なんと、私のところにもwowowからお電話がかかってきてたの(もうだいぶ前だけど)。ミヤジやエレカシの番組がある時だけ加入してはすぐ解約するニッチな利用者なのだけど我が家にもこのタイミングで来たかと思ったわ。
ちなみに「え?wowowって勧誘の電話とかかけてくるんだ?」と乗船員Kが驚いていたけど、私はロマンスな夜のエビバデさん達の最近のそんな噂を小耳に挟んでいたので、すぐに(これ絶対「ロマンスの夜」絡みの営業でしょ!)と分かってたんだけれど、「へー、どうしたんだろうね。今月は加入者増加推進月間とかかしらね?」などとしらばっくれました。そして、後日そっと再加入しましたw 我ながら電話一本でチョロい女なことw(゚⊿゚)ハハハ
令和5年2月26日(日)22時からwowowにて放送!

…てコラー!放送日曜日の夜かい!いやまあ録画するけどw
いつもなら目当ての月だけ(+1ヶ月)加入して即解約するのですが、敵もさるものwowowさん、立て続けに3月末からエレカシ35周年を記念して3ヶ月連続で特集を組むと言うあざとい技を繰り出して来た。くっ…これでは6月まで解約でけんやん。(ノ∇≦*)bなんてね <サンキューwowow!
ええ、まんまと術中にハマっております。神戸のコンサート会場で観て、東京公演を配信で観て、そんでまたそのためだけにwowowに再加入して観るってどんだけ好きなん!?と己にツッコミ。内容分かってるんだけど、でもね、あの「ロマンスの夜」のコンサートは、何度でも観たいと思う不思議な魅力があったのです。放送は東京公演のだけど、またいつか、あのコンサート会場で神戸の時の様なあの音に触れられたらいいなぁと私は思っているのです。
んーでもチケット高いしコンサートに行くほどでもないなぁ、でも気になるなぁと、ちょっとでもご興味ある方はこの機会に是非!ミヤジ(56歳)の不思議な乙女ワールドをお試しあれ。(私はwowowの回し者ではありませぬがw)
と、相も変わらず個人的解釈と無駄に長い愛を綴る「ミヤジの沼渡り、その30」ですのよ。(=∀=)ホホホ あの「最終夜」の再会まで思い出を胸に待ちましょう。
(※以下ネタバレ含む。wowowで新鮮な気持ちで見たい方はお気をつけて!)
★【ふたたびのロマンス 〜最終夜〜第1部】2023(R5)/01/21(土) 記事参照〜
(※13曲目「愛の戯れ」からの続きです。この曲がまた好きでね〜♡)
= 個人的にはここから第3幕に突入 =
(幕間はなかったので多分普通に第2幕の続きなんだけど)
14 異邦人
「異邦人」
○作詞・作曲:久保田早紀
1979年(昭和54年)10月1日発売
久保田早紀デビューシングル
○『ROMANCE』に収録。
<オマケ>
★【宮本浩次-異邦人】※発売時ミヤジ54歳
○歌(カバー):宮本浩次
キーボード:小林武史
ギター:名越由貴夫
ベース:キタダ マキ
ドラム:玉田豊夢
MV監督:児玉裕一
このMVは、今は縦横無尽ツアーの時のイメージな気がしてて、今回の「ロマンスの夜」のステージではまた雰囲気が違った気がしたの。縦横無尽ツアーの時はどことなく破壊的、破滅的なイメージの「異邦人」で、今回私が参加した「ロマンスの夜」の12月の神戸公演の時はこう、もっとしっとり歌ってた気がして、原曲の「異邦人」(※久保田早紀:1980年版)に近かい軽やかさがあったと思う。でも振り替えで行われたこの1月の東京公演の時のは、縦横無尽ツアー時の雰囲気に寄った「異邦人」だった様に感じたのよ。この3月にはエレカシ35周年記念のアリーナツアーが始まる!ので、ミヤジの中にはもう「エレカシのミヤジ」が滲んでいたのかもしれない。(え?あれもう来月!?待って待って、まだそっちの方の心の準備が…アセアセΣ(´Д`lll)と自分で言ってて焦る私…汗)
15 ロマンス
「ロマンス」
○作詞:阿久悠、作曲・編曲:筒美京平
1975年(昭和50年)7月25日発売、岩崎宏美
2枚目のシングル。9月オリコンチャート1位
日本レコード大賞新人賞を獲得。
○『ROMANCE』に収録。
