新年あけましておめでとうございます。
もう松の内も七草粥も左義長(どんど焼き)も鏡開きも終わって今更ですが…久々にお正月中に言えましたw(=∀=)ホホホ

たなびく一筋の雲を黄金色に染めて昇る太陽
海を滑る船影に夜明けのうたを口ずさむ

海辺の穏やかな朝日が日常的であり荘厳でもあり、とても美しく、思わず合掌して拝んだ新年のとある朝。
ミヤジの「夜明けのうた」のMVにあった様な、果てしなく続く東京の街並みの向こうから昇る朝日も壮観で素敵だったけども、やはり私にはこんな風景の朝日が心にも身体にも沁みてくるのです。
(´人`)<社会が穏やかにこのコロナ禍を乗り越えられます様に。
思わず世の中の安寧を祈りたくなる、そんな素晴らしい夜明けでした。
★【宮本弘次 2022.1.1 新年1発目インスタストーリー】2022年(令和4年)1月1日公開 大晦日の紅白で歌唱後の撮影のインスタより(※ミヤジ55歳)
★【Tabini Deyoze Baby】
※なぜかタイトルがローマ字のため綴りが違うと全く検索でヒットしません…
◯ソロ1stアルバム『宮本、独歩。』から11曲目「旅に出ようぜbaby」
◯ソロ3rdアルバム『縦横無尽』から13曲目「P.S. I love you」
◯作詞・作曲:宮本浩次
「明けましておめでとう㊗️2022年、寅年、元旦でございます」
「厳密に言うと12月31日でございますけどもw
ご覧ください東京の空、天気は快晴(真夜中だけどw)
素晴らしいロケーションから、元旦の歌動画をお届けしたいと思います」
とは言え。
いやいや、ミヤジの笑顔の破壊力ってやっぱり凄まじいw
※こちらは2021年(令和3年)12月31日(金)の紅白歌合戦のミヤジ。

冬の冷たい風の中、あの「夜明けのうた」が暖かく東京の夜に響いたことでしょう。
実はさっき紅白の録画を見ながらNHKのミヤジの演出に対して恨み節を吐いていたと言うのにもうどうでも良くなったわw
(クルーズ船での中継はともかく、あの、あの素晴らしい良曲「夜明けのうた」をまさかの短縮歌唱させて、期待したオーケストラがないのは仕方ないにしても、ソロバンドのメンバーすらいなくてカラオケでとなΣ(ω |||)💢!?とツッコミたい所も色々ありましてね…)
=ツッコミ処=
東京オリンピック、パラリンピックの時は選手村からの見える美しい夜景が、行動制限のあった選手達を慰めて楽しませてくれました。からの→そんな東京の夜景と共に宮本浩次さんの「夜明けのうた」をお送りします。と、ここの流れで、軽く(ん?)と思う私。
なんか紹介が雑じゃない!?東京2020(+1)オリンピックは私も個人的に大いに盛り上がっていたけれど、ミヤジの「夜明けのうた」とのその繋ぎには激しく違和感が。。。
ここはオリンピックじゃなくて、コロナ禍で色々あった人や激務の医療関係者や大変な神経を使う介護施設の職員にとって大いに励まされた歌というのが大きいと思うんだけど!?「ガイアの夜明け」の曲だけどそれだって「日本の頑張っている企業や組織を応援する」ってコンセプトだし、YouTubeのコメントだってオリンピックを想起させる様なものはほとんど見かけなかったと思う。この歌はコロナ禍でテンテコ舞いの日々の癒しに今日も頑張ろう!という気持ちの活力にもなった歌でしょうよ。あの感染者が激増して医療崩壊とかそんな状態が心配された時期に「夜明けのうた」はそんな未曾有の大変な辛いことがあっても(そうだ、いつか夜は明けるんだ、今は苦しいけど頑張ろう!)そう静かに心を燃え上がらせてくれるそんな歌でもあるのよ。海や漁の話題は個人的には大いに関心はあるけれど、国民の歌の祭典である紅白の場でとってつけた様なSDGsだのの上っ面なエピソードを無理やりブッ込む時間があったのなら、そこのところにちゃんと触れて欲しかった。それにエレカシ30周年後のソロ活動に於いて、この令和3年3月にミヤジは令和2年度(第71回)芸術選奨文部科学大臣賞を受賞したんですが普通そこは紹介するでしょ、ておい、NHKなのにそこをスルーなのかい!?
東京の夜景はキラキラしてて確かに美しいし船上で歌うのもロマンチックでいいけれど(最初、演出でクルーズ船が出たのは個人的にはテンション上がったけど…)、とはいえ大晦日の23時近い真夜中の船上は冷たい風も吹いていてめっちゃ寒いんじゃないの?年末は全国的に冬将軍の到来で大寒波が来てたと思うんだけど防寒対策大丈夫なの!?
あ、ミヤジだー!ヽ(´∀`*)ノ(ウッカリ喜ぶ…)
最初の歌い出しでまた気になったのが(あれ?ギターの音がないな)と。紅白だからちょっとアレンジ変えたのかな?って。しかし船上は風も強いし、揺れるしバンドは大変よね…、れ?(バンド、いなくない?ミヤジ一人なの!?)つーか白い息吐いて歌ってるんですけど!?そりゃMVでは夜明け前にビルの屋上で歌ってるけどさ、あのMVだってコートにマフラーしとるよ。…NHKよ〜💢 ミヤジは今はツアーの最中なのよ、このコロナ禍で風邪も引かないよう健康に気をつけてツアー回ってるってのに、何だこの演出は!?(ハラハラ)
バンド…、いないってことはオーケストラもいないのか…。サビで合流を期待してたブラスの高らかな音の伸び上がりや管弦の艶やかな広がりの伴奏もないの?…え、嘘でしょ!?そんで、音がカラオケしかもまさかの本当に尺短いし!?Σ(゚д゚|||)ナヌ⁉︎
=ツッコミここまで=
紅白は諸事情あり後日何の前情報もなく録画で見たので、いつ歌うんだろう、誰の後かしらと延々と見続け、2時間後の後半に突入してからは(おお!NHK分かってらっしゃる!)とワックワクでした。もう勝手に色々なシナリオを自分の中で描いており、演奏のイメージ(バンド+オーケストラorブラスバンド)まで膨らませていたから反動がもう大変w
そんな中、ミヤジは高らかに心を込めて歌う。白い息を吐いて寒さに悴んでいるけれど、紅白で歌えることに誇りと喜びを感じて全力で歌っている。




