航海記 ♪歌いながら行くがいい♪
私の船は、時々歌いながら旅に出る。
DATE: 2007/11/25(日)   CATEGORY: 建築物
ならまち日和 3 水に沈む大屋根、東大寺。

南大門をくぐるといよいよ東大寺正面へ。

★【東大寺のあゆみ】も参考に。


が、お話上手なガイド兼バスの運転手のおじさんのお勧めスポットへずずいと移動。
池の脇の小道へみんなして東大寺を見ないように進む。

「さあ、みなさん!ここが一番美しい撮影ポイントですよ!」

そぞろ振り向いてご対面。

「おお~!」



池に映りこむ、ライトアップに浮かび上がった東大寺。



水上の東大寺水中の東大寺




屋根の上にある金色のシャチホコに見えるものは「鴟尾(しび)」と呼ばれる装飾だそうな。


鴟尾(しび)とは、瓦葺屋根の大棟の両端につけられる飾りの一種。
沓(くつ)に似ていることから沓形(くつがた)とも呼ばれる。
寺院・仏殿などによく用いられ後漢以降、中国では大棟の両端を強く反り上げる建築様式が見られ、これが変化して3世紀から5世紀頃に鴟尾(しび)となった。
唐時代末には鴟尾は魚の形、鯱(海に住み、よく雨を降らすインドの空想の魚)の形と変化していき、火除けのまじないにしたといわれている。

by wiki




この東大寺の鴟尾(しび)は魚というよりは沓(くつ)に似ているような気もするけど、ガイドのおじさんの説明によると

「火除けのまじないになぜ魚なのか?
屋根の上になぜ魚の尻尾なのか?

魚は水の生き物です。
その魚を屋根のてっぺんに持ってくることで、その建物を水の中に沈めたんです。
水の中にあれば絶対に燃えませんから。
そうやって昔の人は火事にならないように、という願いをこめたんです」




燃えないようにという意味でなら木造よりも石造りになりそうなものだけれど、何回消失してもやっぱり木で作っちゃうんだなぁ。
でもそういう感覚が私は震えるほどスキなのだったりする(´-`)。





.......................
FC2ブログランキングへ→
Copyright © 航海記 ♪歌いながら行くがいい♪. all rights reserved. ページの先頭へ