…神様までのぷち旅行のように参道が長いこと長いこと!
「今日は東大寺の大仏を見るんだ!」といそいそしている乗船Kを振り回して「春日大社へ行きたい!」と予定外の提案をする緑の船。
始めは「時間がないからダメ!」と言っていたくせに春日大社が"神社″だと分かった途端
「うーむ、神社か…神社ならいたしかたあるまい」
と一人で納得して歩き出す乗船員K。
乗船員Kは神社好きなのだ、ふふふ。(でもお寺はキライらしい。東大寺は"寺″なのに別格で好きなんだってヘンなのー)

私の中で春日大社と言えば、『陰陽師』しかも岡野玲子画。
![]() | 陰陽師 (10) (2001/06) 岡野 玲子、夢枕 獏 他 *詳細を見る |
おおおおぉぉぉおおおおぉぉおおおおぉ…
あのマンガを読んでから、祝詞なんかや奏上の声に幅と奥行きと色を感じる(ような気がする)。
やっぱ小遣い稼ぎに週末だけ務めるアルバイト不良神主の声はしょぼかった。
衣装は古びていても神社務めの神主さんの声は凛としてて不思議と清清しく、こちらまで気持ちが浄化されたような気分になったんだよなぁ。(参考:厄払いのお払いをしてもらった地元神社)
ちなみに一の門は改修中だったけど、さすが春日大社、足場がオール木組ですよ。
普通はパイプや金属板だのに。



たとえば京都の清水寺など社寺って木を数百年単位で育ててるんだそうな。
木造建築はどんなに丈夫に作っても改修・建て替えはいづれ必要になってくる。
だから、あれらの大きな柱を数百年後の建替えには使えるように育てていかないといけない。
参道の木々の中に、そんな壮大な意志をひっそりと感じてみる。
ああ、自分の不平不満なんかなんてちっぽけなことか!
ちっちゃいってわかってても落ち込んだり腹立つのだけどね…。
ちっぽけな己に打ちひしがれていると、ずいぶん前に切り取ったであろう木株の朽ちた幹の中から、まっすぐ伸びる若木を発見。

某TVや某新聞のニュースを見てるとネガティブな事件記事とかコメントばっかりで何かと将来が不安になったり現状に不満ばかり言いたくなるけど、「広くすっと目線を引いてみれ、未来はそう悪くない」…と言われたような気がしてはっと(@ @)とする。
そうか、そうだよな、希望や明るさを忘れないでいることは別にインフラ整備やお金がなくても心がけ次第で作れるんだもん。
何かってーと「ダメだ、ダメだ」って言いがちなんだけど気をつけよう。
言霊ってことばもあるしね。
…て思ってたのに言ってしまって凹むことしばし。
_| ̄|○ililil ああ~。