航海記 ♪歌いながら行くがいい♪
私の船は、時々歌いながら旅に出る。
エレカシ35 vol.1〜 届け! 〜



たまたまエレカシ25周年記念コンサートのたまアリでのライブ映像をチラリ垣間見て、(このコンサートに行けたエビバデ達、いいな〜)と思っていた数年前。その「エレカシ25」のコンサートから早10年(ファッ、もう10年!?)。

「エレカシ35」に、間に合った!追いついた!夢みたいぞw



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そして石くん、君はどうしてそう七変化なのだ…w
51枚目シングル「yes.I.do」の発表時(昨年12月頃)はまだ渋い様子なのに(※写真上)、
3/11(土) 放送のTV出演(ミュージックフェア)の時はもう謎の姫カットだw(※写真下)
そしてこの時4人で合計224歳の超重量級バンドなのです!(=@56歳×4)
※4月現在ではトミと成ちゃんが誕生日を迎え57歳となり+2歳増しの226歳バンドにw



エビバデさんが待ちに待ったと言う、エレカシファン待望の新作(51枚目シングル!大事な事なので2回目w)が満を持して4年9か月振りに発売されておるのです〜!(´∀`σ)σyes. I. do〜㊗️!

○「yes. I. do」
○作詞、作曲:宮本浩次
エレファントカシマシ、51枚目シングル

2023年(令和5年)2月17日(金)先行配信
2023年(令和5年)3月8日(水)発売

<収録楽曲>
 1. yes. I. do
 2. It’s only lonely crazy days
 3. yes. I. do (Instrumental)
 4. It’s only lonely crazy days (Instrumental)

★【カップリングも含めて必聴!エレファントカシマシ「yes. I. do」2023年03月08日発売】「rockin'on」webサイト、2023(R5)03.07 08:00配信記事参照〜
(『ROCKIN'ON JAPAN』4月号より抜粋)




この曲は映画『シャイロックの子供たち』の主題歌でもあり、映画公開日と同時配信となっていて映画館でも聴くことができ、エビバデ達(エレカシファン)の多くが映画館へ足を運んだ様です。
私はソロミヤジからコンサートに行く様になって、この数年の間に日本全国縦横無尽ツアー、代々木での縦横無尽完結編(※ミヤジ56歳のon birthday🎂に!)、そしてあのロマンスの夜(配信もw)と自分でもびっくりな参戦率なのですが、やはりソロ「宮本浩次」とバンドとしての「エレファントカシマシ」はまたファン層が違うと言う事なのか、この4年9ヶ月振りのバンドの新曲と言うのはバンドのファンにとって格別な重みがあった様です。だってもう約5年待ってた訳ですから!(その間に恒例の新春と野音のライブはありましたけど)

例えがアレですけど、「ちょっと旅に出てくる」と出かけてしまい、いつ戻るのかも分からない彼氏を5年も待ってられます?そうして旅のお土産を手にその彼氏が戻ってきたとして、ただ待っていただけの自分が5年前と同じ気持ちで「おかえり!」と言えるだろうか。私だったらとっても複雑。。。ふらっと旅に出た彼氏は浮世小路で別の世界(もしくはもっと魅力的な女)に魅せられてもう戻ってこない可能性だってあり得たのですよ。(ええ、妄想は自由ですw)

そしてこれは個人的解釈と無駄に長い愛を綴る「ミヤジの沼渡り、その32」です。




★【主題歌はエレファントカシマシ「yes. I. do」!宮本浩次、阿部サダヲ、本木克英監督からコメント到着!2022(R4)12.09記事参照〜

『シャイロックの子供たち』の"主題歌"を作るにあたり、わたしはまず2回この映画を観ました。人間の心を善とか悪とかではないものを基準として描いた“こころの日記”のような作品で観た後に、わたしの心はずいぶん軽くなりました。
「ああ、俺たちは別に立派でも何でもないけれど、折にふれそんな自分を感じられるストレイトな感情を持っている。」

