★【エレカシ・宮本浩次「『あなたは大器晩成型だもの』母の言葉が僕の歌を支えている」 いまも、全力で走り続けて 宮本浩次 】※『婦人公論』webサイト:2020年(令和2年)2月25日記事より
老若男女を問わず、絶大な人気を誇るロックバンド「エレファントカシマシ」のボーカル・宮本浩次さん。令和2年度の芸術選奨 文部科学大臣賞 大衆芸能部門を受賞したことが発表されました。デビュー30周年を終えたばかりの2018年、弊誌でインタビューに応じた際の記事を再掲します。
なんと、5年前(2018年/平成30年)の記事が3年前(2020年/令和2年)に再掲されておりました。
エレカシ30周年の47都道府県ツアーを敢行し、NHKの『みんなのうた』からのオファーを受けて「風と共に」を発表、『FNS27時間テレビ にほんのれきし』のドラマ主題歌「RESTART」、NHK BSドラマ『全力失踪』の主題歌「今を歌え」を書きおろし、大晦日には『NHK紅白歌合戦』にエレカシとして初出場するという「キラキラした出来事」があったと言う2017年(平成29年)を振り返る、2018年(平成30年)のミヤジ(※多分51歳当時)の心境が垣間見えます。それを今読めることに感謝!
(略)先日、母の七回忌法要を終えましたが、74歳で他界する前の年までコンサートに来てくれていたんです。大音量だからって耳栓をして(笑)。生きていたら、「風と共に」を聴いてさぞかし喜んだろうと思います。NHK『みんなのうた』に登場したのは、10歳のときにソロで「はじめての僕デス」を歌って以来、40年ぶりのことだったから。(※公表、発売時は51歳なので正確には41年ぶり?)
結局、小学校5年で合唱団はやめてしまったんですけど。「歌のレッスンは女の子みたいだから恥ずかしい」と訴えたら、母は
「そんなこと言っているけど、いつかプラスになったって私に感謝するときが来るわ」
と、息巻いて言っていました。本当でしたね……。でも当時は素直になれなくて大喧嘩をしたりして。
今にして思えば、お母さんという存在が優しすぎて、「あなたは私のものよ」的な母性が疎ましく感じられる反抗期だったんです。そのときも勢いに任せて「うるせぇ!」って叫んじゃったんですけど、完敗でした。母は「なによ、あんたなんか、私から出てきたくせに」って、いわば伝家の宝刀を抜いたわけですよ。それを言われちゃ、ぐうの音も出ない。(笑)
なんだかんだ言っても、母の言葉は自信を与えてくれました。
レコード会社の契約を切られたとき、「なんで俺たちの歌は売れないんだろう?」とぼやく僕に、
「大丈夫よ。だってあなたは大器晩成型だもの」って。
「母さん、なんで俺、人望がないんだろう?」とこぼしたときも、
「人望なんて、これからよ」って即答してくれて、ありがたかったな。
こんなふうに折に触れて母を思い出す僕は、きっとマザコンなのでしょうね。理想の女性も、母のような無償の愛で包んでくれる優しさと、色気が両立している人です……、って大丈夫ですか? こんなこと公言しちゃって(笑)。でも、広い世界の中には、僕にとっての理想的な女性も存在することでしょう。支え合って、楽しい時間を共有するパートナーって大事だと思います。
とはいえ目下のところ、いい歌を作って、いいライブをして、たくさんの人に喜んでもらうこと以上に嬉しいことがあるとは思えないんです。歌を通じて、もっと気楽に生きていこうよと伝えたい。自分にふさわしい人生を生きて、無理しないでと。
「いつも元気を与えてくれて、ありがとう」って言ってくれる人がたくさんいるんだけど、僕らもみんなに自信をもらって、どんどん元気になるんです。この明るいエネルギーのキャッチボールが成立しているうちは走り続けたいと思っています。
構成: 丸山あかね
撮影: 岡本隆史
出典=『婦人公論』2018年(平成30年)7月10日号より
★【エレファントカシマシ「風と共に」】※発売時ミヤジ51歳
時々入るライブの映像がね、またいい
の。ミヤジは時々若返る、とは本当。
とても不思議な表情をいくつも持ってい
るように見える。丹さんの映像の切り取
り方が好きとも言う。
「風と共に」
○作詞、作曲:宮本浩次
○編曲:宮本浩次、村山☆潤
○MV監督:丹修一
2017年(平成29年)7月26日(水)発売。エレファントカシマシの49枚目シングル。同年6月~7月に、NHKの番組『みんなのうた』で放送された。
(丹さんと言えば私は「コールアンドレスポンス」、「今を歌え」のMVが好き。そしてこのMVも何気にミヤジが船に乗ってて好き。そこかいw)
心よ、自由であれ。風の旅人のように。
あなたは私の小さな祈りを笑うでしょう。
今は曇りでもそのうち晴れるさ。悲しみの向こうに私は今を生きたい。
行き先は自由なのだから。風よ、どうか私に相応しい光へ導いてくれ。
新しい自分に出会う旅に、私の未来に幸多かれ!
