前に、「熊本県の緑川流域にある石橋を見に行きたーい!」と言っていましたが、っへっへっへ、行ってきましたよ九州!>石橋を見るために。
過去記事参照
★【水の風景 2当たり前の鉄橋に】2008年(平成20年)9月15日(月)記事

いやっほーーーーっ♪ドライブ、ドライブ♪

お昼の1時過ぎに博多からレンタカーで出発。
のんびり走って約2時間後、第1発目の石橋です。

いい!!
いいじゃないの!!
このひっそり加減がたまらん。
=美里町指定文化財=
馬門橋(まかどばし)は文政10年(1827年)に石工茂吉勘五郎により架橋されたもので両脚間は11.9m、橋幅は3.12mである。
この橋は○町でも早い方で、熊本県全体から言っても最も初期に属する。
両岸が相迫って絶壁をなし、周辺には樹木が茂り渓間には清流が流れるなど他の石橋とは違った雰囲気をなし○町石橋の中でも一番絶景である。
また新旧ニ層から成り立っていることも特長のひとつである。
昭和58年(1983年)7月 美里町
いやー、立派な(ちょっと独特なともいう)文章ですが、実際の看板はこんな状態↓。

実は、この熊本県緑川流域をドライブしてると「○○橋→」といった小さい看板が幾つも立っている。
この「馬門橋」は地図に景勝地マークが載っていたので行ってみることにしたのだけど、看板だけで特に専用の駐車場もないし道もないし「これどっから行けるの?」と看板の前を行ったり来たりすること数回。
どう考えても田んぼの中の農道というかあぜ道?を歩いて下るしか川にも橋にも行けるとは思えないような場所に看板だけがある。
しかも獣よけの電線を超えなければ辿り付けなさげな雰囲気。
意を決して超えてもあぜ道は数十メートルで行き止まり。
「どこにあんのっ!?>石橋」と呆然としていると、ころころと川の流れる音が聞こえてくる。
足場の悪い崖をちょっと下るとそこにあの石橋が現れる、というわけ。
道路沿い直近だというのにずいぶんとその橋はひっそりと緑に隠れるように架かっていた。
というか、その橋の真上に現在は道路と橋ががっちりと架かっているため、「橋」としての役割はもうほとんどないような状況だ。
でも、馬門橋は残っている。
新しい頑丈な橋が出来たんだからこんなの壊しちゃえ!とはならず、町指定の文化財として保存されている。
他県ながらこういう計らいはとってもうれしいぞ!

まるで小夏のような日和、田んぼの畦にはもう彼岸花が咲いていたこの頃の航海記がしばらく続きます。