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「シャイロックの子供たち」公式サイトより
(※エレカシは主題歌にて参加)


そしてわたしもいい曲とか、悪い曲とか、そんなところじゃあなくてこころのままに、ストレイトに曲を作りあげることを心がけ、そしてこの「yes. I. do 」はこれを形にする事に成功したのではないか、と自負しています。

久しぶりに鳴らすエレファントカシマシのサウンドがこの映画と共にあることが誇りです。

この映画を観た人たちの心に、作品の持つリアリティや俳優陣の凄みのある、素晴らしい演技を邪魔することなく、この「yes. I. do 」が溶け込んでくれたなら、今はそんな楽しい夢想の日々です。

○宮本浩次(エレファントカシマシ)

※恐らく、コメントはまんまミヤジの書いたものなのではと推察。



でも、旅に出ていたミヤジは、バンド「エレファントカシマシ」の音に帰ってきた。それが4年9ヶ月振りのこの新曲なのです!


新参エビバデの私は、新曲の聴ける映画を観に行こうかどうしようかと逡巡し、最新のシングル「yes. I. do 」は映画の主題歌なのだけど、何の先入観もない真っ新な気持ちで聴きたいかなぁとも思いつつ、でもミヤジが映画を思って作った曲なのだし…とか。曲そのものはもう発売され、YouTubeで動画(MVではない)も配信されており、聴こうと思えばいつでも聴けるんだけどもしばらく触れないでいたの。映画予告とかでちらっとは耳にしてはいたけれど、でも…新曲のフルver.のファーストコンタクトはやはりコンサート会場で!ライブでステージからのまさに今の、リアルで等身大のバンドとしてのエレカシの音を浴びたいかも!とか考えちゃって。(無駄に迷いすぎw)

ああ、これはもうエレカシ35周年記念のコンサートで聴こう!
(と、無駄に悩んだ挙句に結論したw)



★【アリーナツアー「35th ANNIVERSARY TOUR 2023 YES. I. DO」 大阪公演 立見チケット先着受付のお知らせエレカシオフィシャルサイト 2023(R5).04.13のnews記事より参照〜
今ツアーは横浜2DAYS、東京3DAYS、名古屋2DAYSと開催され、そして大阪2DAYSでは、あの思い出の大阪城ホール(※縦横無尽ツアーで初ミヤジをめっちゃいい席で堪能した!)でファイナルとなるエレカシ35周年記念コンサートがいよいよ来週…いや今週…いやもう明日からやん!4/22(土)、4/23(日)(≧∇≦ギャー♪)に行われるのです。大阪城ホールは両日とも指定席は完売しており、つい先週立見席が追加販売となっておりました。ええ、行きますけどw

★【大阪城ホール:アクセス】大阪市中央区大阪城3番1号



エレファントカシマシ35周年記念ツアー
YES . I . DO
大阪城ホール 4/22(土) 4/23(日)いよいよファイナル!

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待ってろよ、大阪城ホール〜ヽ(≧∀≦)ノヨホホーイ





そして、少しばかり時を遡り。。。



ふとこの4月号を手に取ったのはまだ3月も中ば、ちらっとだけ見て閉じる。

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 ★【「音楽と人」2023年(令和5年)4月号
 うっかりジャケ買いならぬ「エレカシ」の文字買いw
 おっきいaikoさんの下の薄っい文字に手が伸びてまった。
 エレカシの記事はP24〜P37までの14ページ。
 読もうか、読むまいか…(買っておいてまた悩むw)
 コンサートでは真っ新な状態で音を感じたい気もするし、
 でもしかし駄菓子菓子…。何を私は悩んでいるのかw

 うーん。多分、多分だけど、怖いのだ。
 中学・高校時代から続いてきたこのバンドに、約5年振り
 のバンドとしての活動が、ミヤジの充実したソロ活動を挟
 んでどう影響したのかが。(新春と野音はあったけど)