この曲では「あなたお願いよ、席を立たないで〜♪」とミヤジが全力で歌ってるのに、お客さんのエビバデ達はいよいよ我慢できずに席を立って踊っちゃうっていうシュールな現象が発生w 神戸の時もそうだったけど、東京公演ではまるで示し合わせた様にエビバデ達が一斉に立ち上がっててすごかったわw
だってしょうがないのよ、この曲はコンサートで聴くとつい踊りたくなっちゃうんだから!あの「ロマンス」(※岩崎宏美:1975年版)で立ち上がって踊りたくなるなんて不思議でしょ?でも確かに昨年の縦横無尽ツアーと完結編でのファイナルの時も、あの数あるロックな曲の中にあってどの曲にも引けを取らないほどこの曲は疾走感があったし、私も立ってめっちゃ踊りまくってた。最初聞いた時はそれ程引っかかる感じでもなかった曲が、コンサートで演奏する度に変化していくと言うか「成長する」かの様に輝いていくのを感じる時がある。この曲がまさにそう!本家の岩崎宏美さんがラジオ(※〜シアワセノカケラ〜2020(R2).11.2)で「この曲がこんなロックになるなんて!」と驚いていたけど、口付けも知らない小娘の「好き」って感情はピュアだからこその激しさと強さを持っていて、ミヤジが歌うとそれはもうロックそのものになるのよ。★【JAPAN JAM 2021 仮想ライブへダイブ!】2021(R3)/05/22(土) 記事参照〜
もし、コンサートでこの歌が始まったら遠慮せずに立って踊って存分に楽しんでほしい。とは言え私は神戸の時はずっと着席して歌を堪能してたわけだけど(履いてたヒールが高過ぎてw)、でも座ってじっくり聴く、というか浴びる?このロックな「ロマンス」タイムも私は嫌いじゃなかったの。なんて言うの、もう「堪らない!」って感じでしたのよ。
16 DESIRE - 情熱 -
「DESIRE - 情熱 -」
○作詞:阿木燿子、作曲:鈴木キサブロー、
○編曲:椎名和夫
1986年(昭和61年)2月3日発売、中森明菜
の14枚目シングル。
○『秋の日に』に収録
<オマケ>
★【中森明菜 DESIRE -情熱-】
中森明菜はこの曲を自分から「和装で歌いた
い」と提案してスタッフを動揺させたとか。
『第28回日本レコード大賞』で大賞を受賞。
音楽番組『ザ・ベストテン』では、2月20日放
送第1位で初登場し、以降4月3日放送まで、7
週連続で最高順位1位と大ヒットを記録した。
あら、久々に本家を見たけど、やだ何か色々とカッコイイわ〜、さすがの明菜ちゃんよね。かれこれ37年前(!)の歌だし演出だけど全然時代のギャップを感じない。あの黒髪ボブに肩出し和装、ピンヒールのブーツの衣装とか最近の和楽器バンドみたいなのでやってても違和感なくない?
聴けば聴くほど、まるで曲の印象が違うのがこの「DESIRE - 情熱 -」だったような。ほら、明菜ちゃんの原曲は実にクールじゃないですか。情熱といってもとても冷静な「青い炎」ってイメージで。ミヤジの場合、真っ逆さまに堕ちては炎の様に燃えて、ぶつかり合って廻ってもがいて、夢が醒める前に起きて目覚めよ!星を掴め!と形振り構わぬ切迫つまった感じで。いや、もしかして本当はもっとクールに歌うつもりだったかも。でもあの時の会場のノリでついついいつもの様に突っ走ってしまったのかしら…?(神戸ではシャツをバリーッ!と開襟なんてなかったと思うけど、天井席だったから見えてなかっただけなのかもだけど)
17 飾りじゃないのよ涙は
「飾りじゃないよのよ 涙は」
○作詞・作曲:井上陽水
中森明菜の10枚目シングル。
1984年(昭和60年)11月14日にワーナー・
パイオニアより発売。
○『秋の日に』に収録
そうそう、何でだかこの曲だけYouTubeには動画が2種類があるの。なんでだろう?これもユニバーサルの販売戦略的な!?…絶対違う気がする。。。
そう言えば!最初はこの動画のタイトルは謎のローマ字表記の「kazarijanainoyo namidaha」だったけど、いつの間にか「飾りじゃないのよ 涙は」と日本語表記になってたの!涙ぐましい懇願が届いたのか!?
