航海記 ♪歌いながら行くがいい♪
私の船は、時々歌いながら旅に出る。
up&down+right&left TOKYO〜ここがオレの生きる場所〜


2021年(令和3年)10月13日(水)に発売の宮本浩次のソロ3rdアルバム『縦横無尽』に寄せて。
私のTOKYO2020(+1)の思い出もやっと終わり、一旦一区切りと思ってやれやれと思っていたのにいそいそと「ミヤジの沼渡り、その12」です。
以下個人的解釈と無駄に長い愛をry

★【宮本浩次 - アルバム『縦横無尽』全曲ダイジェスト

 ◯2021年(令和3年)10月13日(水)発売(※ミヤジ55歳)
 ◯作詞・作曲:宮本浩次
 ◯編曲、プロデューサー:小林武史

宮本浩次:ソロ3rdアルバム『縦横無尽』収録曲

1. 光の世界
2. stranger
3. この道の先で
  ※wowow/サッカーのイメージ曲?
4. 浮世小路のblues
  ※ドラマ「死神刑事さん」/主題曲
 
 ※MV監督:池田一真
 ぎゃーーっ♡Σ(´Д`*)不思議にくせになる曲で頭から離れんw
(このMVが大っ好きなのは船が出てくるからだけではありませんw)


5. 十六夜の月
6. 春なのに
  ※cover/中島みゆき
7. 東京協奏曲
  (作詞作曲:小林武史)
  ※宮本浩次 × 櫻井和寿 organized by ap bank
8. passion
  ※みんなのうた/3曲目
9. sha·la·la·la
  ※ドラマ「桜の塔」/主題曲
10. just do it
11. shining
  ※ドラマ「桶狭間〜織田信長 覇王の誕生〜」/主題曲
   ガットギター:古川昌義氏

12. rain - 愛だけを信じて-
13. P.S. I love you
  ※ドラマ「ディア・ペイシェント~絆のカルテ~」/主題歌





このコロナ禍でソロの3rdアルバムが発売されるという怒濤の展開もなのですが、そのプロモーションとしてミヤジがYouTuberになっててwこんな面白いもんちゃんと記録して残しておかないとって思ってw

★【 宮本浩次のYouTuber大作戦!】2021.10.11(月)配信

もう55歳なのにこんなに忙しなく落ち着きなく、それでいてカッコよく愛らしいおっさんを私は他に知らないw

宮本浩次 ニューアルバム「縦横無尽」発売記念企画
「宮本浩次のYouTuber大作戦!」

 ◯2021年(令和3年)10月11日(月)20:00 START
  ※本編開始00:21:00から

 <アーカイブ公開期間>
 ◯2021年(令和3年)10月12日(火)正午
            ~10月20日(水) 18:30



ええ〜!!もうすぐ終わっちゃうのかい!?とめっちゃ惜しんで何とかして残せないのかと焦る私。
せめて、せめて音だけでも残せないかと四苦八苦w(何故か動画は収録できたのに音声ができず汗)そして何とか音声も掴んだが、聴いてみたらなんか時々オカルトな感じで気味の悪い意味不明な声が入っている(怖っ)!それがよくよく聞くと見ていた自分の声まで収録されていたというオチであったw


ー<追記>ー
★【宮本浩次のYouTuber大作戦!第一弾 Archive -前篇-

ニューアルバム「縦横無尽」発売記念企画☆
宮本浩次たっての希望で実現した奇跡の企画「YouTuber大作戦!」
2021年10月11日に行われた第一弾をArchive公開いたします。


※2021年(令和3年)11月19日(金)から再アップされとった!
前回1時間以上あったものを前後編?に分割してこの前編は44分の程よい長さになっておりますw(44分でもミヤジのトークではあっと言う間w何回見てもあの永井荷風の『濹東綺譚』で悶絶するwしかもちゃんとあのお話を見ているファンにもファンじゃない人にも分かりやすい様に注釈付き編集してある。スタッフちゃんといい仕事してて偉い♪)
しかもしかも、今年の紅白にソロ宮本浩次で出演決定のニュースもこの日で、思わずぎゃーっヾ(・∀・)ノと小躍りした一日であったw





「私、YouTuberに憧れてましてね」
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憧れとったんかいw

でも、実際ミヤジは向いていると思うの。
あの着地点不明のお話しの面白さはTVの決まった枠には収まらないし、
どこまでも自由にバタバタと、そしていきなり素になったりがいい。


ミヤジの楽しいは、ファンも一緒に楽しいのです♪










いや笑い事じゃない!自分の声なんかミヤジの歌やトークに被せたかないんですよ!もぉ〜、これじゃ昔やったTVだのラジオだのの音源をラジカセで必死で拾ってたのとなんら変わりないじゃないですか〜(T T泣 …で。

息を潜めて1時間数十分。。。何回も失敗し(つい笑っちゃうから…)、やっとミヤジトークを掴みましたw
(でもこのデラ楽しいYouTubeの動画も、もうすぐ無くなっちゃうのかな…寂しい。何が楽しいって、ミヤジのトークもだけれどファンのチャットも素敵なのよ♪)