「エレファントカシマシ 行かば道は開けん」

(略)
宮本だけではなく、石森敏行(ギター)、高緑正治(ベース)、冨永義之(ドラム)、禁断のソロインタビューからエレファントカシマシとは何か、を読む。

○インタビュー:カネミツヒロフミ
○撮影:カシワダテツヲ
○ヘアメイク:チネヒロミ



何が”禁断の”なのかと言うと、エレカシがインタビューを受ける時はいつもほぼミヤジしかしゃべらないからw、らしい。
そういや昔の面白音楽番組「HEY!HEY!HEY!」(※「孤独の太陽」ミヤジ35歳頃)に出演した時も、MCのダウンタウンが誰にどんな話を振ってもぐいぐい前に出て被せてきて全てに口を出すのがミヤジだった印象がw 他のTV番組でも概ねそんな感じだったような気がするのだけど、あれはTVでのお約束なのかしらね?と思っていたの。でも、最近何かで見かけたんだけど、所謂ロック系音楽評論家の渋谷陽一氏(※)の放ったコメントですっごい笑ったのがあったのよ。
「エレファントカシマシは何年経っても分からない。メンバーは何も話さないし、宮本はしゃべっても何を言っているのか分からないし」
(意訳wでも概ね想像はできる)

※渋谷陽一:新宿のロック喫茶に置いてあるでミニコミ誌『レボリューション』に投稿していた岩谷宏、橘川幸夫、松村雄策らと4人で中心となり、1972年に読者投稿型のミニコミ誌『rockin’ on』を創刊。翌年には全国配本の商業誌となり1977年には月刊誌になる。1986年(昭和61年)には邦楽専門の音楽誌『ROCKIN'ON JAPAN』を創刊。 by wiki
…と言うか、山崎神社の総本社の人だったわw


この言葉がいつの頃のものか分からないけど、多分、デビューして30年以上経っててもエレカシのその印象は概ね変わってないんだろうな。ミヤジが55歳で始めた「YouTuber大作戦!」で「もう亡くなりましたけども、俺たちにとって本当に先生と呼んでいい(音楽の)大先輩でもあり、尚且つ愛情を持って当時のエレファントカシマシをプロデュースしてくださった、育ててくれた大切な先生」と語っていた音楽プロデューサーの佐久間正英氏(※「悲しみの果て」、「今宵の月のように」ミヤジ30〜31歳頃)も「(エレカシは)中学生ぐらいからずっと仲良しのメンバーで、仲良しなくせにひとことも口をきかないという関係も独特で(笑)」とエレカシの不思議な関係性を語っていましたのよ。

ミヤジ(※55歳初w)の「YouTuber大作戦!」についてはこちらからもどうぞ〜♪
★【up&down+right&left その11〜おーい、おーい!〜】2022(R4)/05/29(日)記事参照〜

★【宮本浩次のYouTuber大作戦!第二弾 Archive~アルバム「縦横無尽」ヒストリー~ -前篇-】※佐久間氏については32;20秒頃。

(記事中略)
(90年代にもう一つ、エレファントカシマシの話も聞きたいです。何作もプロデュースされてますね。)
『ココロに花を』1996年8月21日発売、エレカシ8枚目アルバム。
『明日に向かって走れ -月夜の歌- 』(※「明日に」は「あしたに」と読む)1997年9月10日発売、エレカシ9枚目アルバム。

佐久間:やりましたね。エレカシもちょうど、転機になる時期でした。エレカシも大変でしたよ、いろんな意味で。
宮本くんはああいう人なんで、逆に大変ではないんです。ただバンドと歌い手の関係として、歌があそこまで強力で、それに対してその頃はまだバンドがちょっと弱かった。なおかつ、中学生ぐらいからずっと仲良しのメンバーで、仲良しなくせにひとことも口をきかないという関係も独特で(笑)。僕がその中に入っていかなきゃならないのが、難しいところでしたね。みんながもっと軽く口をきける感じだといいんだけど、宮本くん経由でないと誰も口をきかないんですよ。
スライダースのハリーとはまた違って、スライダースの場合はハリーという会社の社長がいて、下受けの会社であるメンバーがいて、みたいな感じなんだけど、エレカシは元々友達だということもあるんだろうけど、そういう感じじゃないんですよ。うまく言えないけど。

