東海地方の某市はちょっと変わった街だ。
新幹線や地下鉄などの総合駅でもあり、地名にもなっている名駅のツインタワーの15階から街を眺めてみると、眼下に果てしなくビル群が連なっているような「大都会」というイメージがするのに、実際にその地表をテクテク歩いていると、さして「都会」というイメージの中にあるギスギス・ぎらぎら・せかせかした感じを受けない。(その代わりぴっかぴかな洗練された雰囲気もない気も…^^;)
歩いている人の歩速度も都会の割りにのんびりしている気もする。
この15、6年の間で不況不況とテレビでニュースをやっていても「ふーん」と他人事のようでそう悲壮感を感じたこともなく、愛知万博の成功や某自動車メーカーの世界的快進撃などがあってもやっぱり「だから何?」と浮かれた気分になることもなく今に至っているような気がする。(個人的な印象で)
悪く言えば反応がドンくさい、良く言えば周囲の環境に振り回されない、安定している、とも言う。
その気質のせいなのか、京都ほどではないかもしれないけどこの都市のビル街にはそういった景気などに振り回されないで普通に残っている「古い住宅」などが結構ある。
緑の船は街中にあるそういった「古い住宅」がこれまた結構スキだったりする。


ここ数年の印象だけど、このような「古い住宅」はむしろ手入れをされ店舗としてそのままに利用されることで街中に増えているような気もする。
個人的にはそういった傾向は大歓迎なのだわ♪
このシリーズではボチボチこんな建築物を紹介していきたいと思います。
