記録を兼ね、
そう、この5年前のGWは車にキャンプ道具を積んで四国をちょろっと巡ってその復路にこの犬島でキャンプとなったのだけど、なぜこの不便な島にしたのか。(確かこの時は、四国側からは渡るには色々めんどくさい状況でわざわざ瀬戸大橋を渡って岡山市側の宝伝港から乗り込んだのだ…)
それは、この島にこんな物が残っていたからです!!

なんだあれはーーー!?(喜)

★犬島精錬所跡
1909年(明治42年)に地元資産によって建設された犬島製錬所は、煙害対策や原料輸送の利便性から、島に建設されたものの、銅価格の大暴落によってわずか10年で操業を終えました。
現在の犬島には銅の製錬過程で発生する鉱滓からなるカラミ煉瓦造りの工場跡や煙突など、かつての大規模な製錬所を彷彿とさせる多くの遺構が良好な形で残されており、日本の産業発展の過程に置いて革新的な役割を果たした遺構として、平成19年度(2007年)経済産業省による「近代化産業遺産群 33」のうちの「story30」に認定されました。

いい!こーゆーの大好きヾ(・∀・)ノ
軍艦島といい、この犬島精錬所跡といい、近代化産業の遺構ってなぜか萌えるわ〜。
大事に(意図してたかどうかはともかくw)残してくれて地元の人、ありがとう!
そして、この遺構はただの廃墟なだけでなく、その歴史を含めて画期的な美術館に生まれ変わっております。
★【犬島精錬所美術館】「ベネッセアートサイト直島」より
犬島精錬所美術館は、犬島に残る銅製錬所の遺構を保存・再生した美術館です。「在るものを活かし、無いものを創る」というコンセプトのもと作られた美術館は既存の煙突やカラミ煉瓦、太陽や地熱などの自然エネルギーを利用した環境に負荷を与えない三分一博志の建築と、日本の近代化に警鐘をならした三島由紀夫をモチーフにした柳幸典の作品、また植物の力を利用した高度な水質浄化システムを導入しています。「遺産、建築、アート、環境」による循環型社会を意識したプロジェクトといえます。
○開館時間: 10:00 〜 16:30(最終入館16:00)
○チケットセンター: 10:00 〜 17:00
○電話番号: 086-947-1112
○鑑賞料金: 2,060円
(知らずに行ったら結構なお値段でびっくりですよ…(^-^;)
※犬島「家プロジェクト」(*これも面白かった!)、犬島くらしの植物園と共通、※15歳以下無料
○休館日: 火曜日(3/1〜11/30)
○火曜日から木曜日(12/1〜2月末日)
※ただし祝日の場合は開館、翌日休館
※ただし月曜日が祝日の場合は、火曜日開館、翌水曜日休館
(ベネッセサイトの開館カレンダーを要参照)
※10名以上(団体)鑑賞の予約はベネッセサイトの団体予約フォームから
実はこの時は、ベネッセの”瀬戸内の島々をアートの島に!”と言うプロジェクトがとっても面白そうで直島や豊島、小豆島辺りでアート巡りをしながら宿泊したかったのだけど、GWで小さな島の宿はどこも撃沈ーno!Σ(´Д`lll)
しかし探しに探して、この犬島のキャンプ場を見つけたのでした。私偉い♪
ちょっとめんどくさいのが幸いしてか予約でき、しかもワクワクするような近代化産業遺構があると言う嬉しいおまけつき。なんでですかね、朽ちた煉瓦作りの建物に萌えるってのはw
近づいてみると遺構なのにいい感じなオシャレスポットになっており、中にはオシャレなカフェスペースもありました。(入場料もメニューも高かったけどw地元へ還元されているのならokと思う!)
この時はお弁当をチョイス。地元のおかん達が作った地域飯の蒸し寿司だったような。
おいしかったです、ごちそうさまでした。

そしてなんとここはトイレもオサレなのですよ!(そしてすごく開放的w落ち着かないw)


外にはもっと大きな今にも壊れそうな煙突があったりしてたけど、次に行った時はもしかして崩れてしまったり倒れたりしてるかもしれないんだなぁ。

カラミ煉瓦の燻んだ赤と瀬戸内の明るい海の色のコントラスト。
天候にも恵まれ、いつまでも眺めていたい、穏やかでとってもとっても美しい風景だったなぁ。