で、彼らは必ずスタジオに30分ぐらい早く来るんですけど、僕はいつもギリギリかちょっと遅れちゃうタイプなもので、スタジオに入っていくと、全員本を読んでいて、ひとことも口をきかない。で、「仲悪いの?」って聞くと、「そんなことないです」ってにこやかに答えるという(笑)。
(※最初は時間に遅れない、時間をキッチリ守るバンドってのが意外!だったんだけど、ホントその辺りはミヤジはそもそもが実に生真面目なタチなのだろうなと最近は思えてきた。佐久間さんとレコーディングした頃は一度契約を切られてからの再出発なのもあるんだろうけど、誰かに怒られない様にあるいは怒らせない様に時間を守るってのとも、そんなの当たり前のマナーでしょ!?ってのとも違って、そう、きっとスタジオで音楽を録れるのが素直に嬉しくって早く到着しちゃうってのもあったのかしらって思ったりする)

宮本くんは時々キレることがあるので、それがまた、スタジオ内に緊張感を呼ぶんですよ。幸い、僕に対してはないんだけど。(※それは…ミヤジが佐久間さんのことを敬愛していたから、なのかもw)

(特に印象的な作品は?)
曲で言うと、「今宵の月のように」はすごいなと思いました。

 あー!この曲はちゃん
 と曲名が日本語表記だ
 し!(嬉し)もう他の
 曲も全部きちんと日本
 語に修正してほしい。


※エレカシ15作目のシングル。1997年(平成9年)7月30日発売。(※ミヤジ31歳)フジテレビ系ドラマ『月の輝く夜だから』主題歌として作詞作曲した。

宮本浩次は歌が本当にすごいですね。その場で聴いていられる自分が幸せというか、感動します。
(※そう!そうなのよ。この頃のエレカシ再出発の8枚目アルバム『ココロに花を』発売当時(※ミヤジ30歳)の1996年からもう27年後の2023年の今でも、” その場で聴いていられる幸せ ”に激しく激しく同意!今56歳のミヤジの歌もその場で、同じ空間で聴くが断然いい!のだから(ノ´▽`*)b☆佐久間さんのこの言葉がとても嬉しい♬)

面白いのは、歌詞を間違えるケースがすごく多い。そうすると、そこで止めて、また歌いだすという録り方で、全部通して歌うということがあんまりない。力量的には、もちろん歌えるんですよ。でもなぜか歌詞を間違えるのは、彼にとって言葉というのは、実はどうでもいいんですね。彼自身がそう言ってたんだけど、「言葉なんかどうでもいい、言葉を歌ってるわけじゃない」と。だから歌ってる時に、どんどんエモーショナルになってくると、言葉から意識が外れちゃう。
(※そっか、そうなのかと納得。よく歌詞がぶっ飛んでたり「ロマンスの夜」の「恋人がサンタクロース」で歌い直してた時も、私ったら”50代も半ばを過ぎれば記憶力が落ちてても仕方ないわよねwうんうん”なんてトンチンカンな納得の仕方をしていたわ…ごめんミヤジ)

で、間違えるたびにだんだんイライラが募ってくるわけですよ(笑
それがさらにテンションを高めて、もっとすごい歌になっていく。(※そう、そう!そこがミヤジの七不思議な魅力の一つでもありw)

僕が経験したロックバンドの中で、テクニカルな意味も含めて、宮本浩次の歌のうまさはダントツですね。本当にうまい。ピッチとかリズムがうんぬんということではなく、たとえば「北島三郎の歌ってすごいよね」というような意味合いにおいて。もちろんヒムロックにしても、TERUにしても、歌はうまいしすごいけど、宮本浩次の力量はちょっと特殊ですね。