(船上からありったけの愛を込めて)
お馴染みのレインボーブリッジの夜景も、
ミヤジが歌うステージになるとホント美しく輝いて見えまするw
歌の後、司会の大泉くんが「寒くないですかー?」と会場から心配して問いかけるもミヤジは「夜景がね、とっても綺麗です!」と会話になっていないしw
「本当に綺麗なんです、大っ好きな東京の空の下で歌えて嬉しいです!」と深々をお辞儀して「良いお年を!」とキラキラの笑顔で、さっきまでの怒りも吹き飛びうっかりニヤニヤする私。なんて清々しいまでの郷土愛w

「エビバデ、ドーンとやってやったぜ!」*☆.゚+.\(・∀・q)゚+.+.

(令和3年の大晦日、船上からのミヤジでした!)
うん、うん。
最初、大泉くんとのアレは会話になっていないなーと思ってたんだけど、こんな時「寒かった」なんて当たり前の泣き言よりも、ミヤジは歌えて嬉しかったこと、幸福と感じたことを心に掴むんだろうな、なんて。
そう、私はそんなあんたを誇りに思うわよ。b(*´v`*)グッジョブ!
(と、最後には何故か謎の母親目線で涙ぐむ私w)
もしかしてバンドの都合が合わなかったとか感染症対策とかで屋外ステージだったのかもしれないけど、しかし本音を言わせてもらうと、あの歌はホールで素晴らしいバンドとオケと共に高らかに伸びやかにフルで歌わせてほしかったよ。そう、↓こんな感じでさ。(おお、紅白より音に広がりがあって良い!)
★【「夜明けのうた」宮本浩次】(※ミヤジ55歳)
◯何かの音楽祭(ONGAKUNOHI 2021)での「夜明けのうた」
ソロのバンドメンバーとは違うけどバンマスの小林武史氏のバンドなので、後ろで小林さんがミヤジを笑顔で見守ってピアノを弾いているだけでなんと言う安心感w ほらぁ、ストリングス付きの生バンド演奏すごくいいでしょう?(コンサートで全身全霊で浴びるこの歌はもっと良くってよ!)
なんてミヤジはこの後1月12日(水)のエレカシ新春ライブや23日(日)からまた5月まで続くソロの長丁場なツアーが控えており、もうとっくに次のスケジュールへ忙しく邁進しているに違いないので、新年早々に小さな愚痴(結構長かったけどw)はここまでとしましょう。
心に花束を ♪ 唇に歌を ♫
「去年も皆さん、まだツアー中ですけど大変お世話になりました。
今年もドーンと行くしで、
エビバデ、一緒にドーンと旅に出ようぜ!
と言うことでテンション高めですけども、やって参りました。よろしく!
じゃあ、みんな、今年もまた素敵な一年にしようぜ!」
行こう、行こう、大人の本気でさあ、立ち上がろう〜 ♪
「今年もよろしく!宮本浩次です」
こちらこそよろしくです!
うむ、そうとも。他の誰も通れぬほどの細き道を、今年も比類なきその
ミヤジ道をドーンとやったれい!☆*:.。.+゚。*b(*´∀`*)*。゚o .。.:*☆
と今年も
そう、昨年2021年(令和3年)は間違いなく私にとって”ミヤジと共に旅に出た年”と言って過言ではない年なのであります。
昔から何となく好きな歌「今宵の月のように」(※1997年/平成9年発売:15枚目シングル、9枚目アルバム『明日に向かって走れ-月夜の歌-』収録曲)、「悲しみの果て」(※1996年/平成8年発売:10枚目シングル、8枚目アルバム『ココロに花を』収録曲)があったりして、でもマジマジとじっくり他の歌も聴いたのは本当に昨年の2021年(令和3年)の2月になってからで、そして、それは幸運にもその年の12月の大阪城ホールのソロでのコンサートに行けた事で(しかも信じがたいほどめっちゃ良席で!神様本当にありがとうございました!)、ああ、今の、55歳のミヤジの歌に追いついて良かった〜!と心底実感したのです。
