そして、小林武史をプロデューサーに迎え制作したエレカシ12枚目のアルバム『LIFE』に繋がるのです。(2000年発売『sweet memory〜エレカシ青春セレクション〜』から2年後のフルアルバム)

2002年(平成14年)5月2日発売
(※ミヤジまだ誕生日前の35歳、小林武史42歳?)
そのアルバム『ライフ』は当時ニューヨークにあった小林さんのスタジオで制作したそうで、2ヶ月くらいかかりミヤジは「ホームシックになっちゃってw だって散歩しても神社もないし」(ニューヨークに神社を求める人はそういまいw)「もう、生まれてからそれまでの自分の人生をズーーーッと語って、他に知り合いもいないしさw」(生まれてからの全ての人生を語るって…それもう彼氏じゃんw、とコメントあって笑った。彼氏に限らず自分の全ての人生を誰かに語ると言う発想がそもそもないのだがw…ミヤジはそれができるんだなぁと)、「俺、この時は詞が全然書けなくて小林さんに手伝ってもらったり」(おお、あの「あなたのやさしさをオレは何に例えよう」の時のエピソードですね!)と盛りだくさんでしたね!
★【TOKYO2020(+1)Beautiful mind 5】 2021(R3)/10/13(水) 記事参照〜

途中、疲れちゃったのか一瞬 ”怖い宮本浩次” の素が覗く。(だがこの黒ミヤジの雰囲気も嫌いではない。困ったもんだw)
今更ですが、これは「ミヤジの沼渡り、その16」です。以下個人的解釈と無駄に長い愛をry
と言うか、第二弾のアーカイブが早々に編集・再アップされとったーっw
スタッフえらーい!ほんと有能、感謝(*´∀`人 ♪感謝ですw(ぎゃー、またあの「ガストロンジャーオリジン」(デモテープ)が聴ける!!※28;00頃)
★【宮本浩次のYouTuber大作戦!第二弾 Archive~アルバム「縦横無尽」ヒストリー~ -前篇-】
1999年か1998年に録った「ガストロンジャー」のデモテープ(MTRカセットテープ)の音源!まだ歌詞がない荒削りな30代前半のミヤジの尖った歌声!この頃の説明をしようとして、自分の音源についついノッって歌い出すミヤジが好きですw
恵比寿の文房具屋の地下にあったスタジオにギターの石くんと連日籠ってヤマハのRY10(リズムマシン?)で音を打ち込んで曲を作っていた時の感激は格別だったようで。(ちなみに『愛と夢』の時はまだスタジオもないので自分の家で打ち込み作業をしていたそう)
「この解放感!」ォ━━(#゚Д゚#)━━!!「この自由さ!」
「ガストロンジャー」の説明の件でも「長くないかなぁ?大丈夫ですか?」と自分で話の腰を折るんですが、「大丈夫です!」「長くないよー」とチャット欄でファンがフォローするのが毎度の流れで微笑ましかったのね。このアーカイブ編集後の再アップ版ではそんなリアルタイムなやりとり(ミヤジはチャット欄は見てないんだけどもw)が消えてしまっているので残念!
しかしカセットテープだから音がいいでしょ!と言うのがCDでのクリアな音に感激した私からすると目から鱗で、「独特の音の歪みがね…」と言いながらまた自分のデモテープを聴いてノリノリになって一緒に歌ってしまい、また説明できていないと言うw
驚くべきなのが、「ガストロンジャー」のあの説法(演説)のような歌詞をスタジオで即興で(でもそれまでに言葉を貯めて貯めて、オケだけ別で録って)その場で歌を歌って録ったという。ファンはそんな制作の裏話が聞けて垂涎ものの回なのですよ。今までエレカシにも宮本浩次にも興味なかった方も是非!一度あのミヤジワールドをご視聴あれw
「バンドで次の場所へ行きたかったのね」
「悲しみの果て」「今宵の月のように」が売れて、佐久間さんと作った『ココロに花を』『明日に向かって走れ〜月夜の歌〜』が売れた後に、打ち込みを覚えた『愛と夢』があって、そして自由を求めた『good morning』の「ガストロンジャー」へ。しばらくして『愛と夢』の制作について語りかけ、ふと自分で気がついたのか「(ソロの)三部作を解き放つのにここまで遡っちゃって大丈夫!?行き過ぎてます?」と心配しつつ話は『論語』の例えへ続くw
「自分でやる自由さが窮屈になっていっちゃったんだよねー」
「自由に辿り着きたくて打ち込みで全部自分でやってたんだけど」
ふむふむ。
アルバム『good morning』の制作にあたっては、海外の名プロデューサーに依頼しようとしてできなかったと。