宮本くんの子供の時の歌って、聴いたことあります?すごいですよね、あれ。(※「初めての僕デス」ミヤジ当時小学4年生の10歳)

 ※「初めての僕デス」
 歌:宮本浩次
 作詞:関沢新一
 作曲:中村勝彦


1976年(昭和51年)8月、9月に、NHKの音楽番組『みんなのうた』で放送された。(※ドスの利き方とか「す」の可愛げとかもうw この頃から既に「珍奇男」の片鱗がw そしてこの10歳の「初めての僕デス」から41年後、『みんなのうた』でのエレカシ49枚目シングル「風と共に」(※2017年発売)に繋がるのです)

しかもあの頃からべらんめぇ口調で(笑)。何なんだろう? と思っちゃいますよね。そんな天才とバンドの音的な関係において、どうやったらいいか? ということが一番大変でしたね、エレカシの場合は


(略)

★【【月刊BARKS 佐久間正英 前進し続ける音楽家の軌跡~プロデューサー編 Vol.4】90年代のプロデュースその2~早川義夫、エレカシ、くるり】2013(H25)年10月18日 20:00配信 BARKSアーカイブより参照〜


このインタビューが掲載された頃は、佐久間さんは闘病生活を送っておられた時で氏の回復を祈って掲載されたものだそうです。しかし、2014年(平成26年)1月16日にお亡くなりになっていたことが息子さんの佐久間音哉氏から報告され、スキルス胃癌と診断された2013年4月から10ヶ月の闘病だったとのこと。享年61歳でした。もう9年前になりますが…遅まきながら、再び合掌。
(´;人;`)ああ、佐久間さんにも、今の、50代になってから始めた約5年に及ぶソロ活動を経て、この56歳になったミヤジの歌を、バンドデビューから35周年を経て一人も欠けることなく続き、進化及び深化し続けている今のエレカシの歌を、その場で聴いていられる幸せを感じて欲しかったな。。。
届いているといいな。。。

…いや、届け!




★【エレファントカシマシ「yes. I. do」※発売時、ミヤジ56歳。

 ”生きる、それが答えさ”
 縦横無尽でのミヤジとも、あの素敵なロ
 マンスの夜のミヤジとも違う。これがエ
 レカシのミヤジなのか。…いや、これだ

 これこそが
 エレカシの今の音!


○「yes. I. do」
○作詞、作曲:宮本浩次
○プロデューサー:宮本浩次
エレファントカシマシ、51枚目シングル。
2023年(令和5年)2月17日公開、映画『シャイロックの子供たち』の主題歌。

2023年(令和5年)2月17日(金)先行配信
2023年(令和5年)3月8日(水)発売

<収録楽曲>
 1. yes. I. do

 2. It’s only lonely crazy days
  ○作詞、作曲:宮本浩次
  ※「yes. I. do」カップリング曲

  

 いやいやこれも…いい♪
 好きー!o(≧ω≦)o




 3. yes. I. do (Instrumental)
  

 4. It’s only lonely crazy days (Instrumental)
  

※この③、④のインストゥルメンタル版がまた、どっちもいいのだよ〜!(ノω`*)ノ インストだとキーボードの輪郭がより鮮明に鳴ってて、雰囲気もそれぞれにとっても心地良くて、歌ありver.とはまた別の楽曲な印象なのです。転調のとこが好きすぎてインストだけでもリピートしちゃう♪…と言うかインストで泣く私って…もう(T∀T)アカンテ

★【レコチョク:エレファントカシマシ「yes. I. do」」】こちらでもどうぞ〜(´ω`人)



うん、雑誌『音楽と人』2023年(令和5年)4月号(でっかいAikoさんの表紙の)結局読んじゃったの、35周年記念のコンサートまで我慢できず。。。ええ、雑誌も読んで曲もガッツリ聴いてしまってから行きましたよ、年度末のドタバタの3月半ばに東京の有明アリーナまでw
…と言うか、先に記事を読んでしまい、また号泣(T_T)な、何故かしら…ね?