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「これ、見てください。私のお宝自慢です♪」







「ねえ、見て」
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ミヤジのあの「見て」と永井荷風の『濹東綺譚』の朗読だけで悶絶する私はもうどこかおかしいw…と思っていたら同じような人がいっぱいいたw

※『濹東綺譚』…1937年(昭和12年)発表。コトバンクより以下あらすじ。

老作者の大江匡(ただす)は、小説の背景とすべき場所を探して散歩の途中、隅田川の向こう玉の井私娼街でそこの女お雪と知り合う。以後、彼女を訪ねては休息かたがた娼家の新風俗を観察し、また昔を懐かしむ。お雪はそのうち彼を頼りにし自前になる夢を持ち始めるが、彼のほうでは、過去に失敗の体験もありこれ以上深入りを避けることを決め、中秋の名月の夜をきりに、ひそかに別れを告げ、もはや逢うことをやめる。

いや、別れははっきり告げてw

何だか、この『濹東綺譚』の物語とアルバム5曲目の「十六夜の月」でミヤジが語っていた月夜のエピソードが重なってくるのよね。
「綺麗な満月の月が海に映っていて、見るのが恥ずかしくなってくるくらい綺麗でさ!」とテンション高く語っていたんだけれど、その歌は「ヤバいくらい恋焦がれ、愛し愛された美しい思い出」をこの十六夜の月に重ねていて、でも「オレは意外なくらい静かに乾いたまま揺れる波を見ていた」…そんな歌なのよ。振ったのか振られたのか…。終わった恋でもこんな風に「美しい思い出」と明るく歌えたら(歌ってもらえたら)、振られていてもいっそ清々しい、のかもなぁと何故かちょっと複雑な気分になった私です。妄想はタダですw



普段チャットだのは全く見ないのだけど、ミヤジファンのチャットってアツくて微笑ましくてね。そしてやはり同じようなところで悶絶してたので親近感湧くのですw あああああ、ミヤジのあのとっ散らかったトークを何時間でも聴いてられる(寝落ちもまた気持ちよき)あの感じを共有している人がいっぱいいて嬉しい(ノ´▽`*)b☆

そして唐突な弾き語りに、あの歌声に胸を撃ち抜かれる感じがたまらん!
まるでミヤジの作業場にお邪魔していて、目の前でミヤジが自由にお話しして気分やノリで歌っているかのような臨場感に1時間があっと言う間なのよw
(収録するのに失敗し何回聴いたことかw)



「…やっぱ長過ぎたかなぁ!?」
「こんなん要らないか…」

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かと思えば、はっはっはっは!
「思いっきり期待してコンサートに来てください!」
&
「みんな、コンサートでまた会おう!」





あんなにノリノリでやってたくせに、机の下からスタッフさんに確認する時のあの不安そうな顔や、自分でポスターにサインしてからふと(誰も欲しくなかったらどうしよう…)とふっとしぼむあの感じ、お願いだから反則的に急に弱気になるのやめなさいw チャット欄が「もっと続けてー!」「やめないでー」「ほしい!」「サイン入りポスター要るから!」の嵐で目が追えません。

「ポスターほしいし、アルバムもちゃんと買うし、ライブにも行くから安心しなさい」と誰かがすらっと書き込んでたけど、他にもあなたは私か!?な人がいっぱいいて、こんなに大勢のファンに愛されていてもふとした瞬間に不安になっちゃうんだなってのが不思議だったわ。(ライブ配信の時には2万5千人くらい視聴者がいたとか?)

でも、割とここ数年の最近のラジオでだったかな、今まで見た悪夢で一番怖かったの何ですか?と聞かれてミヤジが語ったのが、ライブで必死に歌っている中お客さんがだんだん減っていって、一人去り、二人去り、最後に「ファイティングマン!」と歌う瞬間には客席に誰もいなくなっていて、空っぽの会場で「ファイティングマン」を歌い続ける…というものがあったっけな。
私は何と言っても40代のミヤジが大好きwなんだけど、その40代の頃はミヤジにとってはその悪夢の時代でもあったみたいで。フェスで割り当てられるステージがだんだんが小さくなっていったり、観客の数が目に見えて減っていったりを目の当たりにしてかなり自信を無くしそうになっていたそうなのよ。バンド活動を休止した耳の病気の時も46歳頃だったのでプレッシャーから来るストレスも相当だったのかも。
その後、病気も回復し見事歌手として復活した、47歳のたまアリの25周年記念のあの素晴らしいライブからはそんな悪夢は想像もできないし、50代になってエレカシ30周年ライブを終えてから自分でその悪夢の内容を話した時は「ねえ、この部屋寒くない!?」と笑っていたけど、それぐらいミヤジにとっては思い出すだけで冷や汗が出る寒気のする怖い夢だったと思うんだ。その風景を想像しただけで私もゾッとしましたもん。。。


