は似ている。
そういうところにも、日本人は桜に惹かれるのかもしれない。

ここの樹齢もかなりいっているようだ。
今旺盛な桜並木も長期にわたって手入れをし若木なども育成していかないと、50年後には消えてしまうのだという。

この花は、他の木とちょっと花の感じが違った。
花の色が微妙に淡白で、で、なんかほのかにいい香り。
若い桜木なのかな。
世代交代も必要なところは本当に人の社会に似ているかもしれない。
ところで桜の写真の写り方と目で見た印象の違いは、単に人間の脳内補完視力のせいというだけではなかったようだ。
「第16回 桜の花びらが、はらはらと散る理由。」
桜の花は、短い開花期間に出来るだけ多くの昆虫を呼び寄せるために、花びらに紫外線を反射させてキラキラと光らせているのです。(略)
じつはこの紫外線の光域は、一般的に「不可視光域」と呼ばれ、昆虫たちにはそのキラキラした感じがより明確なかたちで見えているようなのですが、ぼくたち人間にとっては視覚的に認識することが出来ません。
しかし、どうやらぼくたち人間もそれらを“感じる”ことは出来ているようです。(略)
現在のカメラやレンズ、フイルム、今ではCCD(デジタルカメラの記憶媒体)といった写真装置は、人間が視覚認識できる光域のデータをもとに開発されています。
そのため、一般的なカメラでは紫外線は写真に写りません。
なので、桜を撮っても「あれっ、なんか違うなぁ?」ということになってしまうのですね。
★【ほぼ日刊イトイ新聞:写真がもっと好きになる。菅原一剛の写真ワークショップ】2006年3月31日記事より
へぇ~! なんだか納得。
この記事ではそのデジカメでも桜のキラキラを写し撮る秘策を公開しています。
その秘策とは…京都の桜の専門家で桜守でもある第16代佐野藤右衛門氏の言葉がヒントです。
「桜は、朝しかもの言わへんのや」

お、春だねぇ♪