時に、私は宮本浩次の歌声が好きだ。
(でもファンと言うほどでもなく。故に_φ(・_・ …ふと徐に自分用にメモ)

<小さな部屋で聴く音楽と至福の時間>
ある年の冬に泊まったとある宿の小さな音楽コーナー。
このコンパクトな空間がお気に入り♪ 落ち着く。もうすぐ春だけどまた冬に行きたい…
★【今宵の月のように/エレファントカシマシ】
1997年(平成9年)7月30日リリース。
エレファントカシマシ通算15作目のシングル。
フジテレビ系ドラマ『月の輝く夜だから』の主題歌として宮本浩次が作詞作曲。
(放送:1997年(平成9年) 7月1日から9月16日まで)
24年前の宮本浩次君、当たり前だけど若いw
この曲はもともとドラマのプロデューサーが同ドラマをイメージしたものをエレカシに依頼してできた曲だったとか(by wiki)
この頃彼は何歳だっけ?えーと1966年(昭和41年)6月生まれだから、30歳か31歳?当時ドラマは見ていなかったのだけれど、この曲はどこで聞いたのか、でもずっと好きだったなぁ。改めて聴くとやっぱりいい声(*´ω`惚)。
リリース時の1997年(平成9年)からずっと聴いていたわけじゃないのに、ふとした瞬間に聴きたくなったり、久しぶりに聴いて、つい最近まで側にいたかのように耳に馴染む不思議な声。そしてこの頃から変わらない髪グシャグシャw
ちなみに今更名前が「みやもとひろじ」だと知った。四半世紀以上「こうじ」って読んでた…
今年24歳になる君へ
これは、あなたの生まれた年のバースデーソングの一つだよ。
ちょっと羨ましい!(いやかなり!)
<以下個人的独断と妄想による無駄に長い宮本浩次への愛を吐いております>
★【エレファントカシマシ「悲しみの果て」】
※今から12年前。2009年(平成21年)の日本武道館ライブにて。
宮本浩次当時43歳かな?これも上の同ドラマの挿入歌ですね。30代の時よりも、ちょいと渋みも増していて、あの乾いた感じの声音がまた良い。いい歌声よねぇ…(´ω`人)あの声もギターも好きだけど、私は彼の詞も好きでして。
悲しみの果てに何をしようか?と自問して、ふと部屋を飾ろうと考える。そして二人でコーヒーを飲もうと提案する。いつもの部屋に花を飾ってくれよとリクエストしたりする。悲しみの果てに何があるかなんて知らないけど、これから素晴らしい日々を送って行こうぜ、なんてちょっとぶっきらぼうに歌う。
そんなところに彼の育ちの良さや優しさを垣間見てほんわかするのです。
この時の武道館ライブは、上の「今宵の月のように」のMVの時から丁度一回りの12年後ですが、実に男っぷりがいい!男は四十過ぎからが本番ですよw
しかし何回聞いても、いつ聞いても彼の歌声には聴き惚れているな私…
♪ ♫ (´-`) ♬ なんでだかやたら沁みる
実は自分のお葬式の時に流してほしい、なんて思っている一曲でもあります。やかましいな、葬式(しかも火葬場)でエレカシw
でも、この世に多少の未練や心残りがあったとしても、私はこんな曲で見送って貰えたら、なんとなく”からり”とした軽い気分で気持ちよく旅立てる気がするのです。見送ってくれた、残される人達もちょっとだけ泣いて、また笑って過ごして貰えたらいいな、などと思いながら。
さて、アラフォーも過ぎたそんな彼の魅力が更に爆発しているのが↓これだ!