『OK コンピューター』
イギリスのバンド、レディオヘッド
のアルバム。
この右のキューピーヘアのおじ
当時33歳の悩めるミヤジが「大家に頼めば
いい音が録れるんじゃないか」とアルバム
『good morning』の頃に頼みたかった
プロデューサーさんですね。
★【【全曲解説】レディオヘッドとナイジェル・ゴドリッチが語る『OKコンピューター』 <rock'n on.com>2017.06.22 13:30記事より
★【The Tourist】
「ぼくたちは絶えなく旅を続けていた。
全てがどれだけ速く移動できるかという
感じだった。あらゆるものが目まぐるし
い速さで動いいて、座って窓から外を眺
めているんだけど、あまりにも速くて目
の前を通り過ぎていくものが何ひとつと
して見えないっていう心境だった」
これが、ミヤジがナイジェル・ゴドリッチにプロデューサーを頼もうとしてレディオヘッドのレコーディング中だからと断られたと言うバンドの曲(The Tourist)です。うーん、見事に知らないw ミヤジの求めるいい音がこんな感じだったってことなのかしら。
UKバンドって懐かしいところではカルチャー・クラブ (Culture Club) 、レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)、オアシス(oasis)、ジャミロクワイ(Jamiroquai)(でもVirtual Insanityしか知らないけどwあれ、ジャミロクワイってバンドだっけ?)くらいしか思いつかず。。。
★【Jamiroquai - Virtual Insanity (Official Video)】※1996年(平成8年)発売の3rdアルバム『Travelling Without Moving』収録曲
「Virtual Insanity」は仮想狂気?
歌詞の内容は気にしてなかったんです
が、おしゃれな感じなんだけど、最後ま
で見ると途中かなり大きい節足動物がカ
サカサしてたり、カラスが上を飛んでっ
たり、最後には血が大量に滴ってたりで
確かに「Virtual Insanity」でした。
おおー、しかしなんか懐かしい♪当時は特に好きだったわけでもないのに、このMVやたら見たし曲もよく聴いた記憶が。カップヌードルのCMに使われてたんでしたっけ?え、25年前!?もはやそんなことも忘れているのに、それでも私の記憶に残っているのがこの曲の凄まじい力なんでしょうか。そしてそれぐらい巷に流れていたのです。

ナインチネイルズ
(NINE INCH NAILS:アメリカのバ
ンド)の『THE FRAGILE』
(3rdアルバムにして2枚組の大作、
1999年/平成11年発売)
★【2枚組全23曲約2時間に渡る闇の桃源郷ワールド!NINE INCH NAILSの名盤『THE FRAGILE』!】「音楽ニュース」荒金良介 2014年02月14日 19:00記事参照
★【Nine Inch Nails - The Fragile (Live MTV WMA 99)】
あれ、知らないようなでも知っているか
もな。めんどくさそうなんだけど、ずっ
と聴いていると段々ハマってしまいそう
な、そんな感じがします。
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン(ごめん、めんどくさくなってきたw)
★【そら耳アワード2016 優勝 レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン Rage Against the Machine/Killing in the Name ナゲット割って父ちゃん】
でもこんな感じ(プログレッシブな?)が33歳頃のミヤジにはお気に入りと言うか、当時は流行ってたんでしょうね。しかしこちらも知らないわー。
私はもっと分かりやすいこんな感じが好きだったけども。
★【Lenny Kravitz - Are You Gonna Go My Way (Official Music Video)】邦題『自由への疾走』
レニー・クラヴィッツ1993年(平成5
年)発表の3rdアルバム表題曲。でも、
多分ちゃんと聴いたのは日産のCMで流
れていた2006年(平成18年)〜2007
年(平成19年)以降だったのかな。
レニー・クラヴィッツもこの曲だけ好きで、一時こればっか聴いていた時期があったあった。このMVは…ちょっとイメージが違ーう。こんなおしゃれパーティーな感じじゃなくもっとこう荒くれ感なのを所望。いやこれはこれでカッコイイけどもw
「誰かオレの気持ち分かって欲しい」とデモテープを自分の魂のように大事に抱えて、「この空気感を出したい!」、「ナイジェル・ゴドリッチはあれだけどw、東京でも色んな人とスタジオでやったんだけど、どうしてもこの音にならない」と11枚目のアルバム『good morning』制作の頃(ミヤジ33歳頃)のエピソードが印象的で、音楽的な悩みは私にはわからないけれども、なんですかね、なんだかものすごく切ない気持ちになったのですよ。

