そこには超~~~っ怪しい不審人物がいる。

…って引っ張るほどではなく東京近代美術館へ行ってきたわけですが、あれはビビッたw
だって彼は「全裸」なんだお。
しかも絵画鑑賞して「ほぉぉぉぉ~素晴らしかった…」などと感慨に耽りつつ出口から出た途端に現れるもんだから一瞬本気で引いたんだけど^^;。
とまあ、美術鑑賞すると腹が減るわけで、館内レストランの出店で名物のコロッケカレーとカツサンドを頼んでみたらば…

こんなところで立派にリサイクルされて働いている「愛・地球博」のトレーと3年振りのご対面。
他のコたちも今も日本のどこかでリサイクルされているのだろうか。(感慨)

しかし、コロッケカレーうまかった!
そーいえばココのカレー用の屋台で並んでいるときのこと。(この日とは別の日)
自分の前に並んでいた白人外国人が3人、1人と2人の別グループだったらしい。
屋台では若い女の子が片言英語と英語訛りの日本語wでオーダーをとり、一人でカレー盛ってドリンク用意してお金受け取って…ととても忙しそうに働いている。(テンパってるとも言う)
その間にも並ぶお客はどんどん増えている。
やっと自分の番になってオーダーを頼む緑の船。
ご飯を型に盛りながらやおら語りだす彼女。
「あのー、英語、しゃべれますか?」
「?」((゚д゚≡゚д゚))
「英語です」
彼女が自分に聞いているのだと気がつくのに数秒。(自分、どっからどー見ても純日本人顔)
「海外旅行とか行かれたことあります?」
σ(^_^;)?「ああ、はいはいあります」
「すごいですねー」(´∀`)
「いやいや、中学生英語だったけど、でも案外通じるもんだよ」
「ここって外国の方とか結構いらっしゃるじゃないですか。私も英語勉強しなきゃって思ってるんですけど、どうしたら上手になりますかね?」(´・ω・)
「いやー、基本ウェルカムとサンキューで大丈夫だと思うよ。後は笑顔と会話は気合!だよ~がんばって!」
「はい!がんばります」(´∀`)ニコッ
カレーのトレイを受け取るまでの間、一生懸命に働いている彼女に和んだ。
ぐっすり眠って駅でモーニングをば。
駅のパン屋でクロワッサンとデニッシュ、ホットコーヒーで朝ごはん。
客にフツウに外国人が何組もいるのは二日目にしてすでに見慣れた光景に。

前日夜は乗船員Kの希望通り焼き鳥だったわけだが、その店の店員は台湾人?中国人?韓国人?におそらくベトナムなどの東南アジア系だらけで「ココどこの国」(??)とおもたわ。
夜にコンビニに入ったら同じくアジア系外国人だし、神田の駅界隈で夜ゴハン難民になって入ったカレー屋には中国人の店員しかいないし、その翌日の朝に入ったファーストフードの店にはまだ新人らしい、しかもおそらくインド系というか中央アジア系留学生?がフツウに「いらっしゃいませー」と接客に出てくるし。
東京って…昔からこんな感じだったっけ?
さて、朝食後は上野から電車に乗って神田から歩き始める。

この頃はまだ東京も八重桜なら咲いていた。
皇居の周辺も桜が咲いていて外堀はジョギングする人たちが走り抜けていく。
不思議とみんなお堀を右回りに走っているんだな。
暗黙の了解みたいなのがあるのか?>右回りジョギング

さて、神田駅からテクテク歩いて到着したトコロは…

着いたところは日本一の大都会はど真ん中。
交通機関も行き交う人々も立ち並ぶ建物も、なにもかもがひとつところにぎゅうぎゅうというイメージのココ東京で、緑の船が今回の宿に決めたのは…。

とってもレトロ(古いともボロイともいう?)な「旅館」。
駅から歩いてほんの10分くらいなのに、車の音も聞こえないような静かさは正直意外。
でも、本当に静かなのだ。
多分昼間はもっと騒々しいのかもしれないけど、一晩お泊りするだけなら全く問題ない。
こんな静かな夜を過ごせる宿がこんな大都会の大きな駅からすぐにあるなんて…。