すでに3年前の曲となりますが、今頃知って乱舞する私。
★【椎名林檎と宮本浩次-獣ゆく細道】…もうどっちもカッコイイ(萌´д`)スキ↑
◯作詞作曲:椎名林檎
◯MV監督:児玉裕一(椎名林檎他のミュージックビデオやCMを制作する日本を代表
する映像ディレクター。※2016年(平成28年):リオオリンピック閉会式では、安倍首相
がマリオで登場したあのフラッグ・ハンドオーバー・セレモニーの映像も制作した)
=『獣ゆく細道』=(公開:2018(H30)/10/02)
椎名林檎と宮本浩次(エレファントカシマシ)初共演となる新曲。
リニューアルされた日本テレビ系ニュース報道番組「news zero」の新テーマ曲として椎名林檎が詞曲を書き下ろした。録音にあたっては椎名初共演となる宮本浩次氏が客演として迎えられ、両者を焚き付ける鯔背なビッグバンドは、名手・笹路正徳氏によるもの。
平成から新年号に移り変わる潮目にふさわしく叶えられた味な競演。時空を超え、誰しもに内包する普遍的な野性。椎名林檎と宮本浩次、二人の個性が絡みゆく映像世界をご堪能ください!
by 椎名林檎チャンネル概要欄
2018年(平成30年)10月からニュース番組2代目メインキャスターに有働由美子アナが起用された時のテーマ曲だったのね。上の2009年(平成21年)の日本武道館ライブから9年後、椎名林檎との初共演となる客演MV。
この時ミヤジ(※宮本浩次の愛称)51歳か52歳?10月時は52歳かな。
アラサーもアラフォーもアラフィフも飛び越え、生きて半世紀以上なお荒ぶる色気溢れる男52歳!(相変わらず超挙動不審なのにw!)
女性の場合だと「美魔女」とか言い表しますが、彼の場合「永遠の少年」なんて単純にイノセントな雰囲気ではないし男性の場合なんて表現すればw
いやー、しかしこれがこのお二人の初共演だとは思えないんですけど。

なんか10年以上前からお互いでリスペクトはし合ってた様子ですが、それにしても息合いすぎでしょう。もうめっちゃノリノリ♪で、むしろミヤジは自分のフィールドよりこっち(他所の客演)の方が生き生きしてるんじゃありません?(コラボではエレカシとは違うことをするんだ!という明確な目的を持っていたようです。と言うか、基本的に歌に関してミヤジは常に全力で真面目だよね。そう言うところがry) 彼の歌声と内面と椎名林檎の操る世界観との波長が複雑に絡み合った上に、且つストレートにエネルギーが溢れ出る感じが凄まじく、気持ち良くもあり見ていてゾクゾクする、正に粋で鯔背なMVなのですわ〜♪

<どうせ無けなしの命なら、使い果たしてやろうじゃねぇか!
所詮借り物の命なら、厚かましく使い込んでから返すまでさ>
その心は?…「死ぬまでは、生きて生きて生き倒すぜ!」
それにしても…なんなの!?その意味分からない程の色気はっ(〃ノωノ)!?
その昔ミヤジは(彼女と私の相性はどうなんだろう?良かったらいいな♡気になる…)って林檎さんに血液型や星座聞き出してたりして、結果自分とはあまり相性は良くはない?星座だったらしく凹んでたとかなんとか?もう多分そんな事本人も忘れているだろうけどw
…(°_°)一体どこのポケットにこんな男臭い顔を隠しているのか、ほんと謎の多い男だわね…。でもミヤジのそんな訳の分からないところが魅ry
また、いつもは実写版次元みたいな黒服ミヤジの和服姿が、芥川龍之介とか太宰治ばりな文豪みたいでびっくりするくらいしっくりしてて異様に似合うな〜と思ったら、どうやら昔から結構な読書家なのね。言動が独特なので、何も考えてない野生児に思えて、実は生粋の都会っ子(と言うか江戸っ子?)で意外にインテリ系の根っからの文学少年だったらしいので、なんとなく納得。
(半世紀以上生きているおっさんを文学少年と呼んでいいのかはアレとして…)

幸か不幸かなど、勝ち負けなど、結局は当人にだけ意味があるのだから。
多分椎名林檎との共演だからできるこの和装であり、あの雰囲気なのだろうけれども、何と言っても人間と人間が出会って起きる化学反応ってこんな感じで火花が散るんだ!?みたいなのを独特の映像として見ることができて、私感無量です。五十路過ぎてもあんなとっ散らかっているミヤジの、不思議な魅力を最大限に引き出してくれた映像の名手、児玉監督にありがとう!と言いたいw
サンキュー林檎!(*´∀`人 ♪多謝監督!
