航海記 ♪歌いながら行くがいい♪
私の船は、時々歌いながら旅に出る。
DATE: 2007/02/16(金)   CATEGORY: 建築物
松江旅情 16 山陰合同銀行

山陰合同銀行…略してごうぎん
うーむ、改めて考えるとなかなか斬新な略語じゃあないの?w


山陰合同銀行1



緑の船は木造建築だけでなくこういうレトロな建物も結構好き♪
これは旧八束銀行本店で現在は山陰合同銀行松江北支店となっている建物。
建築されたのは大正15年(1926年)だ。

ちなみに1926年大正15年(12月25日まで)でもあるが昭和元年(12月26日から)でもある。









*今更だが年号変更にまつわる天皇陛下のマメ知識*

嘉仁親王が、明治天皇崩御後に第123代天皇として践祚されたのは34歳のとき。
この方は幼少から病気がちだったこともあり、ちょっと変わった人物でもあったようだ。
この時年号が「明治」から「大正」に改元される。
1926年12月25日、大正天皇が崩御。
生没年:1879年(明治12年)8月31日~1926年(大正15年)12月25日。(享年48歳)
大葬は翌年の1927年(昭和2年)に行われた。

その後、皇太子であった裕仁親王が天皇となり、閣議で元号が「昭和」に決まる。
昭和天皇はこの時わずか26歳で第124代天皇として践祚される。

生没年:1901年(明治34年)4月29日 ~ 1989年(昭和64年)1月7日。(享年88歳)

で、この方の7人のお子様のうちの第5子(長男子)である継宮明仁親王(つぐのみや あきひと:1933年(昭和8年)12月23日生まれ)が 現在の第125代天皇である今上天皇となられる。



このように一つの皇室が様々な歴史を経て尚、代々125代も続いていることは、実は我々日本人が考えているよりかなーり世界的に見ても特殊で権威のある出来事なのだそうだ。
それは世界の様々な王朝その他が、歴史の節目や戦争において国から追い出されたり暗殺されたり処刑されたりして消えていったことを見れば、ああそう言われればそうかも…と納得。
天皇家が連綿と続いているということは、日本の誇るべき歴史でもあると案外日本人である我々が理解してなかったりする。(というか、あまりにも当たり前なのでそもそも意識してないのかも?)

最近、ヨーロッパの王室と比較して日本の皇室も女性が天皇になってもいいんじゃないかという議論がされるが、これはそんな単純な問題ではないんじゃないか?という気がしている。
昔はその存在意義が理解できず、その歴史もよく知らず、「予算もかかるし、天皇家なんてなくなってもいいんじゃないの?」などと浅はかに考えていた緑の船だが、最近はちょっと違うんだな。
時代と共にその役割も変わっていくとしても、決して他国の批判や甘言に惑わされず日本人がしっかり守っていくべき存在なんじゃないか、そう思うようになった。

今上天皇は今年の12月で74歳になられる。
まだまだ長生きしていただきたい…と本当に本当に願うのだ。


閑話休題。



山陰合同銀行2




ところで、このようにイイ感じな銀行建築群は頑強な造りからか、明治大正時代から昭和初期に建築された建物がそのまま残っているものがかなりあるようだ。

★【現存する全国の主な銀行建築】参照。

す、すばらしいデータベースではないですか♪
緑の船はこーゆーのを眺めているだけで「うふ、うふふふ」とうっとりする。
木造建築だけでなく、この頃の建物ってなんでこうデザインが好きなんだろう?

ちなみに山陰合同銀行本店の方は…1997年(平成9年)8月完成の松江市内でも高層の建物としてその周囲との環境にも配慮された設計になっている…のだが、が、緑の船としてはさっぱり興味が湧かない。(ごめんなさい汗)
事務フロアは、「自然換気口を持つ大型二重ガラスカーテンウォールで美しい眺望と豊かな自然を取り込むとともに、天井、・床併用空調システム、自動調光システムなどを採用し、きめの細かな執務環境作りを目指した」とあるように、きっと中で働く人にとってはこっちの方が快適なのに違いない。

しかも最上階の展望フロアは専用エレベーターで行くことができ広く一般にも開放されており、宍道湖の夕景を眺めるにはよいスポットとなっている。
きっと市民にはこちらの方も利用しやすく空調も完備されていて愛されているだろうと思われる。

だのに、だのに!
とーんと本店のその外観には建築的愛着が湧かないのだ。なんでだろう(?_?)
むーん、むーんと考えてみるが、未だにその明確な理由が自分でもわかっていない。





ブラブラして疲れたら、山陰合同銀行松江北支店近くにあるカラコロ工房の一角に小さなパン屋さんがあるので、軽くお茶してみてはいかがでしょ?


カラコロ広場お茶




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