きっと曇りのち晴れ。
ひとひらのはなびらを手に、ひとかけらの夢を胸に
そうさ、私は出かけて行く。
「風と共に」は発売の1年前に『みんなのうた』側から「はじめての僕デス」を出してからちょうど40年になるので、また歌ってほしいとオファーを受けたことから製作された楽曲であり、生きているみんなは子どもも大人も基本的にはきっとみんな同じ思いだろうと考えて、自分が感じたこと考えていることをストレートに歌詞と曲にした、とミヤジが本作の経緯について語っている。by wiki(ミヤジは ”ストレート” が本当に好きよね)
あれ!?『みんなのうた』だけど3分55秒でOK!だったのね。いやー「はじめての僕デス」は10歳で声変わりもまだだけど「♪分かってくれたら結構、結構♪」のところなんて、もうすでに” 宮本浩次 ”ですよw
…ああ、そっか。「風と共に」発売の翌年、2018年(平成30年)は歌を、歌のレッスンを薦めてくださったお母様の七回忌だったのね。それは、…それは本当に聴いて欲しかったでしょうね。。。ううん、きっとお母様は聴いてるし知ってると思うわ。「ほらね、私の言ったとおりだったでしょ!(ふふん♪」って、今も得意げに笑ってらっしゃるんじゃないかしらね。
いかん、泣きそう。。。なんかね、大好きな歌謡曲をたっぷりと歌いきった「ロマンスの夜」と言う素晴らしいコンサートを実現して、夢の一つを叶えたであろう今の56歳のミヤジを見ているのにね、もうこの記事も5年前のことで、その中の過去のお母様とのやりとりを読んで、あのレコード会社の契約を打ち切られた20代後半の頃や、アルバム『扉』の制作時にもがいていたであろう30代後半の頃のミヤジの形がすごい手触りで感じられるのよ。お母様が亡くなられたのも今からもう10年前で45歳頃だったんだと思うし、その頃はミヤジのことやエレカシのことも私はほとんど知らないでいたと言うのに。
何故なのか、今更、ものすごく…号 泣…(T_T)。。。
まさか『婦人公論』の記事で泣かされるとは。(え?私がおかしいのか!?
と言うか、私の中で宮本浩次と雑誌『婦人公論』のイメージのギャップがw
インタビューの方、きっとめっちゃ上手にお話してミヤジの言葉をまとめたんでしょうねw 文章では「僕」って一人称になってますけど、ミヤジは「私」(それも江戸っ子らしく”あたし”)って言ってたんじゃないかしらと推理。
そう、これは個人的解釈と無駄に長い愛を綴る「ミヤジの沼渡り、その31」です。
しかし、急性感音難聴になったのを「怪我の功名」と言い、2週間入院している間にそれまで1日に120本くらい吸っていた煙草をやめることができたとか、「奴隷天国」をあれはあれで非常に完成度の高い名曲なんだけれど、と自分で褒めてたり(今更だけど確かに確かに!)、バンド31年目のスタートとなった当時のニューアルバム『Wake Up』を「風と共に」「RESTART」「今を歌え」「夢を追う旅人」「Easy Go」とか、聴いたことがあると言っていただける曲のオンパレードで「すべての歌が自信作です!」と言い切ってたり、なんだか過去の発言なのにいちいち私には微笑ましいのよw

エレカシ23枚目アルバム『Wake Up』発売時、ミヤジ51歳
★【エレファントカシマシ 宮本浩次が語った覚醒とは? 新作アルバム『Wake Up』特大インタビュー】(の予告)rock'n on 2018(H30).5.29、19:00配信記事より参照〜
写真は雑誌『ROCKIN'ON JAPAN』がアルバム『Wake Up』が完成した2日後にインタビューした頃のもので、もう軽く5年前なのです。この頃の自分は…そう言えばなんか色々あったわぁ。この頃はバンド名位は知ってはいたけれどエレカシのエの字もない生活だったのだ。
うんそうね、ちょっと前までは(そんなの自分で言うのってどうなの〜?)(んな大袈裟なw)とかさ、きっと斜めに聞き流していたと思うけど、今は本当に「そうね」とニコニコして聞いちゃう。(アホw?いいえ!それでいいんです!)
