【四季の蔵 右近】のすぐ近くにある、同じく土蔵を改装したこのイイ感じなカフェ。
浅間神社の向かいにあり、こちらは元禄の時代に建てられた120年前の土蔵を改装したダイニングカフェ、というのが売りのその名も【ナゴノサロン】。
*漢字では「那古野茶龍」とよく紹介されているけど正しくは「那古野茶龍印」だったような…。
たしかに「サ=茶、ロン=龍」の方が当て字的には落ち着くんだけど、お店の看板には「那古野茶龍印」とちゃんと書いてあるんだよ~。

ここには何度か入ったことがあるけど、外装を裏切らないステキな内装に、ステキなお茶、ステキなお食事(こちらのメインはイタリアン)が頂けます♪
お茶は「茶龍or茶龍印」と当て字が使われてるように中国茶をイイカンジな中国式急須セットで楽しませてくれます。(ちょとお高いけどお湯はお代わり自由~!)
夜はライトアップされててその外観もまたステキなのだ。
【Nagono Salon(ナゴノサロン)】
住所 : 名古屋市西区那古野1
営業時間 : 11:30~24:00(LO23:00)
今はランチ時に行列もできるというこのステキな土蔵改造のイタリアンレストラン、しかしその前は【摩訶不思議堂】(←しかも鏡文字で^^;)という妖しげな骨董品店兼喫茶店だったことを知る人は少ないのぢゃ…。
営業中は常連さんがモーニングコーヒーを飲みに来ていた、と言ったいたってフツーに喫茶店だったらしい。
知る人は知る骨董品の鑑定もするというおじいさんが店主だったようで、他所から骨董を買いにやってくる人が来たり、鑑定を依頼されたりしていたようだ。
それも今や人気のTV番組『開運!なんでも鑑定団』(*)が放送される以前の話らしいので、10年以上前のことなのかな?
*テレビ東京系のバラエティ番組、放送開始は1994年(平成6年)4月19日。
緑の船がこの蔵(まだ喫茶店【摩訶不思議堂】だった頃)を見つけた時にはもう店は閉まってからずいぶん経った頃のようで人の気はなく建物の周囲も荒れており、神社の近くだというロケーションから妖気でも漂っているようなオドロオドロしい雰囲気だったのを覚えている。(なにしろ看板が鏡文字…)
でも、見たときに「この建物ほしいなぁ~」と思ったんだよ。
改装してああしてこうしてこんな風にしたらイケるんちゃう!?とひとりで想像してニヤニヤしてたものです。
それが、しばらくして気がついたらこんなステキなレストランに改装されててびっくり!!
「やられたっ!」とうれしいような悔しいような(笑)
しかしあの【摩訶不思議堂】をこんな風にステキに変身させちゃうなんてプロの仕事ってスゴイですね。
うーん、久々にお茶しに行きたくなっちゃった。
120年も経っていればこの蔵もいろいろなものを見てきたんだろうけど、これからの120年後もこの建物が残っていて、街の人々に親しまれていればいいなぁと思う緑の船なのであった。
<追記>
元禄…日本の元号の一つ。
貞享→元禄→宝永と続く。
1688年から1704年までの期間を指す。(16年間)
この時代の天皇は東山天皇。江戸幕府将軍は徳川綱吉。
あれ!?元禄の時代からって事はよくよく考えたら軽く300年以上前って事じゃね?