他のタイトルもちゃんと「宮本浩次(orエレカシ)+曲名」にしてくださいね!(大事なことなので何回でも言います!)
<オマケ>
★【宮本浩次ー 飾りじゃないのよ 涙は】※ミヤジ56歳
「飾りじゃないのよ 涙は」
○歌(カバー):宮本浩次
小作品『秋の日に』に収録。
2022年(令和4)11月23日発売
○プロデューサー:小林武史
○MV監督:ウスイヒロシ
★【ロマンスな夜に】 2022(R4)/12/10(土) 記事参照〜
そしてそして、東京公演でまさかのダンサーの登場!
神戸ではいなかったのよ。いたらより華やかになったかも、とは思っていたけど。延期になってしまったから、この東京公演では冒険的にエビバデ達へのボーナスの意味も込めて、初の試みとして演出に組み込んだとか!?
と言うか、エレカシ含めてミヤジのコンサートでダンサーが登場するのって初めてなんじゃないの(?Д?)もしかしてめっちゃレアなのでは!?

ダンサー in 「飾りじゃないのよ 涙は」
クールなお嬢二人のダンスがめっちゃカッコ良かった!
東京公演のコンサート映像をリアルタイムの配信で観てたけど、「DESIRE - 情熱 -」でミヤジもう出し切った!と言う感じのパフォーマンスだったのよ。で、立て続けにこの「飾りじゃないのよ 涙は」で明菜パートなんだけど、MVの様なしっとりな雰囲気じゃないの。私はあのMVのロマンスなちょっと気怠い雰囲気がすっごく好きで、神戸の時はその雰囲気を保ってたと思うんだけど、この時は「DESIRE - 情熱 -」ではシャツをバリーーッ!と破いてパッション全開で、その流れでとても躍動的な「飾りじゃないのよ 涙は」だったと思う。ダンサーと一緒になるからか、脱いだジャケットを歌が始まる前に再び着るつもりだったけど袖が引っかかっちゃって大変だしでw(もういいや!)ってペッと投げ捨ててはまた拾ってってw もう最初の方でちょっと笑っちゃったじゃないのよ。…なんだけど、この時ミヤジ酸欠になってるんじゃないの!?って心配になったくらいにココで体力消耗してる印象だったの。時々フラついてるしやっぱりまだ病み上がりなのかしら、このまま倒れちゃわないっかしら!?大丈夫?って思う程歌う声も薄くなってた気がして。
でも、このギリギリなところからが「宮本浩次」なのか。あそこからでなければ、あの崖っぷちっから空に突き抜ける様な、胸を掴まれる様な青い響きの「ベイベーーーーッ!!」は出なかったんではなかろうか。神戸ではあの切実な響きのベイベーは無かったと思う。

あの「ベイベーーーーッ!!」は東京公演だけの響き。
ちょっとうらやまし。
=ステージにマイクを置いて、第3幕ここで終了=
(というか第2幕だけど。そして本編ここまで)
配信なのに画面に向かってアンコールの拍手を送る私。バックヤードで倒れてないかしらと心配してしまったけど、程なくスッキリしたお顔で嬉しそうにミヤジ登場。(心配しすぎw)
このバンド側から見える会場の雰囲気が好き。ライブの映像でよく思うの、もっと会場をバンバン映してええんやで?その方が臨場感でるで?と。

=アンコール1=
18 あなた
「あなた」 作詞・作曲:小坂明子
○1973年(昭和48年)12月21日発売
小坂明子デビューシングル
1974年(昭和49年)以降、数多くの歌手がカ
バーし、それぞれの「あなた」を歌っている。
○『ROMANCE』に収録
が、私にはやはり原曲の47年後のカバーとなるミヤジの「あなた」が格別で特別な響きなのです。(この東京公演で歌う時にはもう50年後ですけど!)
