川のあるところ橋あり。

緑の船は水にまつわるエトセトラ、というわけで「橋」も大好きだ。
例えば静岡県の大井川にかかっている蓬莱橋(ほうらいばし)は川幅1㌔近い全木製の橋でギネスブックにも登録されている。
車やバイクではさすがに渡れないけどフツウに住民も利用していたりして驚愕ものだ。
北海道の森の中にあるジャリコンのほとんどが廃墟となっているタウシュベツ川橋梁は写真で見ただけで「ここにいかなくては!」と思わされる風情があった。
実際、この橋を見るためにだけ上士幌町の糠平湖まで行ったことがあるが間近で見てもやはり魅力的な橋だ。
初心者の自分には少々ドキドキのダート道を迷って(ヒグマに遭遇するかも(泣)というような道で)辿り着いたせいかもしれないw
九州行った時に見た点在する何気ない石橋はそれぞれなんとも言えない風情があっていいなぁと思っていたら、かつて日本の名工と呼ばれる石橋職人の7割以上(9割だったかも?)が熊本出身だったとかでものすごい技術を誇っていたというのを後日知った。
何も知らない素人が見て「すごいなぁ!」「美しいなぁ!」と思わせる仕事っぷりに今度は熊本県の緑川流域へ石橋探訪へ行かねば!と思う。
★【石のアーチが群れている】 by 温泉ぱらだいす 九州






一本の川沿いの道を走っているだけでも、そこに架かる橋にはいろいろな表情がある。
こう川幅が広いとほとんど鉄橋になっちゃうんだけどそれでもこんなに様々なタイプがあっておもしろいなぁと思う。
車に乗って大きな河口を頑強な橋で渡る。
実に当たり前でなんの面白みもない、時間にしたらほんの数分の、日常的な、出来事と呼べるほどのものでもないことなのだけど、木造や石造の橋についてほんの少し知っただけでそれがどれほどすごくて素晴らしいことなのだろうかと感嘆する。
こういうことを書くのは、他のヒトにも今自分が生きている世界で案外身近にすごいこと素晴らしいことがたくさんあるんだと知ってほしいという思いもあるんだけど、それ以前に自分自身で今まで気がつかなかった、見過ごしてきたいろいろなことを再認識したくて、まあ基本的には自分のメモのために書いているんだなぁ…と今思った。