航海記 ♪歌いながら行くがいい♪
私の船は、時々歌いながら旅に出る。
末永く魂鎮るところ 5 諫鼓鳥の庭、龍の夢
もっと船を出せーーーっ!
と念を送ったのが早速通じたのか!?>「麒麟がくる:第42回離れゆく心」
めっちゃ適当なCGだったけど和船が出たー!(@∇@)!
★【末永く魂鎮るところ 4 麒麟はきたか】2021(R3)/01/22(金)記事参照〜
★【船の科学館と「宗谷」の思い出 4 和船の趣き(下)】2019(H31→R1)/07/24(水)記事参照〜

船に乗っている体で左馬之助と十兵衛が話しているけど全然揺れてねぇwまあいいか、きっと瀬戸内海は凪だったのだ。しかし村上水軍に捕まらずよく往復できたな。でも船の上から鯛釣りとか、船の匂いがまあまあ増えて嬉しいw(本願寺攻めの九鬼水軍の勝利の件はまた台詞だけだったけど…|ω・`)なぜじゃ)
そして当分出てこんだろうと思っていた岡村菊丸がもう三河から帰ってきたw(嬉)疑問だった家康(竹千代)が十兵衛と初めて会った時の年齢が「7つの時だった」と判明、ということはあの時十兵衛は20歳頃だったということか。そして今のところまだ”籠の鳥”と燻る家康37歳、忠心が揺れる十兵衛50歳頃というところでしょうか。本当に心の声が聞こえたのか!?実に痒いところに手が届く回であったな。家康が十兵衛に会うためにわざわざ船で密談しにやって来るとか(三河の岡崎城から〜紀伊半島周り〜摂津沖まで!?季節や天候にもよるが片道何日ぞ?)いいぞいいぞ、もっと船を出せぃw




さあ、その徳川家康(享年75歳)の魂鎮まるところとして明智光秀こと天海僧正(※個人的妄想ですw)藤堂高虎の屋敷地に建立したという上野の東照宮の黄金扉の内側には、透塀のに負けず劣らず美しい彫刻があります。左右それぞれに素晴らしいデザインでもっと近づいて見たい・:*+.(( °ω° ))/.:!と思うのですが、門の前にはこれ以上は近づけないのです。残念。
★【末永く魂鎮るところ 3 彫刻の楽園より】2020(R1)/07/05(日) 記事参照〜

201505-tousyougu-monnoutigawa.jpg


内側から見て左に「諫鼓鳥(かんこ鳥、閑古鳥とも)」、右には「松竹梅」。柱上部の唐獅子と牡丹もいいですね〜(´∀`*)

=諫鼓鳥(閑古鳥)とは=

中国の故事に由来する。
その昔、尭帝という聖天子が朝廷の門前に諫鼓(かんこ:太鼓)を置いて、自らの政道に誤りがある時は人民にそれを打たせて、その訴えを聞こうとした。しかし尭帝の政治に誤りが無く、人民がこれを打つことが無かった為、諫鼓は鳥の遊び場になってしまったという。
諌鼓に鶏が止まっているのは、善政により世の中がうまく治まっている天下泰平の世である様を表現しており、「諫鼓苔生す」という言葉は、「善政によって諫鼓を鳴らす必要がなく、その鼓に苔が生えているほど長く安泰である」との意です。(大辞林より)



本来、諫鼓鳥は善政による天下泰平のシンボルですが、

 誰も太鼓を叩かない
  ↓
 めっちゃ静か(誰も不満に思う者がいない平和な世)
  ↓
 ああ、商売が暇やわぁ( ノД`)(←!?急にネガティブw)

のイメージになり、今もよく使われる「閑古鳥が鳴く」と言う場合は、店に客が来ない、客がいなくて商売がはやらない様を指します。
諫鼓鳥の姿はカッコウではなく尾長の鶏なのですが(よく神輿の上に乗っている金色の鶏、鳳凰の場合もある)、閑古鳥はカッコウの事でもあり、山間で響くあの長閑な鳴き声が、暇で暇でしょうがないよ…といったイメージをさらに増幅させて今に至るのかも知れませんw



ちなみに神輿に諫鼓鳥を乗せるようになったきっかけは、2代目将軍秀忠の鶴の一声から。
1615年(元和元年)5月、大坂夏の陣で豊臣陣営に勝利し江戸へ凱旋した2代目将軍の徳川秀忠が、日枝神社の大祭である6月の山王祭を前に
「太平の世を祝って諫鼓鶏の山車を末代に至るまで一番で渡せい!」ヾ(・∀・)ノ
と上意を下したのが始まりとか。(そして本当に現代までも続いているw)
★【日枝神社(山王さま)諫鼓鳥とは】東京都神社庁HPより

※「大阪」は明治以前は「大坂」と表記されていた。
 へぇ〜、へぇ〜、へぇ〜ヽ(´∀`)。


とすると、この左側の諫鼓鶏の彫刻は2代目将軍秀忠の功績を、東照宮をキンキラキンにした3代目家光が尊んで刻まれたものなのかも。だとすると、右の松竹梅の彫刻は3代目である自分を象徴していて、初代家康(と、その心の友高虎と明智光秀かも知れない天海僧正w)の築いた功績を2代目と3代目が支え、これからも長きに亘って善政を続けて行きますよ、安心して下さいとの決意や祈りも含まれていたのかも知れません。