縦横無尽ツアーの時にも思ったけど、特にステージで聴くこの曲は本当に不思議なほど透明で動画とも全くの別物の響きなのです。私はこの曲は乙女が終わった恋、もしくは死んでしまって失った恋人をメルヘンに歌った曲だと思っていたの。自分にはないあまりにピュアな想いの歌で、だから割と他人事?みたいな。でもですよ、ミヤジが歌うと本当に胸に響いてくるのね。もうね、自分ではないピュアな乙女が憑依してきて、気が付いたら本当に切なくて悲しくて「私の横にはあなたがいてほしい」と言うその感情が心で理解できてしまう。イタコですかあなた(ミヤジ)は!?
「あなた」のモデルは高校の1つ上の先輩で、お茶を飲んで美術館に行くような淡い恋だった。しかし、先輩が高校を卒業後に地元を離れることになり、先輩から「もっと好きにならないうちに別れよう」と言われ別れることになった。歌詞は「家を建てるなら」ではなく「家を建てたなら」と過去形になっており、「全部それは過去の夢だった、終わった恋だということを、あの歌詞で表現したかったんです」と小坂明子が語っている。
歌詞の「真赤なバラ」は小坂の好きな花、「白いパンジー」は先輩の好きな花だった、とか。by wiki
<オマケ>
★【宮本浩次-あなた】
「あなた」のロケ地は「異邦人」と
同じホテルメルパルク東京(旧:東
京郵便貯金会館)のホールロビー。
残念ながら2022年(R4)9月30日
で営業終了となっていた。ああ、素
敵なロビーだったのに( ノД`)。。
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2007年(平成19年)の郵政民営化にあたり、他の全国の郵便貯金会館と共に所有権が日本郵政に移動され、愛称であった「メルパルク東京」が正式名称となった。しかし、その後は日本郵政の直営事業として運営されていたが、2008年(平成20年)10月にワタベウェディングと定期建物賃貸借契約を結び(施設保有権は日本郵政のまま)、その傘下の運営子会社「株式会社メルパルク」に運営が移管された。しかし日本郵政不動産との契約満了により昨年2022年(令和4年)9月30日に営業終了。同時にホールも閉館となった。by wiki
新型コロナウイルスの流行による宿泊客や結婚式場利用者の減少が響き、経営が厳しかったとみられる。郵政不動産の担当者によると、営業休止する6施設の今後の活用策については未定とのこと。★【メルパルク、全11ホテルのうち6施設の営業を終了】ホテル特化型メディア「ホテルバンク」2022(R4)年3月17日記事より
コロナ禍の影響がここにも…。あの素敵なホールロビーは今どうなっているんだろうか。取り壊したり下手にリフォームしないで、あの雰囲気を大事に残してほしい。そして、いつかまた再開してくれたら嬉しい。
<ここでメンバー紹介>
・ギター名人、名越由紀夫。いつも柔和な笑顔が印象的。ライブでは「ロマンス」の時にいつも「名越さーーん!」とミヤジが叫びながら走る。
・ドラマーの日本代表、玉田豊夢。礼儀正しく温かくそして意外とスパルタw
・あったかいベーシスト、須藤優。一番若い。確かに雰囲気柔らかい。
・頼りになる男、キーボードで司令塔、小林武史。最後には必ず「小林さん」と紹介する。何しろ20年越しに夢に見る程「もう一度一緒に演りたいと思っていた」と言う程ミヤジが今最も信頼を置いている名プロデューサー。
と言うか、私も小林さんがミヤジの背後にいてくれるとめっちゃ安心して観ていられるw

「恋に落ちて-Fall in love-」の一幕。神戸でもライティングが本当に絵画的だった。
19 恋に落ちて-Fall in love-
「恋に落ちて-Fall in love-」
○作詞:湯川れい子、(英語詞:山口美江)
○作曲:小林明子、編曲:萩田光雄
1985年(昭和60年)8月31日発売、小林明子
のデビューシングルにしてミリオンセラー。
○『秋の日に』に収録。
この曲での最初のミヤジのギターの入り方がすごく好きで。なんでしょうか、太くて濁った音から入る原曲にはないメロディーで、でも歌うと全然違和感なくて聴き入ってしまう。しっとり歌うミヤジを座って目を閉じてじっくり聴いてしまう至極の一曲。(そしてもったいなくて頑張って目を開けるw)
<オマケ>
★【恋におちて -Fall in love- 小林明子】※小林明子、当時25歳。
1985年(昭和60年)にTBS系列で放送され
シリーズ最高視聴率を記録したテレビドラマ
「金曜日の妻たちへⅢ」の主題歌。
(ダイヤル回して手を止めた)がすんなり通
じるかで世代が分かれる歌かも。
からの〜
神戸では「みんな、いい顔してるぜー」だったけど、東京では「みんなまるで少女の、少年のようだ」「素敵だぜー!エビバデ、よく見えないけど」「少女のみんなに捧げます!」とややエレカシなミヤジが滲んだMCから「恋人がサンタクロース」が始まった。延期で開催された東京公演ではもう1月だったからこの曲はやらないかも、と思ってた。
20 恋人がサンタクロース(※「恋人はサンタクロース」だっけ!?といつも迷う)
「恋人がサンタクロース」
○作詞、作曲:松任谷由実
1980年(昭和55年)12月1日に発売の10枚目
アルバム『SURF&SNOW』に収録、1987年
(昭和62年)公開の映画『私をスキーに連れ
てって』の挿入歌ともなった。
○『ROMANCE』に収録
そして、や っ ち ま っ た w(審議!審議!)