だって、きっとそれはミヤジの本気でどこから切り取っても真本心だと思うじゃない?冗談や物の例えなどじゃなく、本当に一生懸命(それとも一所懸命の方がしっくりくる?)なんだろうなって思うのよ。伝わるのよ、私のココ♡に。
捻くれた私には、彼のそんな不器用でありながらも真剣で ”ストレート” な姿が、今は本当に好ましく眩しいのですよ。
なんと、私のところにもwowowからお電話がかかってきてたの(もうだいぶ前だけど)。ミヤジやエレカシの番組がある時だけ加入してはすぐ解約するニッチな利用者なのだけど我が家にもこのタイミングで来たかと思ったわ。
ちなみに「え?wowowって勧誘の電話とかかけてくるんだ?」と乗船員Kが驚いていたけど、私はロマンスな夜のエビバデさん達の最近のそんな噂を小耳に挟んでいたので、すぐに(これ絶対「ロマンスの夜」絡みの営業でしょ!)と分かってたんだけれど、「へー、どうしたんだろうね。今月は加入者増加推進月間とかかしらね?」などとしらばっくれました。そして、後日そっと再加入しましたw 我ながら電話一本でチョロい女なことw(゚⊿゚)ハハハ
令和5年2月26日(日)22時からwowowにて放送!

…てコラー!放送日曜日の夜かい!いやまあ録画するけどw
いつもなら目当ての月だけ(+1ヶ月)加入して即解約するのですが、敵もさるものwowowさん、立て続けに3月末からエレカシ35周年を記念して3ヶ月連続で特集を組むと言うあざとい技を繰り出して来た。くっ…これでは6月まで解約でけんやん。(ノ∇≦*)bなんてね <サンキューwowow!
ええ、まんまと術中にハマっております。神戸のコンサート会場で観て、東京公演を配信で観て、そんでまたそのためだけにwowowに再加入して観るってどんだけ好きなん!?と己にツッコミ。内容分かってるんだけど、でもね、あの「ロマンスの夜」のコンサートは、何度でも観たいと思う不思議な魅力があったのです。放送は東京公演のだけど、またいつか、あのコンサート会場で神戸の時の様なあの音に触れられたらいいなぁと私は思っているのです。
んーでもチケット高いしコンサートに行くほどでもないなぁ、でも気になるなぁと、ちょっとでもご興味ある方はこの機会に是非!ミヤジ(56歳)の不思議な乙女ワールドをお試しあれ。(私はwowowの回し者ではありませぬがw)
と、相も変わらず個人的解釈と無駄に長い愛を綴る「ミヤジの沼渡り、その30」ですのよ。(=∀=)ホホホ あの「最終夜」の再会まで思い出を胸に待ちましょう。
(※以下ネタバレ含む。wowowで新鮮な気持ちで見たい方はお気をつけて!)
★【ふたたびのロマンス 〜最終夜〜第1部】2023(R5)/01/21(土) 記事参照〜
(※13曲目「愛の戯れ」からの続きです。この曲がまた好きでね〜♡)
= 個人的にはここから第3幕に突入 =
(幕間はなかったので多分普通に第2幕の続きなんだけど)
14 異邦人
「異邦人」
○作詞・作曲:久保田早紀
1979年(昭和54年)10月1日発売
久保田早紀デビューシングル
○『ROMANCE』に収録。
<オマケ>
★【宮本浩次-異邦人】※発売時ミヤジ54歳
○歌(カバー):宮本浩次
キーボード:小林武史
ギター:名越由貴夫
ベース:キタダ マキ
ドラム:玉田豊夢
MV監督:児玉裕一
このMVは、今は縦横無尽ツアーの時のイメージな気がしてて、今回の「ロマンスの夜」のステージではまた雰囲気が違った気がしたの。縦横無尽ツアーの時はどことなく破壊的、破滅的なイメージの「異邦人」で、今回私が参加した「ロマンスの夜」の12月の神戸公演の時はこう、もっとしっとり歌ってた気がして、原曲の「異邦人」(※久保田早紀:1980年版)に近かい軽やかさがあったと思う。でも振り替えで行われたこの1月の東京公演の時のは、縦横無尽ツアー時の雰囲気に寄った「異邦人」だった様に感じたのよ。この3月にはエレカシ35周年記念のアリーナツアーが始まる!ので、ミヤジの中にはもう「エレカシのミヤジ」が滲んでいたのかもしれない。(え?あれもう来月!?待って待って、まだそっちの方の心の準備が…アセアセΣ(´Д`lll)と自分で言ってて焦る私…汗)
15 ロマンス
「ロマンス」
○作詞:阿久悠、作曲・編曲:筒美京平
1975年(昭和50年)7月25日発売、岩崎宏美
2枚目のシングル。9月オリコンチャート1位
日本レコード大賞新人賞を獲得。
○『ROMANCE』に収録。
この曲では「あなたお願いよ、席を立たないで〜♪」とミヤジが全力で歌ってるのに、お客さんのエビバデ達はいよいよ我慢できずに席を立って踊っちゃうっていうシュールな現象が発生w 神戸の時もそうだったけど、東京公演ではまるで示し合わせた様にエビバデ達が一斉に立ち上がっててすごかったわw