なんでだろう、『音楽と人』の特集は別にそんなお涙頂戴なお話ではなかったのよ。メンバーの4人がそれぞれの言葉でそれぞれに思っていた事を語って、久しぶりのレコーディング(※ミヤジソロの縦横無尽ツアーが終わり、昨年6月の代々木での完結編も終わった8月にはエレカシの新曲のレコーディングが始まっていた)からこれから始まる(※「4月号」だから、1月とか2月頃のインタビュー記事だと思われ)35周年記念のアリーナツアーについて淡々と抱負を述べて…と言ったもので。
普通よね。そう、至って普通の記事で。強いて何が特別なのか?と問えば、今回はバンドのメンバー4人が胸の内を、それぞれの言葉で素直な気持ちを語ったものだ、という事、なのかしら?
…え、いやいやいやいやいや、それ普通でしょ(:=∀=)つ!?ってツッコミするところなのだけど、今までのエレカシはインタビュー等は雑誌であれラジオであれほぼほぼほぼ…(中略)ほぼほぼミヤジが語っていたと思われ、 上記の佐久間さんのインタビュー記事や渋谷陽一氏の例の言葉からも、他のバンドのメンバーが己を語ると言うのがエレカシではそれがいかに余っ程に異例で特異な貴重なのだってことが垣間見えるという事なのだろうと言うことなのでw

でもね、実際読んでいてすごく重みを感じたのよ、4人それぞれの言葉に。ある程度雑誌にする段階で編集はされているんだろうしインタビューした方の進行が上手だったのかもしれないけれど、デビューから35年(※中学生、高校生時代から今のバンドの形で始めてからはもっとで41年〜43年!?)、その間にミヤジのソロ活動の5年を挟んでの今のそれぞれの言葉には、すごい重みがあるのよ。なんて表現したらいいんだろう。いつも(何を言いたいんだい?ミヤジ君w)と思ってエスパーの如く文章の行間を読む事も多いのに、もう文字になっているそれぞれの1行の質量が重い。



許せ、かつての俺よ。
俺は今日を生きてゆくぜ。

夢を追う人ならば知ってるだろう、

行かば、道は開けん。


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流れる時にあらがう訳じゃない、弱さにあらがいたいぜ。

今日を生きる、それが答えさ。




この51枚目シングルとなった「yes. I. do」をミヤジは最初、蔦谷さんにアレンジを頼んだそう。期待されていた通りにすごくモダンでカッコいい曲に仕上がってきたと言う。でも、最終的にはミヤジは蔦谷さんには謝って曲のテンポもアレンジも元に戻して、そのままの4人でレコーディングしたのだ。


「(映画の)タイアップだし、いつもの私だったらそのままやってた。
でも今回はそうじゃないなと。

曲を4人でやることに拘らないと意味がない



もう、ね。あの大っ好きな蔦谷さんのアレンジを「今はそうじゃない」とな。10数年前のラジオであんなに好き好き好き好き(略)好き好き言ってたあの大好きな蔦谷さんのアレンジを…。私はミヤジをカッコいいと思うし大好きだけれど、正直「男らしい」とは思ってなくて。今日日そんな意識も薄れていくご時世だけれど、なんでしょう、(やだ、ミヤジったら男らしい…♡>(´Д`*)と惚れ直して倒れそうになったわ。。。


そして、ミヤジ以上に謎の多い生態の石くんw ミヤジにイジられ過ぎて大丈夫かしらと時々心配になる石くん(石森敏行)。中学生の頃から一緒なので一緒にいるのが当たり前なんだけれど、それでも35年、いや43年?経った今も「ずっとこのメンバーの一人でいたい、このバンドでギターを弾いていたい」と思っていると真っ直ぐに言う石くん。

「このバンドがカッコいいと思っていますから。
唄っているのがミヤジですから(笑)
だからその横でギターを弾いていたいって、誰だってそう思うに決まってるじゃないですか