思わず「おっさん何やらかしてんのーーーっ!!」と画面に向かって叫んでしまった。ここまですっごくいい感じの流れだったのに〜!とドリフ張りにずっこけた私でした。(昭和な例えでも分かる人は分かってw)きっとこんなミス許せないファンも多いんだろうなぁとか思ったりもする。「なんたる失態!だらしない、プロ失格!」くらいに。反面そんなミスも「滅多に見られない一面が見られて儲けもの、ラッキーだわw」とゆるーい目線で許しちゃう甘々なファンも多いんだろうとも思う。” もう、しょうがないわねぇ ”と我が子の失敗を微笑ましく見守ってしまう母親の様に。それがたとえもう56歳のオッサンであっても。私は…どっちの意見も自分の中にあって、どっちのファンの意見にも最終的には愛を感じてしまうのよ。だってミヤジだもの。(ああ、甘々な私w)
焦って司令塔(小林さん)に歌詞を確認し、ベースのコ(須藤さん)にも歌いながら続きを聞いてみたものの二人とも歌詞は咄嗟には出てこなくて、いよいよ日本代表(玉田さん)に助けを求めるもやっぱり思い出せなくて(みんなめっちゃ笑ってんですけど笑ってないで助けてあげてw)、きっとこの時はミヤジも軽くパニック状態になってたのか本当に頭まっちろけで歌詞が出てこないみたいで。私はライブは生配信でも見てたから「どーすんのこれ!?」Σ(´Д`*)と本気でハラハラしてた。
そしたらね、遠慮がちに会場から手拍子が起きてね、前の方のエビバデ達が(本当は私たちまだ歌ったらダメなの分かってるけど…、でも、でも!)
👏…👏…「…今夜、8時になれば…♪」
と小さく歌って歌詞を教えてあげてるって何この優しい空間w

こんな所が「宮本浩次」よw
まあ、最終的には歌詞確認しても間違っちゃうんだけれど。そう言えば、昔の泉谷さんの番組に出演した時(※ミヤジ41歳「桜の花舞い上がる道を」の頃)もラブレター書いたほど好きな歌の「春夏秋冬」の歌詞を忘れちゃった時あったね。あの時はまだ若かったからか(とは言えもう40過ぎてたけどw)(俺は意地でも歌詞は見ない!)って歌い通したっけw
甘いわーと言われるかもしれないけど、この時の歌詞忘れのミスも私には悪いことだけにはならなくって。ドラムの玉田さんがミヤジの心の準備が整っていない内からさっさとカウントして曲を再開しようとするスパルタっぷりには吹いて実にバンド的だと思ったし、それを焦って「ちょちょちょっと待って待って」ってまた止めるミヤジがおかしくって笑っちゃったし、歌詞を確認してさあ今度こそ再開するぞって時は中々タイミングが合わなくって、お互い向き合って笑いながらタイミングを計ってたりもうある意味グダグダな展開にw
でもね、その時のね、ステージの雰囲気がすごーく温かかった気がするの。多分、何事もなくスマートに歌ってオシャレに曲を演奏していたらきっと見られなかった場面だと思った。本来はお客には見せない部分なんだろうし、客観的にもミヤジ的にもあれは ”失敗” なんだろうけど、でも、あのほんの一瞬のやり取りに ”バンドの自由さ” を感じた気がしたの。会場からもステージに注がれるものがあってそれが通じたのを感じたの。それが、それを感じられて私はなんだかとても嬉しかったのよ。
21 木綿のハンカチーフ(Romance Mix)
「木綿のハンカチーフ」
○作詞:松本隆、作曲:筒美京平
1975年(昭和50年)12月21日に発売。太田
裕美の4枚目シングル。最大のヒット曲にして
代表曲となった。
○『ROMNCE』に収録。