さて、その諫鼓鶏と松竹梅の側にはそれぞれ昇り龍の彫刻が施されています。
  <諫鼓鶏(秀忠)側:左龍>    <松竹梅(家光)側:右龍>
201505-ryuu-sayuu.jpg

持っている写真がめっちゃヘボいので拡大して加工しまくって並べてみたら、なんか流行りの『鬼滅の刃』、水の呼吸!拾弐の型「昇り龍(`・ω・´)!!」みたいな感じになったw

★【鬼滅の刃の水の呼吸1〜11の型




201505-sayuunoryu.gif

うまく写真が動いてくれないよう…(泣
とりあえずクリックすると動きます( ゚Д゚)⊃→


2頭の龍が描かれていると、よく「どちらが昇り龍なのか?」という話になります。(龍を数える時の単位って”頭”でok?)
色々なところで解釈を聞いていると、大抵は偉い方が心持ちは謙虚で頭を垂れているものだ…という理由で、
「下を向いている方が昇り龍である」
と言われている様です。

その解釈では、下を向いているのは<松竹梅(家光)側:右龍>なので、右が”昇り龍”ということでしょうか。
まあ、この東照宮をキンキラキンに改築したのは3代目家光なので、「私が昇り龍ね!」とそう言うことにした、…と言えなくもないと思ったりはしますw




ただ、これらの彫刻をぱっと見の印象で私が感じたのは、むしろ<諫鼓鶏(秀忠)側:左龍>が普通に昇っている龍ではないかと言う事です。<松竹梅(家光)側:右龍>も昇ってはいるには違いはないけれど、彫刻の龍の動きを想像するに、こちらはこれから下界へ降っていかんとする様子に見えるのです。

なので、「右が昇り龍」という説明がどうにも腑に落ちないのです。
私の元写真がヘボかったため変に加工してしまったせいもありますが、左右の龍を見ていて、やっぱり<諫鼓鶏(秀忠)側:左龍>の方が上へ上へと昇っていく様に見えるし、単純に彫刻としての出来栄えも実にカッコ良いのですw

それはさておきw
この2頭の龍をよくよく見ていると、頭の向きの他にも違いがあるのが分かります。そう、宝珠です!
 <諫鼓鶏(秀忠)側:左龍>…宝珠を掴んでいない
 <松竹梅(家光)側:右龍>…宝珠を掴んでいる
この宝珠は、摩尼宝珠とも如意宝珠とも呼ばれ、「意のままに様々な願いをかなえる宝」として、如意輪観音様や地蔵菩薩様がその手上に載せておられ、龍もしばしばその珠を持っている場合もあるものだそうで、仏教の教えの中ではそれはそれは大変にありがたい効力のあるアイテムなのです。これぞドラゴンボール!?それこそ、この世で太陽や月の次に明るく清い光を世に放つ、衆生にとって実にありがたいお宝なのでした。
(意のままにといっても、腹黒い俗世の欲望を叶えてくれる類のものではありませんw)

そう、2代目将軍秀忠はまだ戦の火種の残る渦中にいて大坂夏の陣で敵対する豊臣陣営を下し、家光は3代目将軍としてその後の徳川家の、ひいては日本の政情を磐石なものにしていったと言え、確実に掴んだ宝珠を持ってこの世に平和をもたらそうとしている、この2頭の龍はその様を表現している様にも見えまする。
どちらがというか、この場合どっちも宝珠を掴むための”昇り龍”だろうと思います。(あれは宝珠を掴む前、掴んだ後のビフォアーアフター龍図なのであるw)

そして、それはなんのためだったか?
無為な戦に明け暮れぬため、ここを心穏やかなる平らかな世にまとめるためではなかったか。(「麒麟がくる」的解釈を参照)

あの門を飾る2頭の龍は、共に末永く魂静まるところに眠りたいと願った初代将軍家康とその心の友(高虎と、もしかして明智光秀だったかも!?な天海僧正)をお守りするためのものであり、
「とうとう衆生を照らすための宝珠を掴みましたぞ。
 御三方、もうご心配召されるな…」(´ 人 `* )

という、派手好きな家光なりの偉大なるあの3人への供養の表現だったのかも知れません。



さあ、いかがだったでしょうか。>個人的解釈による妄想絵巻w
この上野の東照宮の規模は日光東照宮には及ばないでしょうが、一つ一つの彫刻の佇まいの美しさは素晴らしいものがあります。
個人的にはキンキラキンの装飾にはあまり興味はないのですが、この上野の東照宮の黄金色は平和的な意匠の彫刻群とお互いに引き立てあい、響きあっているようでとても好きです。

そう言えば、ここに”麒麟”がいたかどうか、手元には写真もなく記憶もないのですが、きっとどこかにいそうな気がしますw



また気楽にお出かけできる日を迎えられるよう祈りつつ。
そう、まずはこの手強い感染症の脅威をみんなで克服した後、いつかまたゆるり探しに行って見たいと思うのです。





.......................
FC2ブログランキングへ→

COMMENT

 管理者にだけ表示を許可する

TRACK BACK
TB*URL
Copyright © 航海記 ♪歌いながら行くがいい♪. all rights reserved. ページの先頭へ