気がついたらもう1ヶ月が経っていた…
そうあれは2009年(平成21年)7月11日(土)のこと。
新幹線で行きましたよ。


YES! REALLY!!


お台場の人気者「ガンダム」スケール1/1を拝めるのも8月まで。
まだ見てないヒトは急げーーーっ!

初日だったからこんなもんだったのか、今どうなのか。
みんなほとんどケータイとかカメラ片手に撮りまくってます。
なんというか平成の大仏参りみたいな感じじゃないでしょうか。
ファミリーも多くてなんだかすっかり行楽気分♪

うん、ガンダムスケール1/1はすごかった~。
実はガンダム1シリーズどころか1話もまともに見たことのない私でも、ものすごーく楽しかった!
あれは見に行って損はしないと思う。(入場料もないけど)
まだのヒトはゼヒ!


そして実はここからが本題。
もし、お台場までガンダムを見に行ったのなら、もう少し足を延ばして(ゆりかもめなら一駅向こうの)「船の科学館」まで行ってほしい。
オトナ入場料700円也。
しかし十分元は取れます!
館内はすごーく広いので全て回って見ようと思うと本当は半日くらい必要かも。
そして、その隣りにはオレンジ色の南極観測船で有名な「宗谷」が船現役を引退して静かに停泊しています。
船の科学館の入場チケットの半券でこの南極観測船「宗谷」の船内を見学することができます。
船内におじいさんがいたら「宗谷」についてとても興味深いお話が聞けるかもしれません。
緑の船がお話を聞かせていただいた方は第5次南極観測隊(夏隊:1960~1961、越冬隊:1960〜1962 )として実際に「宗谷」に乗って南極まで行かれた方でした!
この方のお話を聞いていなかったら、緑の船は「なんか地味な船だなー。南極観測船かー、ふーん」くらいでほとんど興味を持たなかったかもしれません。
いやー、人の話は聞いておくものです。
できれば「船の科学館 資料ガイド3 南極観測船宗谷」を買ってその中をじっくり読んでほしい。
資料ガイドは本当に小さな冊子ですが、「宗谷」の生きてきた時代と船歴がとても簡易に分かりやすく綴られています。
しかし、そこには数奇で壮絶であり「宗谷」に関わった人々の愛情や信頼や熱意や、その大きいとはいえない船に込められた期待の大きさが溢れています。
当時これほど人々の想いを受けて尚且つそれに応えた船はいないのではないか。
その資料を読む前と後では、その船への眼差しがずいぶん変わりました。
正直「宗谷」は地味な船です。
タイタニックのような豪華客船や戦艦大和のような華々しさはありません。
ですが、この船は日本が後世まで大事に保存していくべき船です。
もし、これからガンダムを見に行かれるなら、お台場に行かれるなら、「宗谷」にも足を運んでみてください。
そしてそっと声をかけてあげてほしい。
「宗谷」にはきっとその声が届くと思います。
船の科学館1階ロビーにはその「宗谷」の維持保存のための募金箱がひっそりと置いてあります。
「宗谷」を保存していくために一人でも多くの方に募金をお願いします。
「宗谷」のために、よろしくお願いします。(´人`)
![]() | 特務艦「宗谷」の昭和史 (2009/07) 大野 芳 *詳細を見る |