ちなみに「鯔背なビッグバンド…」のコレはなんて読むでしょう?正解↓
【鯔背】いな‐せ[名・形動]
1 粋 (いき) で、勇み肌で、さっぱりしているさま。
また、その容姿や、そういう気風の若者。
使用例「鯔背な兄い」…今使うかな。。。
2 「鯔背足駄 (いなせあしだ) 」の略。
※江戸末期、職人や侠客 などが履いた鼻緒の長い足駄。鯔背。
(※一般的に高下駄と呼ばれているものだと思われ)
by goo辞書
歌川広重「魚づくし 鯔」★【和泉市久保惣記念美術館:ツイッター】より

鯔(ぼら)の背中のように真っ直ぐで先端を銀杏のように広げた髪型は、鯔背銀杏(いなせいちょう)と呼ばれました。その髪型の男たちが見せる粋や気前の良さから「鯔背」という言葉が生まれました。鯔の卵を塩漬けして天日干しすると、珍味「からすみ」になります。
へぇ!「いなせ」ってボラの姿から来てたのか。でも「ボラ背」とは言わないのねw(謎) 昔結構食べてた普通に馴染みのあるお魚と関係があったと今頃知る。(刺身が美味いよね(*´~`*)
魚の形がというより、江戸前の粋で気前の良いさっぱりした気風がカッコ良い!という雰囲気を指すのですかね。いいね〜、”鯔背だねぇ!”な気風。
(これからボラの刺身を食べる度に鯔背な林檎さんとミヤジを思い浮かべることでしょうw)
最近無駄に細かい事でイラッとしちゃったりしてたし、こんな時に気持ちの上で”からり”とした風穴を開けておけるよう、この鯔背の言葉を胸に置くとしましょう。

<誰も通れないほど狭き道を、獣の如く独り行くミヤジ>
…のイメージをそのまま具現化したかの様なロケ地にて。
そうか、これはミヤジを野獣の様な主人公に仕立て上げた、4分間の美しい短編小説なのだ。
ちなみに、この『獣ゆく細道』MVに登場する印象的なロケ地は、千葉県君津市の奥地にある三島ダムの素掘りのトンネルでは?と推測されているようです。手彫り跡の岩肌とくねくねと曲がっているのが特徴だとか。
★【奥米トンネル(奥米隧道)【房総素掘り隧道探訪シリーズ】】のら松の旅日記より参照
うーん、やっぱりもう一回w(おかわり!)
★【椎名林檎 - 「獣ゆく細道」 from (生)林檎博’18】
椎名林檎 20周年記念ライブ映像作品 Blu-ray/DVD『(生)林檎博’18 ―不惑の余裕―』
2019年(令和元年)5月27日(月)発売!より
暴れ回るアラフィフミヤジをまるで凄腕猛獣使いの様にさらり遇らう椎名林檎がカッコイイwマイクのコードがしなる白い鞭のようw
嗚呼、このライブを現場で堪能した方が羨ましいがねもうーーっ!