だってしょうがないのよ、この曲はコンサートで聴くとつい踊りたくなっちゃうんだから!あの「ロマンス」(※岩崎宏美:1975年版)で立ち上がって踊りたくなるなんて不思議でしょ?でも確かに昨年の縦横無尽ツアーと完結編でのファイナルの時も、あの数あるロックな曲の中にあってどの曲にも引けを取らないほどこの曲は疾走感があったし、私も立ってめっちゃ踊りまくってた。最初聞いた時はそれ程引っかかる感じでもなかった曲が、コンサートで演奏する度に変化していくと言うか「成長する」かの様に輝いていくのを感じる時がある。この曲がまさにそう!本家の岩崎宏美さんがラジオ(※〜シアワセノカケラ〜2020(R2).11.2)で「この曲がこんなロックになるなんて!」と驚いていたけど、口付けも知らない小娘の「好き」って感情はピュアだからこその激しさと強さを持っていて、ミヤジが歌うとそれはもうロックそのものになるのよ。★【JAPAN JAM 2021 仮想ライブへダイブ!】2021(R3)/05/22(土) 記事参照〜
もし、コンサートでこの歌が始まったら遠慮せずに立って踊って存分に楽しんでほしい。とは言え私は神戸の時はずっと着席して歌を堪能してたわけだけど(履いてたヒールが高過ぎてw)、でも座ってじっくり聴く、というか浴びる?このロックな「ロマンス」タイムも私は嫌いじゃなかったの。なんて言うの、もう「堪らない!」って感じでしたのよ。
2通目の素敵な招待状が届き、東京での最終夜にそっと参加する事ができました。今年一番の私には最っ高の大人のお年玉でした✨
会場:有明、東京ガーデンシアター
「さあ、一緒に素敵な夜にしましょう!」

ロマンスの夜
=神戸・有明=
(配信してくれてありがとうねー(*´∀`人 ♪!)
本当に、本当に東京での振替公演が開催されて良かった!
そして月曜日の夕方に東京の会場へ行くのは困難…なファンにも朗報の配信有りと言うオマケ付きで開催され、私は1月の半分をずっとウッキウキで過ごせたのですw
★【ロマンスな夜に】2022(R4)/12/10(土) 記事参照〜
しかも東京公演の配信はなぜか当初の予定より1日延長されてて、1月20日(金)の23:59まで(私は土曜日の0:10位まで見れた!)見ることができたので、金曜日の夜はもうギリギリまで堪能しましたよw
(とは言え3時間半位が精一杯。(´∀`σ)σもっと見たかったよ〜)
曲目や構成は基本同じだったけど、東京公演と神戸公演は何となく印象が違う気がしたわね。振替だったからか、ミヤジのあの東京でのコンサートへの意気込みがその印象を変えたのかしら?と思ったり。神戸の方がよりしっとり感があって、「ロマンスの夜」のイメージにピッタリだったと思ったのよ。もしかして病み上がりでちょっと元気がなかっただけだったりして?でも、それが神戸のあの会場では空気感がすごっくしっくりしてて、私は神戸公演の音源もほしいなぁ…なんてw
配信で観た東京での「ロマンスの夜」には、ミヤジにより強めなパッションとサービス精神と言うか、激情も垣間見える公演だった気がしました。
東京公演を見ながら神戸に行った時のおさらいもしておこうと思う♪
そう、これは個人的解釈と無駄に長い愛を綴る「ミヤジの沼渡り、その29」でございます。
…
張り切って文章めっちゃ長くなったのと、油断して途中で更新するの忘れてたらガッツリ消えてしまってしばらく不貞寝した…。ので2部構成で。
神戸と東京を時々比べながらぼちぼちと。
※ちょいちょい思い出しては加筆・修正で追記しとります…(=∀=)

★【#ロマンスの夜】
おお、あの夜を共有してた方がたくさんいらっしゃる。みんな優しいなぁ。
<神戸公演>
○開催日:12月7日(水)、12月8日(木)
○会場:神戸国際会館こくさいホール
そうそう、開演前は静かなピアノの曲が流れていたっけ。
ゆっくり灯りが消えてゆき、暗闇の中、スポットライトに照らされた今バンドのメンバーが一人ずつ下手(左側)から登場。さざなみの様に拍手が沸き起こった。少し間を置いて、最後に細いシルエットが登場すると会場から(待ってました!)とばかりに声にならない歓喜の声が上がり、一際大きな拍手がミヤジを迎える。体調不良で東京公演を延期していた彼を心配し、無事回復した事を安堵してのファンの温かい祝福の拍手だったと思う。
私は天井近くの席だったので、ステージを見下ろす形になるのだが、ドアから挿す光に照らされるように細く長く伸びていたミヤジの影がハッとするほど絵画的だった。その影だけでもう私はワクワクした。これは、今までのステージとはきっと何かが違うものになる!と。(ソロでの縦横無尽のツアーしか知らないのにねw)
<演目>
01
「ジョニー ジョニィへの伝言」
○作詞:阿久悠、作曲:都倉俊一
1973年(昭和48年)3月発売、ペドロ&カ
プリシャスの4枚目シングル