建物そのものもとても古く、トイレは水洗とはいえ超旧式。
トイレのドアの木の閂の鍵なんて古くさいというよりもう「今でもこんなドアが残ってるとは!」、だし、水洗のタンクは頭上に木箱があって細い鎖を引いて落下水圧で流すだし、…てゆーか男子トイレと女子トイレが混在しとるし^^;(あ、ちゃんと掃除はキレイに行き届いておりますよ)
お風呂もいい湯加減でしたし。

個人的には廊下や居室のさりげない照明のデザインや意匠がなかなかスキなのだけど、レトロとボロイのギリギリの線上にある。
お部屋の中にも昔懐かし、しかし今も現役の「衣文掛け」が。
ああ、昔うちの家にもあったあった!(えもんかけって読むんだよ)
けっこう便利なんだよね。
ハンガー掛けにもなるし、ちょっと濡れたタオルとか干せるし。

ただし、やっぱり好き嫌いは分かれるかも。
極めて昭和な雰囲気を味わえるのだけど、ややかび臭いのと床の間に飾ってある日本人形の歴史を感じる古さが微妙ーに怖いよぅってのが難点といえば難点か。
でも夜はぐっすり眠れたけどw
細かいことは気にしなーい!ってヒトにはお勧めです。

また上野に行くときはあそこに泊まろ。
実は4月のとある土曜日の夕方、仕事を済ませてバタバタと新幹線に飛び乗る。
昼飯ろくに食ってないよ、腹減ったよー(;´Д`)ひーん。
駅弁買おうかと思ったけど乗船員Kが「向こうに着いたら焼き鳥食べるの!」(`・ω・´)と強固に主張するので、軽食だけ買う。

もう日は沈んだし曇りで雨模様だったから車窓はすぐに暗くなっていった。

緑の船のデジカメで車窓が撮れるのはこの時間くらいまで。
しばらくするとガラスに車内の景色が写りこんじゃうからなぁ。

さて、緑の船は車内販売のコーヒーを飲むのが新幹線での楽しみ…なのだが、なかなか来ないコーヒーが来ない…(´・_・`)ショボーン。
で、疲れていたのかその後到着までがっつり眠りこけてしまった。
「なんで起こしてくんなかったのよう」(;´Д`)唯一の新幹線のお楽しみがぁ!
「いや、起こしたんだけど全然起きなかったから…」(´・ω・`)
…疲れてんな、自分。_| ̄|○
目的地に着いたのはすでに夜8時過ぎ。
意味はないが駅構内でまだ開いていた花屋を撮ってみた。

別に何が珍しいってわけでもなかったんだけど、なんだかキレイなものが撮りたかった模様。
桜シリーズ20でちょうどいいや…と思ってたら、まだまだあったよ桜写真。


この木は枝振りがとても低めで花が近い。
遠目にも「景色がいいですね~!」と褒めたいほどの立ち姿にうっとり。
桜の木の下でふと気がつくと聞こえてきた…ん?♪〜尺八の音?〜♪
振り返るとそこには…

…こ、虚無僧!?
「明暗」とはこれまた意味深そうで明解な。
しかし、はて?虚無僧って何してるヒトなんだっけ(??)
ああ、こんな感じ?→★【虚無僧・尺八・明暗寺】
「明暗」は明暗寺の明暗だったのね。
あみ笠をかぶり、尺八を吹いて諸国を遊行して歩く尺八禅の一派があり、その人たちによる普化尺八または明暗尺八と云われる虚無僧が興りました。
明暗寺の開祖は虚竹(寄竹)了円禅師で、日本の普化宗の始祖であります。
なんとなく知っているようで知らないもので、ちゃんとした(?)尺八禅の修行僧の方でした。
今度で出会ったら尺八のお礼にお布施しておこうかな。