振り返って林檎さんに力一杯の親指グー!!b(≧∀≦)ノしているところで何回でも笑うw
はっちゃけるミヤジを見て何故か幸せな気分になる私。ミヤジの楽しい!は私の楽しいですw
そう言えば、もう20年以上前になりましょうか。
2000年(平成12年)1月26日に発売された椎名林檎6枚目のシングル「罪と罰」を、TVのとある音楽番組で歌っているのをたまたま見たのが、多分発売前の1999年(平成11年)末とかだったんではないかと思う。(うろ覚え…)
当時は別のメンズバンド他を目当てにいそいそと番組を録画しようとしていたのだが、そこで椎名林檎の「罪と罰」を初めて聞いた時の衝撃たるや…。
「この娘一人でバンド3つ分位のガチロックやん…Σ(´Д`*)末恐ろしいコ!」
とビビったのを思い出しました。あの当時の林檎さんはまだ21歳位だったのか。。。あの時から私にとってロックか否かの基準は林檎さんですw
(単位は林檎以上林檎未満で表現)
しかしまた、そんなしなやかな林檎さんの手の内で、自由に己を曝け出し存分に暴れ回れる五十路のミヤジもまたロックだと思うのです。
そして1978年(昭和53年)11月生まれの林檎さんも、いつの間にか結婚して出産して離婚してそれからは?ですが、今年(2021年令和3年)11月にはいつの間にかもう43歳(しかも二児の母!?)。これからも正に「不惑の余裕」の深みと凄みを見せてくれることでしょう。また彼らの次なる化学反応を楽しみに期待している私です。
と、ミヤジに始まり林檎さんで着地するのもあれなので、今年の、このコロナ禍を過ごす五十路も半ばとなる今のミヤジを改めて。
★【宮本浩次-夜明けのうた】2021(R3)/01/01公開のMVより
(※公開時はまだ54歳、今年の6月であのミヤジも55歳に!)
◯作詞作曲:宮本浩次
2020年(令和2年)3月4日発売:1st ソロアルバム『宮本、独歩。』より
※テレビ東京系「ガイアの夜明け」エンディングテーマ
ー<追記>ー
この後、何気なく「ガイアの夜明け」(2月最後の週)を見る機会があってエンディングでこの歌が流れていた。一年後の今になってTVで初めて聞いた(…ああ、なんと勿体無い!)この4月からは放送日が変わるみたいだからこのEDも変わってしまうのかも。改めてTVの向こうから聞こえるミヤジの声に、映像の裏側の声にめっちゃ聴き入ってしまったわw
ー<追記> ー
ああ、やっぱり好きだなぁ。第一声から聴き入る。
「ガイアの夜明け」のエンディングを手掛けるにあたって、普通に夢に向かってコツコツ努力している人たちに注目している視点の番組から、自分も温かい勇気をもらった様な気持ちになったと当時53歳(2019年令和元年11月〜2020年令和2年3月位の間?)のミヤジが何かのインタビューで答えていたの。
「初めてこんな素直な、優しい気持ちで等身大の思いを歌にした」と。
(あなたはいつも素直で優しいじゃないwと私は思ったけど)
30年ずっとバンドでやってきて、53歳にして初めてソロ活動を始めたってことをつい今しがた知ったわけだけど、そんなインタビューに答えていたり、近年のTVのバラエティの様な番組?に登場してたりするのを見ていると、やっぱり言動が落ち着きなくていちいち挙動が不審で笑っちゃうんだけどさ、でも、五十路を超えた今のこの歌の詞からも分かる様に、ミヤジってば芯のところで今もずっと感覚が素直なんだよなぁって思う。(多分TVなどの言動は時々ノリだったり出まかせだったり人見知りで言葉足らずなんだろうなって時もあると思うんだw)
「私は夢見る人、夢追い人」なんて普段そんな言葉思っていてもそうそう使えるものではないんだけれど、番組の中ではみんなが普通にそう本気で思っていてそれぞれが夢に向かって努力していて、それが実は自分のすぐそばにあるものの話だったりして、誰もが知っている様な有名人やヒーローではなくて、隣にいる様な身近にいる人々の話だってことに感動したんだと。
それを素直に歌にしてみたら、自分で「あ、こんな声で歌えるんだ」「私にもこんな歌い方ができたんだ」と新しい発見があった、嬉しかったと語っていたのよ、53歳のミヤジが。なんかね、幾つになっても己の感性に素直なそんなところがカッコイイんだよな…と私も嬉しくもなり羨ましくもなる。
それがミヤジのロックの正体だと思うのです。
五十路を過ぎているんだから当たり前なんだけど、普通に礼儀正しい好青年ならぬ好中年(ん、もう年齢的に”老年”だったりするのか!?)でもあるのです。いつの間にか頭髪に白髪も混じっていて、顔には年相応のしわがあったりで「今宵の月のように」を発売した当初から見れば当たり前に老けましたが、でもさ、今も笑うと反則的に可愛いんだよ(ノ´▽`*)b☆!