○2020年(令和2年)11月18 日(水)発売、ソロ2枚目のカバーアルバム『ROMANCE』に収録。
<オマケ>
★【宮本浩次-カバーアルバム「ROMANCE」全曲ダイジェスト】
今更ながら、「ジョニーへの伝言」じゃなくて
「ジョニィへの伝言」が正解と気がついた…。
アルバム発売後、3年目にして気が付く私。
ジャケ写にばっかり目が行ってるから。。。
02 春なのに
「春なのに」
○作詞、作曲:中島みゆき
1983年(昭和58年)1月11日発売、柏原芳恵
の12枚目のシングル。
○2021年(令和3年)10月13日(水)発売、ソロ3枚目アルバム『縦横無尽』に収録。
03 まちぶせ
「まちぶせ」
○作詞、作曲:荒井由実
1976年(昭和51年)発売、三木聖子のデビュ
ーシングル。ユーミンが本人をインタビューし
て制作された曲だとか。by wiki
○2022年(令和4年)11月23日(水祝)発売、ソロ4枚目アルバム『秋の日に』に収録。
ソロの縦横無尽ツアーの時も一曲目は静かに始まってて私はゆったり構えていたと思うけど(めっちゃ滂沱してたけどw)、「
ある日、素敵な招待状が届いた☆*:.。. (〃▽〃) .。.:*☆ぎゃーっ!
これは個人的解釈と無駄に長い愛を綴る「ミヤジの沼渡り、その28」です。沼が増えたw

私はミヤジの髪型は『ロマンス』の時の長さが一番好き。『秋の日に』も好き♪
平日だけどやはり行きたくって申し込んだけれど最初はご用意されず撃沈!したコンサート。ミヤジの体調不良で直前のTV出演も急遽中止となり、11月の東京有楽町での公演は3日前に開催延期になってしまった。12月の神戸での「ロマンスの夜」も心配で危ぶまれたけれど、ギリギリまできっと慎重に体調とも相談しながら開催が決定されたであろうコンサート。に、行ってきた!
(仕事と我が家事情で、チケットがあってももしかして行けないかも、行っても当日帰れないと困る…な状況だったけれど、ギリギリ行けた!ありがとう神様ー。゚(つД`)ノ!)
★【秋の日に】2022(R4)/10/30(日) 記事参照〜
「ロマンスの夜」 兵庫公演開催のお知らせ
宮本浩次は、体調不良に伴い療養しておりましたが、発熱も治まり体調も回復しております。
多大なご迷惑とご心配をおかけいたしましたことを改めてお詫び申し上げますと共に、温かいご声援をいただきましたことを感謝申し上げます。
令和4年12月7日(水)、8日(木)の兵庫公演は、予定通り開催することをお知らせいたします。
東京公演の振替公演につきましては、引き続き調整を行っております。振替公演実施の有無およびチケットの払い戻しにつきましては、決定次第改めて、宮本浩次オフィシャルサイト、「ロマンスの夜」特設サイトと、PAO会員限定サイトにてお知らせいたしますので、すでにチケットをお持ちの方は、お手元のチケットを大切に保管していただきますようお願い申し上げます。
みなさまのご理解、ご協力を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。 ※「ロマンスの夜」特設サイトお知らせより参照
なんと言うか、今年の私の運はピンポイントで使い果たした気がするわ。
去年も同じ事言ってた気がするけどw
★【up&down+right&left その6〜愛すべきこの世界へ〜】2021(R3)/12/29(水)記事参照〜
ああそれにしても良かった、本当に良かったミヤジの体調が回復して。
そうは言っても多分無理はしてたかもしれないけれど、無理はしないで…ってハラハラと見守るしかなく、神戸でのコンサートの開催も複雑な気持ちで臨みつつも、この、今のミヤジの「ロマンスの夜」に参加できて本当に良かった。正直に言えば12,000円(諸々手数料入れるとほぼ13,000円!!)のチケット代+遠征旅費その他は決して気楽に行ける金額ではないけれど、やはり行って良かった!と1ミリの後悔もないのです。
あのオシャレな街神戸に行ったのにJR三ノ宮駅からコンサート会場の神戸国際会館の往復しかしていないと言うのにw、終わった後の今も時々牛の様にあの神戸の「ロマンスの夜」の歌声を反芻してはじんわりほんわかして思い出を噛み締め楽しんでおり、もうすっかりクリスマスプレゼントを貰ったような幸せ気分なのです。(我ながらアホw)
★【宮本浩次ー 飾りじゃないのよ 涙は】※ミヤジ56歳
「飾りじゃないのよ 涙は」
中森明菜の10枚目シングル。
1984年(昭和60年)11月14日
にワーナー・パイオニアより発
売。第14回FNS歌謡祭で最優秀
ヒット賞、オリコンで週間1位、
1985年度オリコン年間6位。
○作詞・作曲:井上陽水
○歌(カバー):宮本浩次
小作品『秋の日に』に収録。2022年(令和4)11月23日発売
○プロデューサー:小林武史
○MV監督:ウスイヒロシ(このMVもね、好き!)
