航海記 ♪歌いながら行くがいい♪
私の船は、時々歌いながら旅に出る。
DATE: 2008/10/21(火)   CATEGORY: 建築物
ナゴヤン建築探訪 22 The Kawabun Nagoya ②古くて新しいは心地いい

この洋風なレンガチックな塔は中で階段になっている部分。
なので、この部分を緑の船は「階段塔」と勝手に呼んでいる。
いいわぁ、階段塔のこの雰囲気。



階段塔











南玄関遠景





階段塔をぐるりと回りこむと南面に正面玄関がある。
南側から眺めると2階までが木造和風、3階が洋館風の和洋折衷様式
この3階部分の窓の雰囲気は洋風というかアジアンチックな雰囲気も入っているよな。




正面玄関





和洋折衷って、今は割りと見慣れているつもりで違和感ないんだけど初めて作ってしまった当時の大工仕事の柔軟さには改めて脱帽する。
今じゃすっかり「様式美」のひとつですよ。

 和洋=和(日本風)と洋(西洋風)の様式。
 折衷=二つ以上の事物や考え方から取捨選択し、それぞれの良いところを調和して一つにまとめること。

建築史においてこの和洋折衷が見られるようになったのは当然ながら長い長い江戸時代が終わって、近代は明治に入ってから。
明治時代というのは1868年(明治元年)から 1911年(明治44年)までなのだけど、外交用に建てた鹿鳴館の完成が1883年(明治16年)なので、一般的に(といえるのかどうかはさておき)日本各地で洋風な建築を見よう見まねで取り入れ始めたのはやはり明治20年代(1890年頃?)辺りかららしい。
この頃の日本は日本人の自分から見てもおもしろそうなんだよなぁ。
ああ、タイムスリップしたい…。


お、こんなサイト↓がありましたよ♪

「銀座と新橋 1890年代の東京」←★【OLD PHOTOS of JAPAN】より





玄関近影





玄関に近寄ってみると提灯盆栽が配されているのだけどとっても「和モダン」。





提灯&盆栽






ああ、ステキ…





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