なんなんでしょうかね、この愛らしいおっさんはもうw …好きっ(ノ∇≦*)!
「幼年」…0歳から4歳までを指す。(※厚生労働省「健康日本21」資料より)
「少年」…5歳から14歳までを指す。(※厚生労働省の同資料より)『児童福祉法』では「小学校就学時から満18歳までの者」、『少年法』では「20歳に満たない者」とされている。
「青年」…意味は「青春期の人」。一般的には10代後半〜20代頃を指すが、場合によっては30代までを含めることもある。明治時代に作られた言葉で、英語の「Young Men」の訳語として考案された。
「壮年」…心身ともに成熟し、働き盛りとなった年代を意味する。人生のうちで、最も活力がみなぎる年頃を指す。通常は30代~40代の時期。「青年」とは違い、古くから使われている言葉である。
「初老」…老境に入りかけた人を指す。古くから使われてきた言葉で、もともとは「還暦」や「古希」などと同様、長寿を祝うならわしの1つだった。表す時期は時代により変遷があり、最も古い時期である奈良時代には「初老」は40歳を指す言葉であり、この感覚は第二次大戦の終戦ごろまであった。その後、日本人の平均寿命が延びるにつれその感覚もズレていき、現在では大体60歳くらいが「初老」であるという見方が一般的となっている。
「中年」…通常青年と老年の中間くらいの年代を意味する。壮年期を過ぎ、高年の域に差し掛かるころまでを指し、一般的なところでは、大体40歳ごろから50歳中盤までを「中年」と呼ぶことが多い。(※前述の資料「健康日本21」では「中年期」は45歳から64歳までとされている)
「熟年」…人生の中で、最も成熟した年代を意味する。一般的には大体50歳~60歳までを想起する人が多い。「壮年」などと違い歴史の浅い言葉で、はじめて登場したのは1960年代。1970年代に作家の邦光史郎によって再び提唱され、当初は「老年」の意味で用いられていたが、後に中高年の意味合いで使われるようになったという。
「高年」…年齢が高いこと、高齢の人も指す。現代では「高年」は65歳以上の人とされている。(※前述の資料「健康日本21」の区分による)古くから使われている言葉で、奈良時代の文献にも「高年」の文字が登場し、男女の別なく使われる。
「老年」…心身の衰えが目立つようになった人を意味し、一般的には高年の上の年代である65歳以上の人を「老年」と呼ぶことが多い。(※前述資料「健康日本21」には「老年」の区分はない)古くから使われ平安時代の文献にも見られる。「高年」よりも「老年」の方がより高い年齢・年代を指すことが多く、且つ体力や気力の衰えが大きい人を指す。
★【社会人の教科書】より参照
あ、年齢的には「中年」なので”好中年”で良い様ですね。ごめん、全然老年じゃなかったw でも彼の場合あのテンションはある意味まだまだ「壮年」でもあるのかな。老けて見えたり幼く見えたり今も忙しい男だ。そんなところがry
椎名林檎とのあの伝説のライブから2年後、2020年(令和2年)2月5日のラジオ(★【宮本浩次プロデュース SUPER EDITION 第1回】)で本人の言葉によるとこう語っていました。(※椎名林檎と東京スカパラダイスオーケストラとそれぞれコラボした時の事。スカパラとのコラボはフルチンの話が面白いけど割愛するw)
