季節はいつの間にやら立夏(2014年は5月5日)ですが、今年のＧＷは若干肌寒い印象。

立夏は24節季の第7番目で丁度春分と夏至の中間に当たる時期。

暦の上ではこの日から文字通り「夏」に突入するので「夏の立つ」なのだそうな。




夏が立ったばかりのこの季節は、山もよし、海もまたよし。

ＧＷと相まってどこかへ出かけたくなるのもまた道理なのですかね。























ステキなカフェを見つけたら、
二人でまったりお茶もよし、ひとりでのんびり考えるもよし。




























連休渋滞もなんのその遠くの山で天体観測もよし、
小島に船で渡って、終日海辺で黄昏るもよし。


















ああ、でも黄昏るのは海に一票ｗ





























ともかくこの季節は山の翠も、海の碧も捨てがたし。

陽も長くなり随分温かくなったけど、まだまだ寒かったり。












まだしばらくはその日の上着に悩む、春も春。



















冬も好きだけどやはりこの時期の春もいい。














眠っても眠ってもまだ眠いので、さてもうひと眠り…zzz

好きなこと。


雪の日に家でぬくぬくしてること。

なんにもない１日。

なんにもしない１日。

麗らかな１日。









…しあわせ(T^T)

さて、草千里を後に西側へ走っていくと、ほどなくして奇妙な丘が見えてきた。


んん？なんですか？














近付くとお椀をコポッと伏せたようなキレイな形の小山が見えます。
周囲はなだらかでそこだけつるんとした形が目を引きます。

なんというか、阿蘇の雄大さと対極な実にコンパクトな印象。









うーん、好きっ♪この小山。
小山に興味なしのツレを車に残して道の向こう側へ渡ったり、もっとよく見えるポイントはないかとガサガサと林の茂みを行ったり来たりする緑の船。

でもしばらく走ったらなんの遮りもないよいポイントがあったｗ

おお、米塚というのか！








なんだか登れそう！と路肩に車を止めてみたものの、看板には環境保護のため現在登山は禁止という悲しいお知らせが（涙）うーん残念。
まあ、これまでにそれだけ多くの人々が登っていったってことで、うっすら付いた筋がその跡なんだとか。（これはかなり修復されたところ）
こんなかわいらしい山だもの、そりゃあ眺めたら登りたくなるのが人情でしょうな。






★米塚
標高約954ｍ。
すそ野から頂上まで約100ｍ。

阿蘇の神様・健磐龍命(たけいわたつのみこと)が収穫した米を積み上げたものが山になったといわれています。
山頂のへこみは火口の名残ですが、貧しい人にお米をすくってあげた跡だそうです。

＝阿蘇阿蘇ドットコム！「米塚と外輪山」より＝

あ、なんか神話の云われもものすごくそれらしくてよいなぁ♪
うん、たしかにお米の山を上から掬ったようなキレイな形。
米塚とはよく名付けたものです！

こんなに愛らしい姿ですが、阿蘇五岳の1つである杵島岳(1321m)の麓に派生した小さいながらもれっきとした火山だそうです。





阿蘇は火の国水の国、豊かな実りの瑞穂の国。
火山活動や地震に悩まされるけれども、その末の形も愛されているように思う緑の船でした。