月照寺は小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の大好きな寺でもあったようだ。
もっとも、寺だけではなくかのアイルランド人は日本の「お墓」のあの雰囲気が大好きだったとかで、夜でも気味悪がる夫人を連れて「墓場を散歩する」のを好んだという逸話もあるほどだ。
そんな彼だからこそ「怪談」を書くことができたのだろう。
八雲はよくこの静かな境内に佇んでいたと思われ、夫人のセツ氏によれば
「一番好きな場所です。私もここに埋めてほしい」
と語ったという。

茶の湯に使用する名水は、月照寺の入り口案内所のすぐそばに湧いている。
その受付は…

猫である。
嘘ですw
それにしても境内の雰囲気は最高なのに、この受付の雑さときたら…。
ガムテープでベタベタポスターや看板を張るのはやめようよ~(´д⊂)。
まるで、ほんとうに受け付けのようにこのカウンターにちんまりと座っていたこの猫たち、別にお寺で飼っているわけでもなく勝手に番台を買って出ているらしい。(*受け付けの方は「全くもうっ!」とイヤがっていたがw)
でも猫の受け付けなんて、なんとなくお寺の雰囲気にあっていて微笑ましい。

もしかして、君たちは如泥の「鼠」に噛り付いたあの猫の子孫かもしれないね。
過去記事参照:★【松江旅情 27月照寺 ⑦小林如泥】「猫が飛びかかった木彫りの鼠」の話
他にも出雲霊場として不昧公ゆかりの地を訪ねてみたい。
★【しまねバーチャルミュージアム:不昧の訪れた出雲路】参照。