「本当に夢みたいな時間だった」「日本のトップミュージシャンと一緒に歌を歌うって、稽古をつけて貰ってる感じだった」「何から何まで新しくて、キラキラしていた。この瞬間が、彼らのこの素晴らしい曲の中に私がいるってことが夢の様だったし、美しくて、思い出としてもキラキラした最高の、一つの、一歩でした」と。(あのライブの後にソロでこのアルバム『宮本、独歩。』を制作した)
今は当時知らなかったラジオのトーク音源も聴くことができて便利でいいですね〜。色々梯子して聴いてみたら、TVのバラエティ番組みたいなのでは、照れ隠しなのかサービス精神からなのか単に素でもあるのかw言動が時にとっ散らかっていて、それを面白がられているんだけれど、ラジオなどで信頼を置いている音楽関係者と音楽について語る時は、ちゃーんと筋道を立てて真摯に自分の伝えたいことや考えていること、感じていることをスラスラと実に楽しそうにお話ししているのね。(例えば2020年(令和2年)11月20日:岩崎宏美がパーソナリティのラジオ番組★【LEGENDS岩崎宏美〜シアワセノカケラ〜2020.11.20】にゲスト出演した時のミヤジのトークはとっても礼儀正しいw)
なんか余計なお世話だろうけど、そんなことで安心した私がいるw
ミヤジの歌声にカッコイイと惹かれる一方で、もう滅多に連絡もしてこない息子を遠くから心配する母親の心境でもあるのですよ。あの子ちゃんと社会でやっていけてるのかしら、いつもあんな痩せっぽっちでちゃんとゴハン食べてるのかしら、みたいな。(あんな大きな息子を産んだ覚えはないけどw)
そう言えばラジオで「私は愛されるのが好きなんだよ(照)!」って自分で明言してましたね。そんな事を五十路なのにはっきり、でも恥ずかし気に言えるミヤジには、うん、心配ご無用ですかね。十分に愛されキャラだからw
そして昨年3月リリースの歌だけれど、まだこのコロナ禍の只中にある今年の元旦に、この「夜明けのうた」を選んだってところにミヤジの思いやメッセージとか、世の中に対する優しさというか、持ち前の気持ちの明るさを私は感じるのです。
きっとこの世界からは溢れるほどの愛が降り注いでいて、彼はそれをちゃんと感謝して受け止めることができる人なんじゃないかな。そしてそれを、鯔背に出し惜しみすることなく、周囲にまた気前よく差し出すことができる人なんだろうな、なんてね。このMVを見ているとそう思ったりします。

<大好きなこの街よ、夜明けのくる場所よ、私は愛を込めて歌おう。>
どんな時も歩みを止めないよ、私はこの世界が好きだから。
未来の自分に、自分が心から好きだと思う人に会いに行こう。
自分が大好きな街へと歩いて行こうと歌う。
悲しみの向こうにも、優しさの向こうからも夜明けはやってくるから。
心を静かに燃え上がらせて、風に誘われるままの明日へ向かって。
今までの宝物のような美しい時間にさよならを告げてでも、
新しい明日に、新しい自分に会いに行こう。
新しい世界に、さあ、旅に出よう!と、素直な優しい声で歌うのです。
この歌は、自身が語っていたように身近な世界への尊敬と愛の歌なんだろうな。それがすごく伝わってくるのです。今は、多分このコロナ禍が収まって、新しい世界がくることへの祈りをも込めているのじゃないかなと思います。
うん、きっとくる。
明智十兵衛光秀が命を賭して麒麟を呼んだ様にw
ミヤジがこの歌に愛すべき世界への祈りを込めた様に。