
柿 八 年

柿ってなんだか地味ーな果物って印象だったんだけど(一個2万円もする果物に比べるとさ)、8年も歳月が必要とされるほど中々実が生らないけど、でも日本のたいていの庭先で秋になれば1本の木からでもごろごろとおいしい果物が頂けるのだから、ありがたい木だよなぁ。
桃よりも手がかからず、栗よりも収穫が楽だし。(笑)
最近知ったけど、柿って日本原産の果物として外国でも「カキ」って名前で売られているんだって。
その柿は実はなかなかのスゴイ奴だった!
・ビタミンCはレモンやイチゴなみに豊富。
・柿のビタミンCは豊富なタンニン(渋味の原因)と結びついて、血中アルコール分を外に排出してくれる。
・ので、二日酔いに効果があることはよく知られており、お酒を飲む前に柿を食べれば悪酔い防止にもなる。
・利尿作用のあるカリウムが多い。 (ので透析の方は注意!)
・タンニンはポリフェノールの一種で、高血圧や脳卒中後遺症に効果がある。
・ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、カロチン、ミネラルも豊富。
これらは血管を強化する作用や止血作用があるといわれている。
・カロチンは体内でビタミンAに変化し、粘膜を強化し風邪を予防する。
・干し柿にするとカロチンは3倍になる。
・豊富なペクチンは水溶性の食物繊維で、生活習慣病やガンを予防。
・干し柿の白い粉(柿霜)は果糖やブドウ糖などの糖類で、肺を潤し咳を止め、また胃腸を丈夫にし、疲労回復に効果がある。
・ので、お年寄りや小児にも安心!
★【宮城県:大原地方振興事務所:農林技術情報「知ってました?柿の栄養」】より
ほえ~!
干し柿の白い粉は「カビじゃねーの…?」と思ってて苦手だったんだけど(でも食べてたけど)、そのような効果があったのね。
そういや、実家では秋になるとよく干し柿を作って軒下に吊るしてたっけな。
最近は庭にある柿の木は甘柿の方が多いのかなぁ。
若い頃は青くて固くて渋くて食べられたものではない柿の実は、円熟してくると鮮やかな朱赤、いや柿色になって甘ーいまろやかな味になる。
朱色になってもまだ渋い柿は干して加工すれば、やっぱり甘くなって食べられる。
うーむ、人生のようではないかっ。
そういえば、最近「私はカキになりたい」ってドラマがやってたよなぁ。
…それは「カイ」でしょ! (とひっそりひとり突っ込み)
神社の中ってのは特別な空気が漂っているような気がする。

どんな街中にあっても、どんなに殺人的な猛暑にあっても、境内の中は外界よりスッと空気が涼しいような気がする。気のせいかもしれないけどさ。


那古野神社
祭神 中扉 須佐之男命 左扉兵主神
櫛稲田姫命 右扉八王子
例祭 7月16日
由緒
延喜11年、勅により尾張国那古野庄に創○。
天文元年3月、兵火に罹り同8年織田信秀再興す。
文禄4年8月3日、豊臣秀吉朱印社領348石余寄進す。
名古屋城築城に及び郭内三の丸に鎮座、天王社と致す。
元和6年9月朔日、徳川義直改めて高348石寄進、黒印地となし社殿修造直営の例を開き例祭に弊○を献る。
万治2年、徳川光友更に祭車領50石献り、典○を盛にす。
明治維新の際、社領上地し氏子の○営となり須佐之男神社と号す。
明治5年、郷社に例せられ同9年11月7日、県社に昇格す。
名古屋鎮○設置により、現在地に移転鎮座。
明治32年7月8日、那古野神社と改称。
明治40年10月26日神餞○○科供邉神社に指定せらる。
境内にあった『由緒記』から適当に書き写してみた。
本物の看板読んだときより分かりやすいなw(自分が^^;)
どうもカタカナまじりの文章って苦手なんだよ、同じ日本語なのにね。

この立派な公孫樹(イチョウ)にはこんな注釈が付いてある。
厄除の公孫樹
「この公孫樹は昭和20年3月19日、空襲により消失いたしましたが、その後2、3年でまた新しい芽を出し、今日の立派な木に成長いたしました。
延命長寿の縁起のよい公孫樹であります^^」
すごい…。
逞しい生命力だなぁ!
どんなに地表から上の体が焼け落ちても、根っこの部分さえ守っていれば再生できるものなのだなぁ。しみじみ。
思わずスリスリ。
その公孫樹の木のそばには赤い鳥居のお稲荷さんが鎮座しております。

そういえばどうしてお稲荷さんって鳥居が赤いんだろう??
そしてどうしてこんなに鳥居が連なっているのだろう??
誰かおせーて!

しかし、街中よりは涼しいとはいえやっぱり気温40℃は社の神様も想定外じゃろう。ねぇ?
あっちーーーーっ!!!!

わしが雨降らしたる!
松江には雨がよく似合う。
(とはいえ旅行に出かけた時はやはり晴れててほしいけど…^^;)
車窓から雨を眺めるのもきらいじゃない。
ただ、雨の中を走る列車の中にいると、なんとなく色々なことを考えてしまう。

でも、今回も前半はよく晴れてて気持ちよかったな~。
偶然でもめったに訪れることのない土地に行った日が気持ちよく晴れた天気だと、なんだかその土地に歓迎されているような嬉しい気分になる。
まあ、雨が降ったら降ったでそれなりの楽しみ方は出来るものさ。

ガタン、ゴトン、
ガタン、ゴトン、ガタン、ゴトン、ガタン、ゴトン、ガタン、ゴトン

飛ぶように、川の流れのように雨に濡れた緑が車窓を駆け抜けていく。
いつも電車では寝てしまうけど、旅行中はなんでもない風景を飽きることなく眺めている。

ああ、雨ってこういう撮り方もできるんだな。なあんてね。
緑の船はこんな雨の色が大好きだ♪

あ、梅雨が明けたのかな。
もちろんこんな台風一過の晴れた空も大好きさ!
忘れかけてた。
あの街でみかけたココロをくすぐる建物たち。

どってことない普通の民家なんだけど、なぁんかいい表情なのよねぇ。


過去記事参照~★【松江旅情46 門前町と城下町】で登場した【珈琲館 京店店】。
あの頃はまだ赤いレンガに這っている蔦も枯れた色で、天気も陰気だったため「恐怖の館」のような写りだったが、今回はほら!
緑とレンガの赤がイイ感じになってます。
川沿いの柳も芽吹いてて、季節によって建物もぐんと表情が変わるのだ。

日本の四季は、街の表情も飽かずどんどん変化させて私たちを楽しませてくれる。
些細なことだけど、最近はそれはとてもシアワセなことだって思うんだ。