「恋人がサンタクロース」では己の失敗に悔恨の表情が隠せなかったミヤジも、この歌ではもうミヤジ的女性と男性の一人二役の新しい「木綿のハンカチーフ」の世界を存分に演じていた。「ロマンス」もそうだけど、歌えば歌うほど円熟して育っていく曲だと思う。いや、育てている、のか??曲の始まりには駅のホームを思わせる演出が入っているのだけど、これはコンサートの始まりにもあったと思う。気が付くと全体が一つのフレームに収まってて、歌を聴き終わると、まるでドラマを1本観たような気分になるのです。
=アンコール2=
ジャケットを脱いで白いシャツ姿で登場。「どうもありがとうございます」とミヤジの深い深いお辞儀から2回目のアンコールが始まる。「恋人がサンタクロース」の時も「ごめんなさい」と深く深くお辞儀をしてたけど、あんなに深くお辞儀をする人を久しぶりに見た気がする。
(私は、仕事でやらかして何か失敗しても多分あんなに深いお辞儀はしないよな…)
22 冬の花 ※2020(R2)/03/04 アルバムver. (※アルバム発売時、ミヤジ53歳)
「冬の花」
○作詞、作曲:宮本浩次
○編曲:小林武史、宮本浩次
○プロデュース:小林武史
○2020年(令和2年)3月4日発売、ソロ1枚目アルバム『宮本、独歩。』に収録。
<オマケ1>
★【 冬の花】※2019(平成31年)/2/11 配信限定シングルver.
※令和元年は2019年5月1日から
ソロ1枚目のシングル曲。
(※シングル発売時、ミヤジ52歳)
このジャケットのマーク?が何だろうって気に
なってる。花のような、星のような。
アルバムver.と同じ?違うのかな…?
<オマケ2>
★【 宮本浩次-冬の花】 ※2019(H31)/02/12から公開(ミヤジ52歳)
日産の初代フェアレディZ、カッコ
いい…。(お車詳しい方によると、
形式は432で、左ハンドルだから輸
出タイプでS30Zか260Zとか?)
★【寄せサイト「クルマニア目線で
観る音楽PV #1 宮本浩次 冬の
花」】記事参照〜
ああ、やっぱりこのMV、大っ好きよ。
○MV監督:児玉裕一

<車両解説>
○年式:1970年、○原産国:日本
1969年11月に登場したフェアレディZは外形デザインのよさをはじめ装備の充実、割安な価格などで人気を博した。中でもZ432は最高級バージョンとしてスカイラインGT-R同じ6気筒DOHCエンジンを搭載。空力性能のよさから最高速度は210km/hをマークした。車名の432とは4バルブ、3キャブレター、2カムシャフトを意味する。
「トヨタ博物館車両データベース」より
○HOME>アーカイブズ>車両データベース
>日産>フェアレディ Z 432 PS30型(右ハンドル)
「冬の花」と言えば、このMVの中で荒ぶるミヤジの魂の如くフェアレディZを駆るイメージが強いけれど、この日、東京公演のここで歌った「冬の花」が何よりも最高だった。並み居る日本の大ヒット曲の大群の中にあって、ミヤジのオリジナルでソロの一番最初の歌である「冬の花」が大トリに相応しい風格で屹立していた。

56歳でこんな乙女なオッサンがいるでしょうか。。。
でも、恐らくあの場であの歌を聴いていた人は、
年齢性別を問わず皆乙女になっていたと思う。
そう、確信している。
「ロマンスの夜」での「冬の花」はもう圧巻だった。ただがなる、大きく声を出すだけじゃない、分厚い歌の世界があった。神戸の「冬の花」も良かったけど、東京の「冬の花」はまた別の凄みがあって完全に私の中で上書きされた感がある。洗練された児玉裕一監督のMVの動画も、47都道府県を歌い周った縦横無尽ツアーや代々木での完結編のファイナルさえも遥かに超えた別次元の歌になっていたんじゃないかと感じた世界がそこにあった。この歌がミヤジ52歳の2019年(平成31年)2月に世に出てから丸4年。それこそきっと色々なところで歌ってきているんだろうけれど、東京のこれがこれまでで一番の「冬の花」だったんじゃないの!?と私は思っている。