新年早々には、何と「エレファントカシマシ新春ライブ2022」が日本武道館で開催され、それも叶うならば行きたかったのですが、流石に年末年始明けの平日で仕事もあり(というかそもそもチケットがご用意されません…)、ここは往年のエビバデ達にその座を譲ったと思い、ちまちまとその後の感想など収集して(ふむふむ)と想像ライブで我慢しております。
現地組のライブ後の感想は、「エレファントカシマシ、出し惜しみなしの全方位ライブ」だったそうで、2曲目からドカンと「奴隷天国」だったので、ソロの『ROMANCE』辺りからのファンはびっくりしたんじゃないか、と昔からのファンの方々が心配しておりましたね。何しろ「右往左往であくびして死ねーっ!」♪「生まれた時から言い訳ばかり」♪「いつまでも辛い辛いと言って同情を乞うて果てろ、屍め!」♪「何笑ってんだよ、そこの!そこの、そこのそこの!オメェだよオメェ!」ですからね。何も知らないでこんなの聴いたら、あの「夜明けのうた」と同じ人なの!?と思うかも…Σ(゚д゚|||)ヒエッ
しかし、このねぇ『奴隷天国』のジャケ写!この若ミヤジもいいのよねぇ(´ω`人)
ミヤジ、トミー、成ちゃんはそう変わってないのに、石くんだけ何故そう七変化なのかw
◯エレファントカシマシ6枚目アルバム『奴隷天国』
1993年(平成5年)5月23日発売(※発売時ミヤジ26歳)
「ここまで言われても、誰も怒らないんだろうなあ。」
by 発売時のキャッチコピー
【収録曲】
01. 奴隷天国
02. 太陽の季節
03. 絶交の歌
04. おまえはどこだ
05. 日曜日(調子はどうだ)
06. 浮世の姿
07. 果てしなき日々
08. いつものとおり
09. 道
10. 寒き夜
★【奴隷天国 初期エレカシ】※約30年前のエレカシ!ミヤジ20代後半
「奴隷天国」作詞作曲:宮本浩次
デビューして5年か、と言っているの
で1993年(27歳)頃?清水ミチコが若
い上にすごい気を使ってるw 最後に出
てくる女の子はJUDY AND MARYのユ
キちゃんだとか。言われれば声がそう!
しかし、逆に30年以上前からの往年のファンからすれば(あのミヤジがこんな素直な歌を…(´д⊂)涙。゚)゚。と感慨深いのかもしれません。当時のオーディエンスのこの(どう乗っていいか分からない…)な微妙な雰囲気がまたね。横山健さんが「今なら表現の一つとして楽しめるが、当時は宮本さんの本気の恫喝が怖かった…」と思い出を語っていましたが確かに。あの清水ミチコがインタビューの空気に戸惑っているのがなんともwな、ある意味お宝な番組です。
でもこの頃から森鴎外が好きだと言い、歌の最後には「オラオラ、がんばれよ!」と言っていたり、当時のアルバムのキャッチコピーが「ここまで言われても、誰も怒らないんだろうなあ。」だったりで、何だか歌の本質的な部分は昔も今もそう変わってないのかもしれません。
エレカシの武道館の新春ライブは2019年からの2年振りなので、エピック時代(※デビューからレコード会社を28歳?でクビになるまでのエピックソニー時代)濃いめの演目はファンとしては嬉しかったようです。もちろん定番の「悲しみの果て」「ガストロンジャー」等はソロでも演奏しているけども、やはりエレカシの演奏では別物!なのだったと。
「YouTuber大作戦!」(第1弾、第2弾)ではあんなに饒舌に愉快にお話ししていましたが、エレカシ新春ライブでは「エビバデ、明けましておめでとう!」くらいでトークもほとんどなく歌いに歌い(アンコール含め全部で28曲?)、最後は会場時間の関係か大人の事情かで定番の「今宵の月のように」も演らずにアンコールで1曲だけやってブツッと終わってしまったそうで、アンコールまではとても雰囲気もよく会場は多幸感に包まれていたのに、最後の終わり際はなんとなくミヤジが本気で怒っていた様に見えた、と行かれたファンの方々が心配しておりました。ソロのコンサートも大概長いんですが、サービス精神旺盛に和やかに終わったのとは対照的な印象です。
