夕暮れの通潤橋からなんとか本日のお宿、高千穂のかみの家に到着。
チェックイン後、すぐに夕食をがつがつと食べます。


お料理がたくさんあるしおいしいからゆっくり味わいたかったけど、時間がないので大慌てでかき込むように食べきり。
ごちそうさま!
さて、急いで食べたのは夕食後に出発する夜の高千穂神社「夜神楽ツアー」のバスの時間が迫っていたから。
神社に着くとけっこうなヒトがぞろぞろと集まってきます。
かなり広いと思った神楽殿があっという間に満員御礼状態に。

この夜神楽、なんと観光客がたった1人でも必ず舞うそうな。
それも毎晩行っていると語り部のオジサンがユカイな口調で場を盛り上げます。
普段はそれぞれが仕事を持っていたりするのだけど、ここ高千穂には神楽を舞う舞手が400人以上いて、それぞれの地区が持ち回りで行っているので毎晩演目を舞うことができるのだそうだ。

実は、オトナになってから神楽の舞をじっくり見るのは初めてかもしれない。
観光パンフレットに乗っている写真をみても「ふーん、夜神楽かぁ、あんま興味はないけど高千穂名物ならせっかくココまできたんだし見とこうかな」くらいの気持ちで観たのだけど…

おもしろい!
神楽の舞を見て笑いが起こるとは思わなく、たいして期待してなかった分感動も大きいw
なんとなく神楽の舞って静かなイメージだったけど、この観光客向けの演目が厳選されておもしろいものを繋いだそうだけど、とても「楽しい」「おもしろい!」と躍動的だったのにビックリ。
そして、京都や奈良とはまったく趣の違う「伝統」というものを感じたりして。
多分、高千穂のこの「伝統」は都風とは違いどちらかと言えば田舎風。
原始的で大らかで開けっぴろげで、それでいて神々しい、そんな風に思いました。

演目は高千穂神楽三十三番から以下の4つの舞が毎日舞われています。
せっかく高千穂に来たなら、興味がなくとも是非観て頂きたいです。
「手力雄の舞」
「鈿女の舞」
「戸取の舞」
「御神体の舞」