※好きなあまり勝手にジャケット作成。

そして、「ロマンスの夜」のミヤジ、なんとも言えない雰囲気でとても素敵だったのよ。歌声もパフォーマンスもそして舞台のようなステージ演出も。
もう、最初の登場の仕方から「あっ、これは今までのステージとはきっと何かが違う」と予感させるようなワクワクする演出だったの。いや、ソロのミヤジのステージしか知らないけども。でも、きっとエレカシではしない演出よね?
特にこの公演では曲毎のライティングの演出がすごく素敵で印象的で絵画的だったのね。私の席が天井の方が近いくらいの位置だったからステージを見下ろす感じだったので、ステージの奥行きを最大限に活かして背景だけじゃなく床にもライティングで光と影を映すような演出してたのも見えたのね。上から見る風景を想定してたと思うの。この「飾りじゃないのよ 涙は」のMVに登場する退廃的な部屋のイメージを再現してたんじゃないかしら。

神戸国際会館のホールの会場がまた舞台を観劇する仕様なバルコニー席もあってちょっとオシャレな雰囲気なの。第2部の幕開けとなった真っ赤な幕の使い方も洒落てて良くてね、開いた幕の真紅のたっぷりしたドレープがまるでモノトーンのミヤジを彩る額縁の様で、ホントにあれは、あの時間はまさに一枚の絵画だった。ちょっと違うけれど有元利夫の絵を思い出しちゃう。
バケモノ地味た圧巻のパフォーマンスだった47都道府県日本全国縦横無尽ツアーの時のミヤジとも、そしてまだ動画でしか知らないエレカシでのヒリヒリした緊張感漂うミヤジとも違うであろうと思われる、そう、あれは「ロマンスなミヤジ」だったんじゃないかしらと思わせる演出だった様に思います。
じっくり歌うミヤジの歌声をじっくり聴く。…いい。すごくいい!!


MV「飾りじゃないのよ 涙は」
<演奏>
○キーボード:小林武史
○ギター:名越由貴夫
○ベース:須藤優(XIIX)
○ドラム:玉田豊夢
<ダンサー>
○SAYA&MAI KUREMOTO
(ELEVENPLAY)
今回の神戸での「ロマンスの夜」公演も
演奏はこのメンバーでした。小林さんがい
るとそれだけで私は安心するw
公演ではダンサーはいなかったけど、いた
らより華やかになってたかもですね。

招待状には「特別な夜です。すこしおしゃれをしてお出かけください」ってドレスコードがあったから、久々に10センチくらいあるヒールを履いて行ったの。(コンサートにドレスコードがあるのって初めてで思わず二度見!?(゚д゚)したわw)
席の足元が狭めで立つと落ちるんじゃないかとヒヤッとする様な場所だったのもあって、私はずっと着席したままだったのだけど、あのコンサートではじっくりミヤジの歌声を堪能する、できる極上の時間だったと思う。うっかりするとうっとり目を閉じて歌の世界に潜航してしまうんだけど、はっとして目を開いて(もったいないからw)見逃さない様にしてたわ。
カバーの選曲がいいとかアレンジがいいってのもあるんだろうけれど、でもそれをミヤジが歌うからいいのか。。。カバーしている原曲のほとんどはもちろん知っているし、でもそれほど入れ込んで聴いてたわけではないんだけれど、ミヤジの歌声を通してコンサートで聴いていると、その曲の中の乙女が憑依してる時がある。気が付いたら手を胸に当てて小首を傾げてキラッキラした潤んだ目で歌の主人公になってる自分が見える時がある。いや、ホント自分の中に10代や20代だった恋愛に右往左往していた頃にだってそんな乙女なんかいないから自分で自分にびっくりするわw ミヤジ、恐ろしいコ!