とは言えバンドの方はいつもある種の危うさと緊張感もあるのは平常運転らしく、その尖ったヒリヒリした雰囲気がまたエレカシのエレカシたるステージなのだとのご意見も。ああ、やっぱ行きたかったな〜(>_<;
…っとぉ!?
その「エレファントカシマシ新春ライブ 2022」が、令和4年3月20日(日)に WOWOWライブでの放送・配信が決定となーっ!?最後のブツ切れはともかく、久しぶりのエレカシライブとあって、武道館のファンの一体感はすごかった様です。みんな叫ぶのを我慢して、でもきっと360度全方位からファンの愛をステージに注いだ事でしょう。どこまで放送されるか分かりませんが、3月までまた楽しみが増えたわ♪と新年早々にウキウキな緑の船なのですw
ありがとうWOWOW!ヾ(・∀・)ノわーい⤴︎
★【エレファントカシマシ「RESTART」】(※ミヤジ51歳)
五十路を過ぎた痩せっぽちのおっさんの
セミヌードなんて誰が喜ぶんだ?w
…と思ったけどここにおりますw
いやホント、あんな細い身体のどこから
あの縦横無尽なエネルギーが湧いてくる
のか。もはや人体の七不思議です。。。
◯エレファントカシマシ50枚目シングル「RESTART / 今を歌え」の「RESTART 」
◯作詞・作曲:宮本浩次
ベースがものすごく効いた、主旋律をリードしている一曲ですね。
♪
行こう
お日さまは東から、月は西から、俺はこの場所から
ここからが RESTART ♪
「RESTART / 今を歌え」共にMV監督は丹修一さんで、「コールアンドレスポンス」でお馴染みの監督さんです。51歳時のぶっ飛んだどこかRCサクセション風味な「RESTART」のミヤジは、私の大っ好きな「浮世小路のBlues」の死神さんにも通じるものがあります。意外と前から怪しげにスーツ着てたり七三分に髪を撫で付けたりしてたんですねw
★【23rd Album「Wake Up」ダイジェスト映像】
2018年(平成30年)6月6日(水)発売
(※発売時はミヤジまだ51歳、6月12日で52歳)
エレファントカシマシ23枚目アルバム『Wake Up』
【 収録曲 】
01. Wake Up
02. Easy Go
(テレビ東京系ドラマ「宮本から君へ」主題歌)
03. 風と共に
(NHK「みんなのうた」2017年6-7月放送曲)
04. 夢を追う旅人
(明治企業CM「POWER!ひとくちの力
登坂絵莉選手篇」CMソング)
05. 神様俺を
06. RESTART
(フジテレビ系「FNS27時間テレビ にほんのれきし」
ドラマテーマソング)50枚目シングルA
07. 自由
08. i am hungry
(テレビ東京系ドラマ24「侠飯~おとこめし~」
オープニングテーマ)
09. 今を歌え
(NHK BSプレミアム プレミアムドラマ
「全力失踪」主題歌)50枚目シングルB
10. 旅立ちの朝
11. いつもの顔で
12. オレを生きる
★【エレファントカシマシ「今を歌え」】(※ミヤジ51歳)
◯エレファントカシマシ「今を歌え」
◯50枚目のシングル「RESTART / 今を歌え」から
2017年(平成29年)11月8日(水)発売
◯作詞・作曲:宮本浩次
◯MV監督:丹修一
弾けた「RESTART」もいいですが、実は私はこのエレカシ50枚目シングルのB面曲(もうB面とかないけどw)「今を歌え」がとてもとても好きで。このミヤジの歌声がね、ホント好き。。。
曲そのものも好きですが、ミヤジの二面性を表現した様なこの丹さんのMVもすごく好きなのです。ミヤジの二面性と言う意味では「RESTART」のMVもそうかもしれません。(二面どころでない気もしますがw)
何気にこのMVに船が登場していることも好きな理由の一つなのかも(-∀-)!?

