緑の船にとって「湧き水」のイメージは結構ほっそりと…というかポタリ、ポタリというようなものだったけど、ここ白川水源のそれはとても豊かな水量でびっくり。

次々に水を汲んでいく人々に並んで柄杓で掬った時の感動ったら!
田舎育ちとはいえ、水は水道の蛇口からと育ってきた我々にとって泉からそのまま飲める水が頂けるってのはちょっとした感動だ。

水を入れた途端ペットボトルは汗をかき始め、そのままで冷たいお水の出来上がり。
早速飲んでみると、全く雑味のないさらっとしたお味。
おいしい~♪
ミネラルが含まれるのかどうかまでは分からないけど、こんな飲みやすいお水はないと思う。
一口飲むほどに自分の体の中まで澄んでいくんじゃないかって思うほどだ。


水源というものをまじまじと見るのも初めてかも?
中央の濃い砂地が盛り上がっているところが水源です。
泉そのものは鏡のように静かなのに、この水底からは毎分60㌧もの勢いで水が吹き上げているのだ。
こうして見るとこの場所はそれほど大きくもないし、泉も深くはない。
けれどこの泉の前に立っている時、ものすごーく大きく、広く、深い何かを感じて私は震えた。
怖くて震えたんじゃなくて、嬉しくて震えたね。
もしかして、パワースポットで感じるってこんな感じなのかな?
午前中に高千穂のパワースポットを堪能した我々は、R325を北上し、本日のお宿がある南阿蘇を目指す。
南阿蘇にはあっさり着いたので阿蘇山をぐるっとドライブでもしようかと相談していたら、道の案内板に「→白川水源」というものが目に付いたのでちょっと行ってみたい!…と言い出したのは緑の船。
船は水にまつわるエトセトラも興味あるので。
大きな道からどうにも観光地っぽくない雰囲気の旧道へ入ってしばらくすると観光客用の少し広めな駐車場と土産物屋発見。
水源とあるけどそれぽいものはなく、いたってフツウの神社の鳥居が道沿いに建っていた。
大きさはそれほどでもなく「白川吉見神社」とある。
神社の中にある水源らしい。

やや狭い参道を行くと休日だというのに観光客相手に売る気もなさげなのんびりした土産物屋があり、ここまで「ふーん」という感じの緑の船とスピリチュアルなツレ。
その土産物屋を通り過ぎると、参道脇に流れている川の水に釘付け。

おおー!キレイな水!
ここが白川水源なのかっ!?
一気にテンションがあがる緑の船。


盛り上がった水の側には水源のお水をお持ち帰りできる容器だけが売られている。
しかし、お水は目の前の川からではなく、参拝料というか「白川水源の環境保全のための協力金」(100円)を払って神社のさらに内部へ入っていったところから頂いていくようだ。
小さいペットボトルにするか大きいペットボトルにするかしばし悩み、途中で自分たちで飲む用に1本、お土産用に1本と大きい2リットル用のものを購入。
そして、みんなが柄杓でペットボトルやでっかいポリタンクに入れていたその水は…

今まで見たこともないくらい澄んだ湧き水だった。