★【エレファントカシマシ - 2008.05.02 渋谷 C.C.Lemonホール】
※公演時ミヤジ41歳
この演奏中にベースに絡んで目の前でミ
ヤジが叫んでおるわけですが、あんな至
近距離でミヤジのあの声を浴びたら、私
だったら胸を撃ち抜かれて死ぬる自信が
あるw(高緑さんに軽く嫉妬w)
(※ガストロンジャー 0:57:41〜)
ぎゃー、40代前半のミヤジ!55歳のYouTuber大作戦ではこんなに饒舌なのに、この頃はインタビューではものすごく言葉を出すのに時間がかかっているのね。けれど、「桜の花、舞い上がる道を」で歌のイメージを語るのに「太古の、そう………、菅原道真とか…」と平安時代まで軽く1000年遡ってしまったり「落ち込むのは、…(心が)燃えているからなんだ」とかね。
…もう、やっぱり好きっw(´ω`人)!
=菅原道真=
承和12年6月25日(845年8月1日) 〜 延喜3年2月25日(903年3月26日)日本の平安時代の貴族、学者、漢詩人、政治家。by wiki
忠臣として名高く、宇多天皇に重用されて、寛平の治を支えた一人であり、醍醐朝では右大臣にまで上り詰めた。しかし謀反を計画したとして(昌泰の変)、大宰府へ大宰員外帥として左遷され現地で没した。死後怨霊と化したと考えられ、天満天神として信仰の対象となる。現在は学問の神として親しまれる。
「この音いいでしょ?」「届きますか?」
届いとるよーw そう、「ガストロンジャー(オリジン)」の方の
「根岸さんに手伝ってもらって作ったアルバムなんだけど、全然、自分ばっかテンション高くってですねw、”あの人なんであんなテンション高いの?”ってなっちゃったwなってはいないけどw」
「それなりに評価はされたんだけど、特に「ガストロンジャー」は」

ミヤジの小芝居がおかしくて笑っちゃうんだけど(さすがはドラマにも出演しただけのことはあるなぁw)でも、いい音なのに周りが付いてこれない、数字としての結果(セールスだったりオリコンのチャートだったり?)が伸びないのはどうしてなんだろうと言うその現実の悩みはいっそう深くなったんじゃなかろうか。
でもね、私はこの23年前のアルバム『good morning』の「武蔵野」が、今になって聴いてですがとてもとても好きですよ。
こうしてソロ的な活動の下地として『愛と夢』と『good morning』があって、やっといよいよ小林武史さんと一緒に制作した『LIFE』へ続くのです。
「ここまでお分かりいただけますか?(はぁはぁ)」
(と、ここまでの説明に息切れして座り込むw そしてすぐ、いやこのテンションでやることが大事なんですと己を鼓舞するw)
お分かりいただいておりますよー!きっと見ている方にも。
そして開始41分も経過してやっとそろそろティータイムでもとなり「…あれぇー!?もうこんな時間!?」と素で驚いて時計を二度見w そしてお湯を沸かすところから始まると言う
で、で、やっとイエンタウンバンドが好きで、ミスチルの音も良くてからの小林武史さんに会いたくなっちゃってへ繋がるのです。エレカシは当時は音で相当悩んでいたんですね。
小林さんのところへ一人デモテープを持って行って、結構長いんだけど全部聴いてもらったと。(その時のデモテープ:44;00頃)
「何しろ小林さんにプロデューサーになってもらいたくって、何しろ音を聴いてもらいたくって」
(※「部屋」、「普通の日々」のデモ音源。全てミヤジの打ち込み)
このね、「普通の日々」がまたいいの!
そして、全部聴いてもらった後の小林さんのこの言葉が、ミヤジを20数年後の今に繋いでいるのかもしれません。
小林武史「…宮本くん、ここには宝石が、宝石の原石がたくさんあるな」
「一緒にやろうぜ!」
そうやって、アルバム『LIFE』が完成したのです。
この出会いは余程嬉しく、そして充実したものでミヤジの中で特別だったんではないのでしょうか。ツアーを始める前の今年の6月12日の55歳の誕生日にガーデンシアターでのソロで演った初のホールコンサート「宮本浩次縦横無尽」でのステージで、アンコールの後に小林さんと出てきて「ライブの1週間前に作った曲」(光の世界の仮)を歌ってたんですが、その時にすごい告白をしてました。
あのアルバム『LIFE』の後、53歳でソロの「冬の花」で再び小林さんと一緒にやるまで20年間も間が開いているのですが、その間にもミヤジは時々小林さんと一緒にレコーディングする夢を何度も見てたんです、と。
なななななんですか、このすごい告白は。
ミヤジにこんな風に想われ、信頼されるとは、一体どんな夢なんですかと。
ミヤジが言うならそれはお世辞でも酔狂でもなく、間違いなく心の真ん中の気持ちなんだろうと。軽く嫉妬とか羨ましいとかそんな軽口を叩けるものじゃない、大袈裟かもしれないけれども崇高な、でも素直で素朴な純粋な気持ちなんだろうと今頃になって泣けてきましたよ。
★【普通の日々 / エレファントカシマシ】
小林さん、あの頃の悩めるミヤジの魂を、エレカシのプロデュースを引き受けてくれてありがとうございました。
この度の縦横無尽の全国ツアーは長丁場ですが、よろしくお願いします。メンバー、スタッフの皆さん共に健康に気をつけてこのツアーを無理せず頑張って完走できるようお祈りしております!