雪を模した白いライティングからサビに向けて恒例となった赤いハートの花びら(紙吹雪)が天井から舞う演出を見るのは、もう何回か目になるけれど、まさにロマンス的でこの「ロマンスの夜」のコンサートで披露するための今までだったんじゃないの!?とすら思った。それに今改めて思うに、映像のアングルがライブ中継とは思えない程素晴らしかった!もう、この時のミヤジは完全に乙女だったんじゃない!?女歌を歌っていても、声が女っぽいとか裏返ってるとかそんなんじゃないの、何なんでしょう、こんなミヤジ見たことないって位もう「冬の花」そのものだったような。
配信て結局動画じゃない?それでも神戸の記憶を超えてきたってどういうことなのかとしばらく唖然としてたわ。リアルタイムとは言えやはり現地で聴く音とはやはり全然体感が違うと思うの。あの日、有明であの「冬の花」を浴びたエビバデ達は一体どんな感覚だったんだろう?
そして軽妙なイントロとミヤジのこのセリフで最後の曲が始まった。
「エビバデ、この曲でお別れだ!」
23 カサブランカ・ダンディ
<オマケ>
★【カサブランカ・ダンディ - 沢田研二】
「カサブランカ・ダンディ」
※1979年(昭和54年)3月25日放送
○歌:沢田研二(ジュリー:当時31歳)
○作詞:阿久悠、作曲:大野克夫
1979年(昭和54年)2月1日発売、沢田研二
の26枚目シングル。
当たり前に本家もいいけど…、ミヤジの「サブランカ・ダンディ」、めっちゃ似合っててカッコ良かった!あまりに似合っててミヤジの歌かと思ったわ。
あの圧巻の「冬の花」の後にこの「サブランカ・ダンディ」!
そして、歌い終わってからのたっぷりした間の後で「これで終わりかい?」のあの顔(ノ∇≦*)b!
…え?えっ!マジ!?東京ではもう一曲歌ってくれるの!?…と配信組の私も会場のエビバデ達も大歓喜!…からの、期待に満ち満ちた空気を知ってて「やっぱダメだ、練習してない」とツレなくクルリと背を向けバンドメンバーの方へさっさと歩むミヤジ。…Σ(´Д`*)ポ(゚д゚)カーン(ω |||)…もうね、歌の続きみたいな気分だったわよ。散々気を持たせておいて、サッと背中を向けるなんて憎たらしいたらありゃしないw(でもそんなエレカシ風味なとこも好きw…(萌´д`)↑)

私は神戸でラストはこの曲だと知ってはいたけれど、それでも多くの女歌で私たちにピュアな乙女を憑依させてうっとりさせておいて、ここで「いつまでも聞き分けのない女は嫌いだぜ」と頬をピシャリと張り倒されて一気に目が覚めたわw
何がすごいってあの歌の中に女たちはいないけどちゃんと歌の背後にいるのよ。何このスゴイ演出!もう、やられた!と思ったわよ。数々の乙女たちを演じておいて、最後の最後の最後は振り返り様にカバーアルバムにもないあんな粋な男歌でキザな男に戻って去っていくとかw
ミヤジ、本当に恐ろしいコ!
あ、もしかしてネタバレ注意だった!?ごめーん(ノω`*)ノ!(もう遅いけどw)

ああ、でもね本当に本当に素敵な夜だったのよ。
神戸には神戸の、東京には東京のそれぞれの雰囲気があって。
あの素晴らしい「ロマンスの夜」をありがとう!
願わくば、いつかまた会場で。
私は3回目の「ロマンスの夜」をまた堪能できるのね。ふふふ。
(※2023年(令和5年)2月26日(日)22時からwowowにて)