本当に数回しかミヤジのコンサートに行ったっことはないわけだけど、ミヤジの声は動画よりもCDよりもステージで聴きたい。聴いた方が断然いい!と思う。チケット代の金額に怯んで迷うのも事実なんだけど、あれは、あの時間はある意味至極です。チケットはもちろんお金で買うんだけど、お金で買えない瞬間なのです。
東京公演の方も、なんとか振替開催できるよう心から祈っています。
どうか、あの至極の時間が、チケットを手に入れたファンに届きます様に。
なんでないのかしらねと、ずっと不思議だった曲がいくつかあったのです。
なんと、タイトルがローマ字だからだったよ!(なんでローマ字!?)
そうやって「Rain -愛だけを信じて-」を
※でもこの動画は何故かYouTubeでのミヤジのホーム画面を見ても出てこないのよ。。。
何故なのよ?ユニバーサルの人、何か間違ってるんじゃないか!?
Provided to YouTube by Universal Music Group
rain - Aidakeo Shinjite - · Hiroji Miyamoto
JUUOUMUJIN
℗ A UNIVERSAL SIGMA release; ℗ 2021 UNIVERSAL MUSIC LLC
Released on: 2021-10-13 ※概要欄より
そして今日も今日とて「ミヤジの沼渡り、その27」なのです。
ああ、でもやっぱり「十六夜の月」は「izayoinotuki」でもなかったわ。ん?…っと、あったーーー!何よ発売時からあったんじゃないのよ。
しかし、見つからないわけですよ。「Izayoino Tsuki」だとスペル違いに加え大文字でないと検索しても全っ然ヒットしなかったんですけど。なんすかこれ??ユニバーサルだから?何かの販売戦略的な(゚д゚)?…でも、何か、何かやっぱり色々と間違ってると思うのーーー!スタッフー!
★【Izayoino Tsuki】
「十六夜の月」 ○作詞・作曲:宮本浩次
せめて”宮本浩次”か”Miyamoto Hiroji”をタイトルに入れてくれればいいのに…
どうしてだか、この曲は動画では中々辿り着けないネット秘境にあるみたいなのよね。
イメージでは…
男性目線の歌
美しい過去の思い出を振り返る
黄昏から暮れゆく夜の海
黄金色の月と波のはざま
★【rain - Aidakeo Shinjite -】
「Rain -愛だけを信じて-」 ○作詞・作曲:宮本浩次
しかもAとSだけ大文字…じゃないとローマ字でも検索に引っかからん。日本語にして!
イメージでは…
女性目線の歌
降り続ける銀色の雨
恋に破れても愛を求め彷徨い続ける
そして雨の後にいつか現れる虹
この2曲は日本全国縦横無尽ツアーの時には第2部のラストスパート的な位置で演奏されていて、その曲順がとてもハマっていたのを思い出す。2曲と言うか4曲の流れが素晴らしくて最高に楽しい気分だったのです。
21「この道の先で」→22「十六夜の月」→23「rain -愛だけを信じて- 」→24「P.S. I love you」
★【up&down+right&left その13〜祝!宮本浩次「TOUR 2021〜2022 日本全国縦横無尽」完走、そして完結の宴〜】2022(R3)/06/30(木) 記事参照〜
なんと言うか「十六夜の月」と「rain -愛だけを信じて- 」はこのコンサートで聴いていてなぜか私の中でワンセットなのよ。「十六夜の月」が男性目線の歌で「rain -愛だけを信じて- 」が女性目線みたいな。「冬の花」や『ロマンス』のカバー曲にも通じるんだけれど、ミヤジが歌う女性的な視点の歌はコンサートで聴くとものすごっくストレートにこっちの胸に飛んでくる。歌声が体を満たしていく、そんな感じ。そして聴いていると本当に楽しくて前向きな気分になるあの時間は実に、実に多幸感に包まれる不思議な時間だったのです。と、今も思い出すとほんわかします。
ほんと「奴隷天国」や「珍奇男」や「生命讃歌」と同じ人なのかと今も不思議になりますw
そう言えば、今年のエレカシの「2022秋の野音」(※2022年/R4年9月25日(日)の日比谷野音にて開催)、スケジュール的に絶対に行けなかったんだけど、ななななんとあの「東京の空」を演奏したと言うではありませんか!
いやーーーっ!私も聴きたかった〜・゚・(つД`)・゚・近藤さーん!