ポジティブと自信の塊の様なミヤジの中には、その恐怖や危機感も常にどこかにあるのかもしれません。


ところが彼の凄いところは、その不安や恐怖をも臆することなく吐き出し、最終的には己の糧にしてしまうところなのだと思うのです。
先の見えない将来への不安も必ずやってくる肉体の老化と言う変化も、今も冷や汗をかく悪夢の恐怖さえエネルギーに換え、今の自分を、自分の求める理想を燃やし輝き続けるのが、また輝きを求め続けるのがミヤジの底知れない魅力の一つなのです。その魅力を端的に「尊くてかわいらしい」と評している方がいたけど、実に言い得て妙でその通りだと思うのです。



55歳になった今「将来の夢は何ですか?」と問われて、「ピカソの様な芸術家になりたい、宮本浩次と言うブランドになりたい」と答えてました。

パブロ・ルイス・ピカソ(Pablo Ruiz Picasso)
1881年10月25日生まれ - 1973年4月8日没。スペインのマラガ生まれ、フランスで制作活動をした画家。フランス共産党員。
生涯におよそ1万3500点の油絵と素描、10万点の版画、3万4000点の挿絵、300点の彫刻と陶器を制作し、最も多作な美術家であると『ギネスブック』に記されている。 bywiki


ミヤジのイメージでピカソは、「あまり研究はしていないのでよくは知らないんだけど、 ”長寿で最後まで絵を描き続けた芸術家” 」なのだそうで、それはあの30代後半の焦燥感に駆られながら制作したアルバム「扉」のドキュメンタリーで「僕は作家に憧れが強いんですよ、馬琴のようになりたい」と語っていた時と同じイメージなのかなと思いました。馬琴も作家を生業にして大量の本を出版し、失明してからも代筆しながらも80代で亡くなる数年前まで物語を書き続けたのよね。
「カッコイイ芸術家になりたいですね!最後まで歌っていきたいね」
長寿で最後の最後まで最前線で歌い続けていく、それがミヤジの変わらぬ夢なのですねぇ。




YouTuber宮本浩次はまさに、縦横無尽w
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あなたのその生き様はもう立派な「宮本浩次」と言うブランドだと思いますよ!






★【宮本浩次が明かす、ソロ3作目で到達した境地——ニューアルバム『縦横無尽』に込めたものとは】 「spice」2021.10.13(水)配信記事より

自分が二十歳くらいのころに休日に石神井公園に行くと、みんながくつろいでいて、そういう姿に敵意を燃やす自分がいたんですよ。
「オレはお前らとは違う。オレはファイティングマンだ!」って(笑)
ところが五十代になって、車を運転しながら車窓から公園を見たら、公園で人がくつろいでいる光景があり、自分もそういう人たちと一緒に歩いていくんだな、仲間なんだなと感じられて。そういう自分の人生そのものの流れを描いているような歌になりました。

 by「光の世界」についてミヤジ本人の談(をかなり簡潔にまとめたと思われw)



★【「東京協奏曲」宮本浩次 × 櫻井和寿 organized by ap bank

私はこの歌、本当に大好きなんですよ。小林さんらしい、優しくて素敵な歌だと思います。
20年前のテロのあった年に小林さんのニューヨークのスタジオに行った時、「あなたのやさしさをオレは何に例えよう 」という曲の歌詞が書けなくて、煮詰まっていたんですよ。それを見て小林さんが
「宮本、三十何年間生きてきて、いろんな人への感謝の気持ちはないのか?」
っていろいろ言ってくれたことを思い出しました。
<鳴らせ オレの いのちに触れてく 鉄の弦をかき鳴らし 愛の歌で 言葉になれ メロディになれ この場所で>
という櫻井さんとの掛け合いの歌詞は、当時言ってくれたことと同じでエールを贈ってくれている気がして、嬉しくなりました。

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by「東京協奏曲」についてミヤジ本人の談(をかなりry)
…とさりげなく「TOKYO2020(+1)Beautiful mindシリーズ」にも食い込ませる荒技w



20歳過ぎに敵意剥き出しで歌っていたという「ファイティングマン」が、30数年後のこのアルバムの「光の世界」に繋がっている事とか、私が大好きな歌、あの得難い友人のような「あなたのやさしさをオレは何に例えよう」が当時の小林武史氏の人間的に真っ当な視点のアドバイスから完成した詩であったり、20年後の55歳の今のこの「東京協奏曲」にも通じていたり、この3rdアルバム『縦横無尽』にはこの一枚だけではない時間の流れ、時代の移り変わりをも感じます。






「自信がある、聴いてくれ」

「これが俺の仕事であり、喜びである」






この言葉を真っ直ぐに言えるのが、ミヤジの凄みであり核なのだ。
これは…いよいよライブに行かねばなるまいよ!
(でも今年の分はもうチケットが取れませぇん。゚(つД`)ノ<no-!





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