「今を歌え」のMVで表現しているのは、激烈に結果を求め突き詰め孤独に音楽の梯子をどこまでも登り続けているであろうロック歌手の一面と、文庫本を片手に海辺を散歩しながら己の秘めたる内面を静かに観察している文学青年(文学中年)な一面とでしょうか。
この時ミヤジはもう五十路を超えていますが、まだどちらも理想の「今」を求め続けています。籠のカラスはミヤジの分身なのか、空の籠に繋がれているのは自分の方なのか。それとも、”繋がれている”と思っているだけでそんな事はなく、ただその手を離して歩き出すのが怖いのか。他人からは窺い知れる由もない思いを静かに静かに胸の内で自問自答し続けている、そんな男の静かなる情熱の歌なのです。
♪
私は何度も生まれ変わり歩き続けてきた
今、飛び立て
今、輝け
今、戦え
今、羽ばたけ
心よ、嗚呼、今を歌えよ
今、輝け
今を歌え
今、飛び立て
誰か私を祝福してくれ
空よ ♪

ミヤジの熱くしかし切ない心の内面を綴った歌ですが、私には、なぜかとても心地よい子守唄の様な歌でもあります。ずーっとリピートして寝落ちするまで聴いていたい。ミヤジが聞いたら「寝るな!」と怒るかもしれませんw
「誰か祝福してくれ」と歌う度に、私は(みんな祝福しているよ〜)とそっと胸の内で答えていますが、ミヤジにしてみれば歌詞の通りに子供の顔をして「もっと!もっと!分かる様に俺を祝福してほしい!」のかな。あんなに自分で自分の素晴らしいところを自慢する人が周囲にいないので想像ですが。
この「RESTART / 今を歌え」は令和4年1月12日(水)に日本武道館であった「エレファントカシマシ 新春ライブ2022」では演奏されてはいない曲なのですが、私の中でエレカシの曲で正に「今、聴きたい歌」なのです。
「ソロとしての自分の活動が充実したものであればある程、同時に ”ではエレファントカシマシとは何なのか?” と考えた時、すごく苦しい。でも考えなきゃいけない時期に来たんだと思う」と昨年12月に発売された音楽雑誌の中の対談でソロとバンドについて答えていました。
ソロのミヤジとバンドのエレカシとしてのミヤジ。
この新たな二面性の課題に、ミヤジがこれからどう向きあってゆくのか。
そんな事を考えながら、うつらうつら(※空ら空ら:㋐疲労などのために浅い眠りにひきこまれるさま、㋑心がぼんやりしているさま。茫然 。byデジタル大辞泉)と寝落ちしつつ、この歌と過ごす2022年(令和4年)の私のお正月なのです。

冬の海は荒れることが多いけれど、
祝福を受けているように凪いでいたこの日の海。
ミヤジにも私達にも、そしてどこかのあなたにもこの祝福が届きますように。