「もう出会った頃というか、エレファントカシマシを一緒にやるようになった時からそう思っています」
…これは、あれだ、愛だ。揺るぎない愛の塊だ。


自分が表現できるものと、ミヤジがイメージしているもののギャップがずっとあって挫折しそうになった時があったと言うベースの成ちゃん(高緑成治)。「どんなに一生懸命頑張っても、そこに辿り着けない…」と己の限界に達してしまったことがあると。ああぁあああ、痛い。これは、もう胸が痛い。。。
(ソロでのミヤジの東京公演を見て)「もしこれでミヤジがバンドに戻りたくないってなってもしょうがないって。それくらい生き生きして見えました。
でも、もしミヤジがまたバンド(エレカシ)をやりたいと思うなら、その時は自分のできる精一杯のものを出そうと思ってました。
彼らのようにはできなくても、自分の最高の音を出そう、って」


そんな成ちゃんが、この「yes. I. do」のデモを聴いて(それとも自分で弾いていて?)こう思ったのだそう。

この曲は、上手いとか下手とかそういう次元じゃない、自分の精一杯を出せばそれでいいんだって、曲に言われてるような気がしたんですよねと。
(もうここで滂沱ですよ (T^T) うわぁああん…!)


そしてどうやらね、私はエレカシのドラムがとても好きらしい。つまり、トミのドラムが。「yes. I. do」」も「It’s only lonely crazy days」もどちらのインストゥルメンタル版も鬼リピしまくり♬ いい、めっちゃいい!

ミヤジが作った曲をトミ石くん成ちゃんが子供みたいに繰り返し一生懸命練習する。「それがエレファントカシマシだから」とトミ(冨永義之)は言う。
ふと、あの15枚目のアルバム『扉』の制作風景が浮かんだ。ケンカ腰の「このスットコどっこいが💢」と本気でバンドのメンバーに言い放っていた時のミヤジを。あのアルバムからもう19年なんだね…。

(ミヤジは35年前から変わってないんでしょうね、と言われ)
「変わってないね。ソロをやったあとも全然変わってない。変わらずいいものを作っているし、求めるものが高い。あと真っ直ぐなんだよね。曲や音楽に対して、ずっと邁進してる。
それがいいものになるためにどうしたらいいか、しか考えてない」

(それは周りは大変ですよね)「でも昔からそうだから(笑)。中学の頃から変わらない。あんな人いないよ」と。

ん、なんかどっかでも同じ様な事を言ってた人がいたよな…と思ったら、ソロの縦横無尽ツアーのリハーサル中に本番さながらに歌うミヤジの姿を見て「リハからあんなに本気でやる人っていないよね。でも彼はそう言う風にしかできないんでしょうね」と司令塔の小林さんが語っていたのと重なった。その口調は、ちょっと変わった人を暖かく見守る保護者のようであったけれど、でも、トミの目にはそれはいつもの当たり前のミヤジなのだろうな。多分、実際に中学生の頃から見続けてきた姿でトミには至って当たり前のことなのだろうけれど、その自然な視線に私は泣きそうなほど安心した。ソロになって手探りで新しいバンドの音を模索してた頃(※「Do you remember?」の時)にミヤジが呟いたという「バンドって守られてるんですねえ」のその意味が、その「守られていた」と知った時のミヤジの心の色がちょっとだけ見えた気がした。

やっぱり、ミヤジが作ってくる曲が好きで、ミヤジが唄ってるのも、みんなが演奏してるのも好きなんですよ。他じゃ代えが効かない。その気持ちがずっと続いているんですよね

昔まだ学ラン着てた頃の話で、すごくモテてて卒業式にはボタンが全部無くなってたと言う逸話があったのってトミだったような。なんかね、この号のインタビューでそのトミのイメージが分かる気がしたわぁ。みんなほんとそれぞれに「真っ直ぐ」なんだけどね、トミの「真っ直ぐ」はこう、派手ではないし目には見えないけれど、絶対にそこにいる、いてくれているという重力の様な山の様な、それでいてとても自然で心地良い安心感がある気がした。