★【東京の空 ≡ エレファントカシマシ with 近藤等則】
2004年(平成16年)日比谷野外音楽堂にて(※演奏時、ミヤジ38歳)
○作詞・作曲:宮本浩次(※アルバム発売時、ミヤジ28歳)
○トランペット:近藤等則
★【TOKYO2020(+1)Beautiful mind 1】 2021(R3)/08/19(木) 記事参照〜
その秋の野音では「東京の空」はトランペットはないバージョンだったそうですね。ああ、そうか。この10月が近藤氏の3回忌だったそうですからミヤジなりの追悼だったのかもしれません。きっと、秋の日の野音には近藤氏もステージにいて、ミヤジの隣でトランペットを吹いていたんじゃないでしょうか。必ずや、届いていたに違いない、そんな気がします。私も本当に配信でもいいから、この2022年ver.の「東京の空」聴きたかったなぁ…。
ぬ!?な、なんと「ロマンスの夜」なるスペシャルなコンサートが11月、12月に開催されるとな!?
(※ミヤジ56歳)

「ロマンスの夜」は宮本浩次自身が好きな歌を歌った大ヒットアルバム『ROMANCE』に収録されている名曲たちをはじめ、カバー曲を中心としたスペシャルなコンサートです。
本コンサートでは11月23日に発表されるニューコンセプトアルバム『秋の日に』に収録される全曲などさらに珠玉の名曲カバーの数々が披露される予定です。
宮本がもっとも信頼する最高のミュージシャンたちの演奏共々、宮本の今の歌声を存分にお楽しみください!
※宮本浩次公式のお知らせより
あらやだ…この『秋の日に』のアルバムジャケット、素敵!(〃▽〃)
『ロマンス』と同じ匂いがしますわ。きっと店頭にあったら即ジャケ買いするヤツだわねw またLP盤のレコードサイズでの販売も希望しますw
★【宮本浩次ー 「秋の日に」全曲ダイジェスト】ジャケットが素敵なので大きめ♫
○歌(カバー):宮本浩次(※発売時ミヤジ56歳)
○プロデューサー:小林武史
○2022年(令和4年)11月23日(水祝)発売
『秋の日に』【収録曲】
1. あばよ
(作詞:中島 みゆき 作曲:中島 みゆき)
2. 飾りじゃないのよ 涙は
(作詞:井上陽水 作曲:井上陽水)
※動画では「kazarijanainoyo namidawa」
いや、だからこれじゃネットで辿り着けないから…日本の歌なの
だから日本語でいいから…(つД`)ノ頼むよスタッフー!
3. まちぶせ
(作詞:荒井由実 作曲:荒井由実)
4. DESIRE -情熱-
(作詞:阿木燿子 作曲:鈴木キサブロー)
5. 愛の戯れ
(作詞:橋本淳 作曲:筒美京平)
6. 恋におちて -Fall in love-
(作詞:湯川れい子 作曲:小林明子)
◇初回限定盤(CD+2CD)
UMCK-7183/5 ¥4,180(税込価格)/¥3,800(税抜価格)
●「TOUR 2021-2022 日本全国縦横無尽」at 川口総合文化センター リリア メインホール(2021.10.20)をフル音源収録
◇通常盤(CD)
UMCK-1727 ¥1,980(税込価格)/¥1,800(税抜価格)
※ミヤジのオフィシャルサイトから収録曲を参考にしたんだけど、動画の曲順と一部違うの。動画では上の通りなのだけど、サイトでは「まちぶせ」の後の4曲目に「愛の戯れ」、5曲目に「 DESIRE -情熱-」最後「恋におちて -Fall in love-」になっていて。途中で曲順を変えたのかもしれませんね。
<勝手にオマケ>
★【SEPTEMBER】○歌:宮本浩次(竹内まりやのカバー)○1979年(昭和54
年)発売で43年前の歌
と言う衝撃…!
○作詞:松本隆
○作曲:林哲司
個人的には今回のミニアルバムの中にこの「SEPTEMBER」が入っていても良かったんじゃないかと思ったんだけど。『秋の日に』の1曲目でどう?ブラスの音がちょっと軽快で明るすぎて外してしまったのかしら。…と思ったら、別アルバムにもう収録済みだったわ、あら残念。でもこっちのにも収録してええんやで?ファンは困らんで?
★【松本隆トリビュート収録曲決定、宮本浩次「SEPTEMBER」や三浦大知「キャンディ」など10曲】2021年(R3)6月1日 19:00配信(音楽ナタリー記事より)
同年7月14日に発売された松本隆トリビュートアルバム『風街に連れてって!』に収録されてて、日本コロムビア内に新設されたレーベル「びいだまレコード」の第1弾作品として発売されておりました。
そう言えば発売日は祝日の勤労感謝の日です。ん?え!?あの飛んでチケットがご用意されず空振りしたあのコンサートの日からもう1年経つってこと!?
★【up&down+right&left その3〜どの道 この道 俺の道〜】2021(R3)/11/26(金) 記事参照〜。いやはや1年前の己の形振り構わないはしゃぎっぷりに自分でも笑うw
うう、あああ行きたい。行きたいのに何故に平日なのか…
秋の日に、また渡るべき沼が増えそうです。(嬉)