この『音楽と人』4月号のインタビューを読むまで、私は怖いと思っていた。それまで保っていたバンドのバランスが、ミヤジの充実したソロ活動を経て何か崩れてしまうんではないか…と言った不安があった。多分、成ちゃんの感じていたものに似ていたと思う。私の不安はもっと歪んでいて、(あんな扱いにくいミヤジと一緒に演れるのは俺たちだけだ)と言ったアイデンティティの様なものが、ソロでもミヤジが他のバンドともちゃんと一緒に出来て成立していることで、エレカシと言うバンドとしての存在理由や自信が瓦解してしまうのではないか…と言うものだったから。(ああ、我ながらちっせぇなー!)

その不安もきっとなくはなかったんだろうと思う。けれど、それぞれが誤魔化さず吐き出してて消化して、ちゃんと昇華しているんだろうなと、私はこのインタビューを読んで感じたの。ああ、でもミヤジにはそんな不安はご無用でなかったのかもだけどw…なんて言うか、4人とも、ものすごく当たり前に信じているよね、エレファントカシマシと言うバンドを。信じている、と言う言葉が陳腐に思えるくらいに信じているんじゃなかろうか。楽しく愉快に笑っていようが無様に泣いていようが苛立って悪態を突こうが演奏が気に入らなくて怒号が飛び交おうが、「信じている」なんてわざわざ言う必要もない程にさりげなく普通にお互いに。インタビューを読んで、このバンドのメンバーから感じる揺るぎない愛と強さと安心感は、あのミヤジとの40数年の長きにわたる上り下りのエブリデイの付き合いはやはり伊達ではないのだろうなぁと、納得もして、これが「エレファントカシマシ」と言うバンドなんだろうなぁとストンと腑に落ちた気がしたのです。なんで泣いてるんだろうね、私w

雑誌を読んで、やっぱり我慢できず新曲を聴いたら泣けて泣けて仕方ないのですよ。めっちゃ刺さってるんだけど、自分でも何に刺さってるのかよく分からないのですよ。そして、初めて向き合った「エレファントカシマシ」のリアルなコンサート。東京公演初日の会場で、私は衝撃的な体験をした。あの巨大な船の様な形をした有明アリーナの、ステージからはとてもとても遠く天井の方が近い隅っこの席にいたの。そんな席にいた私にも、デビューして35年を経たエレカシの、この一番新しい曲である「yes. I. do」が胸の奥の奥の奥にまで届いたのよ。どの曲よりも真っ直ぐに。

その場で聴いていられる幸せ。もうそれしかなくて。
ただ、佐久間さんが昔(※「悲しみの果て」や「今宵の月のように」の頃)感じていた時とは少し違うんじゃないかと思ったのは、もう今のエレカシはミヤジの歌だけが強いのでなく、バンドの音もがっちりとそこにあって、だからこそのこの音だと思ったのよ。

※うおおぉぉおおお!これは、この「届け…」は名古屋2日目4/2(日)の日本ガイシホールのじゃん!横浜と有明のライブ映像のショート版はあるのに名古屋はないのか…。名古屋のコンサートとんでもなくすごく良かったのに!…と思って寂しかったの。公式さんグッジョブ!d(*≧∪≦)てか、大阪も行くんですがw



「いい曲とか、悪い曲とか、そんなところじゃあなくてこころのままに、ストレイトに曲を作りあげることを心がけ、そしてこの「yes. I. do」はこれを形にする事に成功したのではないか、と自負しています」



ミヤジが語ったその言葉の通り、この曲はそれに成功していると思う。
少なくとも私にはそう思えたし、確信している。初めてのエレカシに対面した小雨降るまだ肌寒い3月のあの有明アリーナで聴いたこの歌は、エレカシの音は、そのままの形で間違いなくこの胸に届いていたのだから。

間に合って良かったー!+゚。*(*´∀`*)*。゚心のままに沼の扉を開けた自分を褒めたいw
35年目にして、私はやっとエレカシに追いついたのだ!





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